自律神経失調症・不定愁訴系, ストレスからくる痛み

心の状態と自律神経は密接な関係がありますが、自律神経が起こす緊張の蓄積との比例関係を施術を通じて感じるところです。

今回は情緒不安定で感情の抑えが利かなくなった方の施術です。

情緒不安定な状態と自律神経の関係 50代女性の施術

「情緒不安定で、自分で感情を抑えられなくなったので紹介されて来ました。」

「情緒不安定自体は何年も続いていたのですが、4日前からどうにも感情を抑えきれない状態になったんです。」

  • 全てのものと関係を断ちたい
  • 全てを投げ出したい
  • そこにいるだけで涙がこぼれる

会社でつらいことがあり、その確定された状況をもう変えることができない。

他に強く出ているつらさは、左手中指の痛み。不快感としては、肩、背中まわりの張りです。

施術経過

初回施術

整体チェック法でみた不調とかかわっている緊張部位。

情緒不安定な状態:

  • 太ももの緊張の影響 40%
  • 背中の緊張の影響 25%
  • 内部緊張の影響 20%
  • ストレスがダイレクトに影響 15%

左中指の痛み:

  • ストレスがダイレクトに影響 100%

整体チェック法でみながら、順序よく古い残緊張の解放を促して、チェック法の反応がある程度減ったところで確認。

中指は?

「指の痛み弱まりました。」

動きの確認で、

「突っ張ったり不快感は消えました。」

「頭がボーッとしてるかな。」

再調整後、再度、動きの確認をしていると、

「なんか?ねえ先生!なによりも心が軽い!心がすっきりした。」

よかったです。

緊張が減ることで、心の状態までその場で変化するとは意外でした。

指の痛みや肩や背中の張りもなくなり終了。

2回目(次の日)

「なんか、心がだいぶ軽くなりました。」

気持ちの持ち方が変わってきた感じがあります。」

中指は、きょう痛みが出てきました。」

3回目(前回から6日後)

「良い感じです。」

「時々、感情的になることはありましたけど、前のように抑えのきかない感じにはならない。」

「比較的、冷静な感じです。」

指は、時々、すっごく痛くなることがあります。」

4回目(前回から20日後)

「調子はいたって良いです。」

「ストレスはありますけど、前のような悲壮感や泣けてくることがないです。」

「心のコップに余裕ができてきたのかな?」

指の痛みは意識しなくなりました。良くなりました。」

整体所感

この方をご紹介してくださったご紹介者様は、ふらつきや頭痛など不定愁訴と顎関節痛や首痛が症状としてあるだけでなく、かなり無気力で落ち込んだ状態でのご来院でした。

自律神経による緊張の蓄積は心にも影響している

ご紹介者様は、4回目のヒアリングで、

「今まで無気力だったのが、あれもしようこれもしようと気力がでてきました。」

「気持ちが明るくなった気がします。」

と、辛さだけでなく心の状態の改善を体感されて、このたびのご紹介につなげていただけました。

このような心の変化は、けっこう多くヒアリングで伺うことがあるのです。

今回ご来院のお客様は、意外と初回の施術で「心が軽くなった」とおっしゃられたので、びっくりでした。

ストレスの元である会社の環境に戻った後の3回目のヒアリングでも、

「時々、感情的になることはありましたけど、前のように抑えのきかない感じにはならない。」

と、同じ環境下での明確な変化をご報告いただけたので、

施術で減らした『緊張の蓄積』と『心の状態』との明確な比例関係を確信する一つの事例になりました。

自律神経の仕組み(脳)が機能に制限をかけてくる

梶本修身 医学博士の著書で、疲労と自律神経の関係を解かれた著書があります。

疲れとは、疲れを感じている部位のエネルギーが枯渇していたり乳酸の問題ではなくて、脳に疲労が発生することで起こしている現象。

乳酸は疲労の原因ではない

運動疲労の正体は脳だった

運動を続けていると生体機能を調整している自律神経に疲労が蓄積するためホメオタシスが働き、あたかも筋肉疲労を起こしたかのようなシグナルを出して運動をやめさせようとします。

