籠作り教室で親指の痛み。親指が伸びない

「左の親指が固まって動かなくなりました。」

「籠の作り方を教えに行っているんですけど、親指に力を入れてグーッと締めることが多いんです。」

「3ヶ月前に、教えている最中に痛くなって。」

「でも、今までやってきたことだから、これが原因だとは自分では思っていないんです。」

 

50代女性。

「一度チェックしてもらったら」と、ご紹介でご来院。

 

(左親指)

動かしていただくと、動かしにくく、真っ直ぐにならない。

親指の第一関節の痛みと、第二関節には痛みとコブができている。

(挙上)

左腕が水平くらいまでしか上がらなく、鎖骨に痛み。

 

整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

整体要因リレーション:

(左親指伸びない)

  • ストレス系緊張の影響 20%
  • 頭の緊張からの影響 20%
  • 股関節の緊張からの影響 20%
  • 足の緊張からの影響 40%

(左腕が上がらない)

  • 冷えによる内部の緊張との連動 30%
  • ストレス系緊張の影響 30%
  • 肩の緊張からの影響 20%
  • 頭の緊張からの影響 20%

マスキングに合わせて、相対解除の間接手法を使い内部の緊張や部位間の緊張連動を解放していきます。

十数年前の事故に絡んだ残緊張もチェック法に反応してきました。

 

ストレス系緊張で解放しにくいものが出てきました。

ストレスポイントの特定と関連解除の手法を行い確認。

 

「腕があげやすくなっています。鎖骨の痛みはこの角度で少しあります。」

「親指は痛みが減ってきました。」

 

最終、親指の可動域の明確な変化はその場で起きませんでしたが、痛みはだいぶ減りました。

腕を上げる時の可動域はOK。痛みは少し移動して鎖骨の上に残った状態で終了。

 

内部の緊張は冷えなので、

冷え取りの最適値をお伝えしました。

 

(2回目 5日後)

「親指の痛みがだいぶ減りました。」

「それと、これくらいまで伸びるようになりました。」

「ズボン履くとき指に力入ります。」

 

まだ、伸びきってはいないですが、初期からは明らかな違いがでてきました。

カラダが動き始めました。

 

「鎖骨の上はまだ痛いですけど、腕は上げやすいです。」

「あと、前回言ってなかったのですけど、...。」

 

施術と経過から、過去の出来事などストレスとカラダの関係・残緊張と痛みとの関係をご理解いただけたみたいで、過去の影響しているかもしれない事象を自発的にお話いただけました。

(チェック法でサーチしていきますので、事象があったことの情報で十分です。事象の内容は施術には必要ありません。こちらから内容を詮索することは一切ありません。)

 

今回の施術では、親指の第二関節のコブがその場で小さくなっていきました。

 

(3回目 2週間後)

「親指伸びました!痛みも無いです。」

「指の付け根のコブもほぼ無いです。」

「腕は上がるし、鎖骨上部の痛みは、つる様な感じが残っているだけです。」

 

ご紹介者様の所にも改善のご報告に行かれたらしく、喜んでいただけてよかったです。

 

この後は、3週間後と2ヶ月半後にメンテナンスでご来院。

指も腕も良い状態を維持していました。

ご紹介もいただきました。

 

 

【いつもの作業で親指が動かなくなったのはなぜ?】

親指にかかった負荷はいつも通り。

しかし、3ヶ月経っても治らない、可動制限と痛みとコブ。

 

「これが原因だとは自分では思っていないんです。」

とお客様。

 

施術の経緯から、負荷により傷めたものでなく、ストレスや冷えによる緊張層の蓄積がカラダの許容範囲を超えて起きていた現象でした。

 

たとえば、

  • イライラしたら、下痢をしたり、胃が痛くなったり
  • 発表会などで、無意識にカラダが固くなっていつもの実力が発揮できない

これは、ストレスやプレッシャーなどで自律神経が乱れて、胃や腸や全身に緊張をかけている状態なわけです。

 

一過性のストレスであれば、事が済めば解放されますが、

  • 継続的なストレス要因
  • 一度に複数のストレスがかかる

などにより、カラダに残りやすい緊張が溜まってくる。つまり、緊張層の蓄積現象が起きることがわかっております。

 

蓄積がカラダの許容範囲を超えた箇所に痛みや可動制限が起きる。

この原理が親指にかかる場合もある訳です。

 

【なぜ指だったのか?】

緊張(緊張層)は、特定の狭い範囲にかかっている場合もありますが、広い範囲でかかっていることが多いです。

そして、緊張の蓄積バランスは全身で均一化しようとする働きがあります。

 

それにより、

  • 部位間の連動現象

が起きます。

 

一つには、部位間の連動現象から、親指へ緊張の影響が向かいやすくなった。

 

もう一つは、『きっかけ』があってルートができてしまう現象。

 

過去の怪我や手術の痕が、ある条件が揃った時に痛みだす現象。

医学的にはとうに完治しているのに何故痛むか?

 

自律神経からの緊張がそこにかかりやすくなっている。

この場合、怪我や手術が『きっかけ』となって、そこに緊張がかかりやすくルートができてしまっていると考えています。

 

今回のお客様の事例では、籠つくりの作業がきっかけになり、親指にルートができてしまった。

他の部位にかかっていた緊張の一部が親指側に流れてきたり、作業に対する防御反応の影響もかかわっていると施術経緯から感じています。

 

 

【痛い箇所に原因が無い】

上記、整体的不調は主に自律神経の乱れによる、

  • 緊張層の蓄積現象
  • 部位間の連動現象

により起きていることが多いことが実績からわかっています。

 

つまり、辛い箇所がどうにかなっているわけではないので、辛い箇所に操法をおこなっても意味が無いことが多いわけです。

全身にかかっている緊張層を順序良く解放することが、不調改善の早道になります。

- About Us -

岡山市 自律神経に着目した整体院 ほぐし庵

完全無痛の技術

技術的特徴
●不調の原因(緊張)を捉える技術(整体チェック法)
●緊張の開放を促す技術
この2つが一体化していることが特徴。
緊張の解放に比例した、不調やバランスの改善をその場で確認できます。
  病院の検査で異常無い全身のお辛さが対象範囲です。
お辛さには必ず原因が存在しています。
医療機関で手だて無く悩んでおられる方へ、意外と整体的要因が原因である場合があります。ご相談ください。