手をあげると呼吸が苦しい

2012年2月29日

「仕事の終わりには背中全体が痛くなります。」

「姿勢を正したら、右の鎖骨と骨盤が痛い。」

「手を上げたら呼吸が苦しいんです。」

紹介でご来院。６０代女性。

歪み感が強く、背中は側弯気味。

お仕事で２０年間同じ作業を繰り返されてこられて、お体がその姿勢に順応してしまった感じです。

チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

背骨のズレが、首３ケ所、胸２ヶ所、腰２ヶ所反応。

腰仙関節、恥骨、右肩関節のズレ。

下腹部内部との緊張連動の解放と全身の緊張バランスを調和させて確認。

「さっきよりいいです。」

確認と調整を繰り返し、呼吸や痛みも楽になり終了。

（２回目　１週間後）

「肩が和らいできた。手を挙げた時の呼吸は前よりましです。」

「右の鎖骨も少し痛いけど楽です。」

「こむら返りが毎日でてたんですけど、この一週間はなかったです。びっくり。」

呼吸や鎖骨はマシな状態か、．．．お仕事しながらなので、少し戻りましたね。

いつもの施術で、骨のズレなどは反応せず、カラダ内部との連動やカラダ全体の緊張層を解除して痛みなく終了。

（３回目　１週間後）

「肩が大分楽です。息苦しさも出ません。」

「鎖骨も背中も楽です。」

「仕事中も前より大分楽です。」

治癒力が活性化してきましたね。よかった。

背中の側弯傾向は変わっていませんが、歪み感は無くなり、動きの確認で動きがスムーズです。

いつもの施術で、違和感なくなり終了。

もう、これで間隔をあけた施術に入っていけます。

長年のきつい作業に順応して、おカラダが歪んでくることはよくあります。

今回は、側弯気味に背骨が歪んで右側にコブ様に飛び出していました。

この方の背骨の歪みは簡単には戻らないケースです。

しかし、この歪みが完全に戻らないとお辛さから解放されないということはありません。

各部位やパーツのアライメント（整列具合）が整えば、カラダが本来持っている”元に戻ろうとする力”が発揮されやすくなり、痛みを感じない範囲で家事や仕事がこなせるようになったりします。