『すべての疲労は脳が原因』梶本修身 医学博士 著

つまり、自律神経の仕組みが動きに制限をかけている(緊張をかけている)わけです。

さらに疲労が蓄積することで、

もっとも疲れているのは自律神経

頭痛がする、めまいがする、音や声が遠くに感じる、耳鳴りがする、体温調節がうまくいかなくなって火照る、バランス感覚を失ってふらつきやすくなる、血圧が変動するなど、さまざまな症状を経験したことがあるはずです。このような疲労が蓄積した際に出現する症状こそ、まさに自律神経失調症の症状なのです。

『すべての疲労は脳が原因』梶本修身 医学博士 著

整体でよく対処している不調が現れてくるわけです。

つまり、不調を考えるとき、このメカニズムが根幹にあることを理解しないと結果につながりません。

当院では緊張の蓄積という概念で自律神経が起こしている現象を捉え、緊張の開放を促すアプローチをしていきます。

指の痛みはストレスに連動してでていた痛み

脳疲労がからだに現す現象として、ストレス痛があります。

悩みやくやしさなど考えすぎで脳疲労が進むと、循環器系とか大事な箇所の管理ができなくなるので、脳がからだのどこかに痛みを出して意識をそちらに向けさせる場合があると考えています。

今回、指の痛みはそれにあたると考えていて、感情を抑えられない状態が改善し、心に余裕ができてきたので痛みを発しなくなったと考えています。

疲労感が抜けない

寝れば取れるはずの疲労ですが、時々、疲労感がずっと抜けないとおっしゃられるお客様がおられます。

これは、乳酸ではなく、自律神経による緊張が抜けない状態で起きています。

小学生から疲労感が抜けない状態が続いている40代男性の施術

からだの状態

小学生から疲れが取れない状態が続いていて、無気力感、やる気が出ない、スタミナがきかない状態。「今まで我慢して生きてきました。」とおっしゃられています。

  • 疲労感
  • 息苦しさ
  • からだの硬さ
初回施術前の体の硬さ図
からだの硬さに緊張の蓄積の影響が現れている

施術経過:疲労感・やる気の変化

整体チェック法でチェックしながら、自律神経がかけている緊張の解放を促し、緊張の蓄積を減らしていきます。マッサージやストレッチなど、不要な刺激は入れません。

ヒアリングタイミング 疲労感 やる気の変化・その他
2回目ヒアリング
(前回から6日後)
全体のだるさ疲労感出てきました。3日間は良かったです。  
3回目ヒアリング
(前回から7日後)
疲労感は全体です。特に足にあります。3日はよかったです。  
4回目ヒアリング
(前回から10日後)
楽です。3日前から緊張が出てきたのですけど、前より楽です 歩いたりとかの運動に対してやる気が出てきました
5回目ヒアリング
(前回から14日後)
3日前から疲労感が出てきました。  
6回目ヒアリング
(前回から20日後)
3日前から疲労感が出てきました。今回、かなりもったと感じています  
7回目ヒアリング
(前回から21日後)
仕事のストレスが2週間続いた。その時、疲労感が出てきたのですけど、復活してきたんです。 施術の間隔を開けていけそう。
8回目ヒアリング
(前回から4週間後)
2週間経って疲労感が出たけど、次の日には軽くなりました
ストレスに併せ、1週間前から徐々に疲労感が出てきました。

胸周りから首にかけて緩んだ感じで、横隔膜が下った感覚です。

自発的に運動や勉強に行動をおこせるようになっている
疲労感出てきても余力がある

9回目ヒアリング
(前回から4週間後)
強い仕事のストレスがあったからか、5日前から疲労感がでてきました。
10回目ヒアリング
(前回から4週間後)
残業が増えたせいか、1週間前から疲労感が出てきました。

成果:

  • 疲労感が出てもストレスが去れば引いていくようになった
  • 自発的な行動ができるようになった・やる気アップ
  • からだの硬さが減った

7回目を超えるころから、疲労感が出ても引く現象が現れ、元々備わっている治癒力がうまく働くようになってきたことがわかります。疲労感が出っ放しにならない状態。

思考や行動が、以前は、やらねばならないことだけ我慢して行ってきたが、自発的に行動できるようにかわってきた。

疲労感自体も以前のつらさではなく、余力があって、出てもやる気が失われないようになった。

初回と10回目の施術前の比較(からだの硬さ)
施術前の柔軟性の比較(初回-10回目)

課題:

  • いつも以上のストレスで疲労感は出る
  • 睡眠の課題

一か月間隔のメンテナンスを続けていくことで、さらに余裕ができ、良い方向に変化していくと考えています。

整体所感

疲労といえば乳酸を思い浮かべますが、医療の研究では自律神経が起こしていることが明確になっています。

乳酸は疲労の原因ではない

運動疲労の正体は脳だった

運動を続けていると生体機能を調整している自律神経に疲労が蓄積するためホメオタシスが働き、あたかも筋肉疲労を起こしたかのようなシグナルを出して運動をやめさせようとします。

『すべての疲労は脳が原因』梶本修身 医学博士 著

疲労の蓄積と緊張の蓄積について

当院では、自律神経がからだにかけてくる緊張の開放を促し、緊張の蓄積を減らす施術をおこなっております。自律神経に着目した技術です。

緊張の蓄積が減るにしたがって、

  • 痛み・しびれ・不定愁訴の改善
  • 関節可動域の改善
  • 機能改善・パフォーマンス改善

がみられます。

疲労に対しても、上記事例を含め同様の改善がみられます。

したがって、『疲労の蓄積』状態は、『緊張の蓄積』が起こす不調の一つの過程と考えています。

緊張がなぜ蓄積していくのか?

本来は、寝たり休んだりで解消されるはずの疲労感。

「今まで我慢して生きてきました。」

とおっしゃられていましたが、自発的な行動や考えができないレベルになってられた。

これは、本来抜けるべき緊張が抜けずに溜まっていった結果起きていたわけですが、なぜ溜まるかについては、マスキング現象がかかわって起きていることが多いです。

詳細→マスキング現象にアプローチできると改善が早まる

今回の事例では、3歳の時に受けた事故の時系列で、滞りの元が発生していました。

良かれとおこなっていることで、結果的に緊張の抜けにくさを促進する場合がありますから注意が必要です。

無意識に起こるカラダの反応と刺激の関係

足底筋膜炎(足の裏・踵の痛み), 冷え

意外に感じられるかもしれませんが、かかとの痛み(足底筋膜炎)は、からだ内部(下腹部)の筋膜に溜まった緊張と連動していることが多いです。

緊張は、ストレスで自律神経が乱れることで起きます。

マラソンされている方は、冷水の水分補給など温度差ストレスで自律神経の乱れが起きていることが多く、それにより足底筋膜炎に至る事例は結構多いのです。

朝起きた時とマラソンの練習中にかかとが痛む50代男性の改善経過

「半年前から、右かかとのアーチの境目に痛みが出始めました。」

「朝起きて歩こうとしたとき痛い。」

「ジョギングし始めも痛くて、途中痛みが消えるのですが、ジョギング終盤にまた痛くなってきます。」

50代男性。

施術前の痛い箇所図(足底筋膜炎・首痛)

右足のかかととアーチの境目を押さえると痛い。

頭を上げた時の首の痛さもあります。

施術経過

整体チェック法でみた不調との連動(引き合い)部位。

かかとの痛み(足底筋膜炎):

  • からだ内部緊張との連動 60%
  • 脚部の緊張との連動 40%

首の痛み:

  • からだ内部緊張との連動 40%
  • 脚部の緊張との連動 50%

整体チェック法でみながら、順序よく古い残緊張の解放を促して、チェック法の反応がある程度減ったところで確認。

「首はさっきより良いです。大丈夫です。」

「かかとはまだ痛いです。」

再調整で、

「かかとの痛みが減ってきています。」

数回、再調整と確認をおこなって、最終、かかとの痛みは2割残った状態で終了。首痛は消えました。

緊張の開放手法の種類から、からだ内部緊張(内臓周りの筋膜の緊張)は、温度差ストレスと思われます。

冷え取りの個人ごとの最適値をお伝えしました。

「自分はかなりがぶ飲みしています。」「ペットボトル2本とか。」

ご自覚があるみたいです。

2回目(前回から3日後)

次の日の朝はかかとに痛みが出たのですが、その次とその次の朝は痛みを感じなかった。」

「次の日に走ったんですけど、走り始めと10kmで痛みが出ました。でも、前より痛みが和らぎました。」

「上半身が楽でした。」

3回目(前回から5日後)

朝の痛みが続きだしました。」

「走ってないのですけど、お尻の筋肉痛のような痛みが出てきて、1年前に患っていたつらさに似ています。」

「以前から時々出ていた、左肩甲骨のしびれがはっきりでてきました。」

からだに溜まった緊張の蓄積をとっていく療法なので、表面化してきた緊張によって、つらさの出方が変わったり、昔起きていたつらさがでてくることがあります。

4回目(前回から2週間後)

「今日は25km走りました。最初の1kmと20kmで出たけど、激しい痛みはない。走れる。

朝のかかとの痛みは気にならなくなった。」

「前回出た肩甲骨とお尻の痛みも出ていない。」

5回目(前回から3週間後)

「朝の痛みはまだ出ていない。気にならないです。」

「今日20km走ってきましたが、走り始めと終わりごろに痛みを感じたけど、前より弱いです。」

「昼休みとか、仕事中動く瞬間とか、ふとしたときに痛みを感じることがあります。しかし、続く痛みではない。」

「昔に比べると、その痛みの回数は減っています。」

「時々ですが、もう完治したんじゃないかな?と思うくらいの時もあります。」

6回目(前回から一か月後)

「朝の痛みは良い状態が続いています。」

走っているときもかかとの痛み大丈夫です。走った後、くつろいでいるときにズキッと痛みを感じることがあります。」

「今日も20km走ってきました。」

「さっき、ズキッと感じました。でも、一瞬で、前みたいに続かない。」

「全体的には痛みは取れて楽になっています。」

7回目(前回から一か月後)

「時々チクッとささるような痛みや張りを感じることがありますが、まれで、いつもではないです。」

一か月のメンテナンス間隔を2回受けていただけて、状態は良好。

順調に改善してよかったのですが、

7回目は8月。本来であれば、おかやまマラソンに向けての追い込みの時期だったでしょうが、今回は新型コロナで中止になっているみたいで、残念!!

早くいつもの日常が戻るといいですね。

整体所感

当院ではマッサージやストレッチなどの手法は使わずに不調の要因に直接アプローチしていきます。

自律神経がかけている緊張の蓄積だけを取っていくと、かかとの痛みはその場で変化します。(変化量に個人差はあります)

大半の足底筋膜炎は、かかとには原因が無いことが多く、ボディ側にアプローチすべき主ポイントがあるのです。

今回、からだ内部(内臓系周りの筋膜)の緊張との連動が、リレーションとしての主要因でしたが、これは、ほとんどの足底筋膜炎で共通の施術ポイントなのです。

痛みから離れた部位に要因があることについて、

「かかとの痛みがなぜ内臓まわりと?」

と思われる方が多いのですが、頭痛や肩こり、腰痛など他の不調も同様で、内部含め、からだ全体に溜まった緊張の影響が、結果的にかかとに現れたということです。

これは筋膜による連動現象(引き合い現象)がかかわっていると言われていて、痛い箇所で何かが起きている現象ではないのです。

かかとに痛みがなぜ発生するようになった?

主に2つのパターンがあると施術からわかっています。

きっかけがあってかかとに他部位からの影響が集中したケース

今回のケースはこちらと思われます。

冷たい飲食による温度差ストレスで自律神経が乱れて、からだ内部に緊張の蓄積が起きた。

緊張の蓄積が、からだの許容範囲に対して余裕がなくなってきて、どこに影響がでてもよい状態になった時に、走るという行為がきっかけとなり、かかとに連動現象が起き、かかとに痛みを感じるようになった。

よく、「インソールを変えて痛みが悪化した」みたいなヒアリングがあります。

詳細を伺うと、かかとのアーチにフィットしたインソールで悪化が起きていることが多いです。

アーチにインソールが当たって刺激が加わることがきっかけとなり、緊張の連動の矛先がその刺激箇所に集中しやすくなり悪化するのです。

からだ全体の緊張の蓄積を減らしていくことと、自律神経の乱れを抑える習慣改善で、元の良い状態に改善していきます。

脳がかかとに痛みをかけてくるケース

心的ストレスで考えすぎることが多くなると、脳が疲労して痛みをかけてくる場合があります。

足底筋膜炎でよくある心的ストレスとは、競技に対するプレッシャーなど責任感ストレスが多いと感じています。

  • 代表に選ばれたからには結果を出さなければ
  • このメニューをこなさなければ代表になれない
  • この大会では上位で完走しなければならない

など、立場や実力によって発生する『ねばならない』というプレッシャーがかかわることが多い。

他のパターンとしては、お子さんで親に競技を強制されているケース。

心ではその競技をやめたいけど、親の期待に応えなければという心的ストレスが影響している場合があります。

この場合、普段、友達と遊んでかけっこしても痛みが起きないけれど、習っている競技の時間になると、かかとが痛くて走れない状態になったりします。

このような心的ストレスは、脳の疲労につながると考えられていて、脳が疲労を避けるために、動けなくなる位置に痛みを出してきたり、休む理由になるように痛みを作ってくれる場合があるといわれています。

痛みの主要因は、『現在進行形の心的ストレス』ということになり、これ自体は整体で直接的には対処しにくいものになります。

しかし、『現在進行形の心的ストレス』だけで痛みが出ているわけではないケースも多く。

たとえば、冒頭の事例のような温度差ストレスも併せて痛みが出ていたり、過去の事故や怪我などでうまく処理されていない残緊張も併せてかかわっていることがあるのです。

その場合、それらを減らすことで、『現在進行形の心的ストレス』が残っていても痛みとしては消えていく場合があります。

足底筋膜炎になったときにやってはいけないこと

当院での足底筋膜炎の施術実績では、今のところ、病院で棘とか指摘された方でも、結果的にそれが痛みに関係していなかったケースにしか当たっていません。

経験から、足底筋膜炎の大半は自律神経がかかわる痛みと考えています。

したがって、かかとに痛みが出た時に、

  • 痛い箇所を揉まない(刺激をかけない)
  • 痛い箇所にストレッチをかけない
  • アーチ部分に触れるインソールを使わない

ことが大切と考えています。

いつもおこなっている運動で痛みが出た方は、痛みの出始めは何らかのストレスで一時的に起きている可能性があることを思い出していただいて、運動を休む方向で調整し、刺激を入れずに様子をみられるとよいと考えています。

坐骨神経痛

何かをきっかけにして、普段の慢性痛とは違う箇所に痛みが出始めることがあります。

今回のお客様のケース。ご来院の理由は坐骨神経痛ですが、チェックすると、普段の首の慢性痛リレーションと連動していました。

ゴルフがきっかけで坐骨神経痛になった30代男性の施術 普段は首の慢性痛を持っていた

「3週間前にゴルフの打ちっぱなしをした後、太ももの裏に張りを感じるようになって」

「1週間前から、歩くとお尻と坐骨に痛みが出るようになりました。」

「しばらく歩いたら座らないといけない時があります。」

「病院では、坐骨神経痛と診断されました。」

30代男性。

坐骨神経痛30代男性

座ったり立ったりで、左ふくらはぎに痛み。

歩きは、左の坐骨とふくらはぎに痛み。

前後屈で、左おしり上部(仙腸関節)からハムストリングス(太もも裏)にかけて痛み。

頭を上げると 左おしり上部(仙腸関節) に痛み。

施術経過

整体チェック法でみた不調との連動(引き合い)部位。

坐骨神経痛:

  • からだ内部緊張との連動 30%
  • 首の緊張との連動 30%
  • 太ももの緊張との連動 15%
  • 腰回りの緊張との連動 15%

整体チェック法でみながら、順序よく古い残緊張の解放を促して、チェック法の反応がある程度減ったところで確認。

「頭上げても腰に響かないです。」

「前後屈もさっきよりいいです。」

「足上げはさっきよりつらくないです。」

「歩くときは、ふくらはぎよりハムストリングスのほうが気になる。」

2回、再調整と動作確認をおこない、最終、

  • 前後屈で左おしり上部(仙腸関節)に痛み残る
  • 足踏みで左おしり上部(仙腸関節)に痛み残る
  • その他の動きではOK

残った痛みは、施術前より楽な状態です。

緊張の開放で痛みの位置とかも変わっていきました。

2回目(前回から5日後)

「立ちっぱなしとか歩いているときに、左お尻に痛みがでます。

「坐骨神経痛に関してはそこだけで、前よりだいぶ良くなっています。」

首と背中に痛みを感じることがありました。」

普段の首の慢性痛が出てきています。初回では、首の慢性痛は出ていませんでしたが、坐骨神経痛との連動(引き合い)が少なくなって、現れてきたと思われます。

施術では、首、背中問題なくなり、後屈で左おしり上部(仙腸関節)に痛みが少し残る状態で終了。

3回目(前回から9日後)

「左お尻に少し痛みがありますが」

普通に歩けて、座らなくてよくなっています。」

首のコリがでています。」

施術では、すべてのつらさが無くなり終了。

一か月後 メールで

今のところ歩いても痛みないです。

よかったです。良い状態を維持できています。

整体所感

よく、ぎっくり腰のように強い痛みで来られた方が、絞り出すような声で「普段、肩こりひどいんで一緒に診といてください。」と普段の慢性症状のことをおっしゃられることがあります。

しかし、ご来院の時点では慢性症状が確認できないことがあります。

整体の範疇の不調というのは、からだ全体に溜まった緊張がどこに噴き出すかという、蓄積と連動(引き合い)の結果で出ているものです。

したがって、強い痛みが出た時にはそこに噴き出しが集中していて、その他の慢性症状の箇所にはつらさが出ていないことがあるのです。

首-からだ内部の緊張-ハムストリングス との連動が生まれた

今回、坐骨神経痛に関係する緊張の蓄積が少なくなってきた2回目の施術で、首の痛みがはっきり出てきました。

これはいつもの首の慢性痛と思われます。整体チェック法の反応から首痛は、からだ内部緊張との連動が主でした。(首-からだ内部緊張 のリレーション)

ゴルフの練習でハムストリングス(太もも裏)に緊張が入ったことで、ハムストリングスとの連動(引き合い)が生まれ、これが、今までの慢性首痛のリレーションと合わさるので、 『首-からだ内部緊張-ハムストリングス』 という連動になり、今回の坐骨神経痛に発展していったのだと思われます。

大切な施術ポイントはからだ内部の緊張

首痛も今回の坐骨神経痛も緊張連動の根本は、からだ内部の緊張で、これを解放して紐解いていくことで改善しました。

本来であれば、ゴルフの打ちっぱなしくらいで坐骨神経痛になることはないのですが、からだ内部の緊張を放置していたことが、慢性痛を長引かせたり、ちょっとしたことで新たな不調に広がっていったりする要因になっているのです。

からだ内部の緊張とは、内臓系付近の筋膜にかかる緊張で、温度差ストレスによる自律神経の乱れがかかわっていることが多いです。

自律神経に着目した手法で内部に溜まった緊張を減らしていくだけでなく、冷え取りなどを最適湯温でおこなうことが再発防止に大切です。

柔軟性向上, 自律神経の乱れ

ストレスで自律神経が乱れて筋膜に緊張がかかります。

その緊張が溜まる現象を緊張の蓄積と呼んでいますが、蓄積のしかたで痛みやしびれが現れたり、不定愁訴が現れたり、自律神経は様々な不調とかかわりがあります。

緊張の蓄積は、体の柔軟性にもかかわっています。今回は、体が硬い7歳男子の改善経過を動画で見ていきます。

股関節と後屈柔軟性に制限がかかっていた7歳男子の改善事例

ご来院時の状態

股関節可動域

平らな面に座って、股関節が硬く膝が開かない。上体の傾きを後ろ手に支えている状態。

股関節が硬く膝が広がらないので手を後ろに支えて座っているスナップショット(初回施術前)

柔軟性(立位・前屈・後屈)

お尻が後ろに引けている。腰や背中や股関節の柔軟性がなく、膝を曲げて後傾をとっている状態。

立位・前屈・後屈スナップショット(初回施術前)

3回の施術経過

動画:股関節可動域と柔軟性改善まとめ1-3回施術

動画で、前屈後屈の柔軟性と股関節の可動域の改善経過をまとめています。(3回施術)

股関節可動域 改善経過

初回前後
初回施術前後の股関節の可動域変化スナップショット
からだが起こせて、膝が開いてきました
2回目前後
2回目施術前後の股関節の可動域変化スナップショット
かかとが引き寄せられるようになりました
3回目前後
3回目施術前後の股関節の可動域変化スナップショット
さらに股関節柔らかく、腰が入るようになった

柔軟性 (立位・前屈・後屈)改善経過

後屈改善経過(1-3回施術)
背から腰の柔軟が増し、膝を曲げなくてもよくなってきたスナップショット
背から腰の柔軟が増し、膝を曲げなくてもよくなってきた
前屈改善経過(1-3回施術)
徐々に背中ではなく股関節で曲げられるようになってきたスナップショット
徐々に背中ではなく股関節で曲げられるようになってきた
立位改善経過(1-3回施術前)
腰の引けが少なくなり膝がすっと伸びてきているスナップショット
腰の引けが少なくなり膝がすっと伸びてきている

施術ポイント

緊張の蓄積が目立った箇所は、

  • 内部(内臓系)
  • 脚部全体

これらが、筋膜を通じて引き合うため、

  • 股関節が開きにくい
  • 上半身との引き合いで背や腰が曲げにくい

状態になっていました。

緊張はストレスが元になっていると思われます。

からだに付帯した緊張の蓄積に対して、自然な解放を促していく手技で、本来の7歳児らしい柔軟性を取り戻していきました。

緊張の蓄積が減るイメージ図
緊張の蓄積が減るイメージ図

緊張の滞りがなぜ発生していたか?

ストレスによる緊張がうまく抜けなくなるから、緊張の蓄積が起きてしまいます。

何かをきっかけにマスキング様に緊張がかかると、緊張の自然な解放が滞る場合があることがわかっています。

マスキングとは→ マスキング現象にアプローチできると改善が早まる

今回は、緊張を解放していった経緯から、過去の入院などが関わっていました。

整体所感

緊張の蓄積は、

  • 緊張の高まり
  • 可動域制限
  • 代謝制限

を生みます。

症状としては、痛みやしびれやコリとして出る場合もあれば、不定愁訴的にとらえどころのない、どこに原因があるのかわからないような辛さとして出る場合もあります。

自律神経とのかかわりがあまり知られていない不調としては、この事例にあるような柔軟性の他に、むくみ、運動パフォーマンスなどがあります。

自律神経(脳)が入れている緊張なので、ストレッチをしたりマッサージをしても改善が難しいです。

改善しにくいだけでなく悪化しているケースがよくみられます。これは、自律神経の仕組みが起こす防御反応によって悪化しているものです。

理想的な筋膜リリース

筋膜リリースという言葉はよく使われていますが、筋膜リリースとは筋膜を元の自由な状態に戻すことで、自律神経がかけてくる緊張を解放することで実現します。

ストレッチするわけでもなく柔軟性が向上していくのは、緊張の解放で筋膜がリリースされていくからです。

経験から、皮膚をしごいたりストレッチをかけることで、同様の筋膜リリースは難しいと考えています。

健康法として

こりや痛みなどつらい症状について、つらい箇所の問題とされていることが多いですが、実際にはからだ全体の問題であることは、不調を持ったお客様共通のことです。

緊張の蓄積には許容範囲があるので、つらさが消えたことを改善ととらえていると、まだ残っているいる緊張に目がいかなくなります。

たとえば、めまいという症状は、病院で異常がなければ緊張の蓄積と比例していることが多いです。

順調に改善している過程で、「新しい薬が効いたの!」と、合った薬に出会えても、並行して整体で残った緊張は取っておくほうが良いのです。

緊張が溜まってくると、体の状態が変わってきますから、その薬も効かなくなる可能性があるわけです。

健康法として、緊張の蓄積が起きないようにしておくことは大切で、整体によるリセットだけでなく、普段の生活習慣が大切です。

動画で見る顎関節症の改善, 顎関節症

2~3か月間隔でメンテナンスいただけているお客様の息子さんの調整をさせていただけることになりました。

動きの確認では、アゴに可動制限がかかっていました。その改善経過と少年期の整体考察です。

口が開けづらい12歳男子の施術経過

改善動画(初回から6回まで)

口の開けづらさは2回の施術で少なくなってきました。

しかし、顎関節のアンバランス(関節円板のズレ)が明確になってきて、5回目の施術前の確認では消えていたので、アンバランスは4回で改善していたことになります。

6回目はメンテナンスで4か月開けての施術でしたが、アゴに関しては開けにくさもズレもなく、よい状態を維持できていました。

整体チェック法でみた不調との連動(引き合い)部位

  • からだ内部緊張との連動 40%
  • ストレス系緊張が直で関わる 20%
  • 脚部の緊張との連動 20%
  • 背中の緊張との連動 20%

内部緊張は、技の経緯から、ストレス系の緊張と思われます。

総じて、心的ストレスにより自律神経が乱れて起きる緊張が、マスキング層との兼ね合いで滞り、蓄積していたことになります。

他の不調への効果

この度のご来院のきっかけは、継続的に出ている他の不調への効果を期待していただけてのことです。

体質的な要因に環境的な要因が重なって起こる症状と言われていて、ヒアリングでもよく伺う症状ですが、それに対しては、施術の経過との明確な相関は今のところみられていません。

整体所感 少年期の整体を考える

自律神経が乱れてからだにかかる緊張。

これがうまく解放できなくなれば、緊張は蓄積し、不調の元になります。

緊張を減らしていけば不調は減り、制限がなくなるので、元々持っている治癒力などがうまく働きだす傾向が見られます。

心的ストレスや温度差ストレスなどによって自律神経が乱れてるわけで、少年期であっても大人と変わらない緊張がかかっている場合があります。

他の方の例ですが、

  • 立位で腰が曲がっている
  • あぐらがかけない

硬直しているかのような状態で、2回の施術で子供らしい柔らかさに変ってきました。

緊張の蓄積は、必ずしも痛みやしびれや可動域などの不調として出るわけではなく、他の形で出る場合もあります。

→ チック症5歳男子の事例

この子の事例は印象的な事例でした。3年後、違った出方で再発し再来院、4回の施術で改善。今は様子を見ている状態です。

習慣改善で自律神経の乱れを減らす

すでに溜まっている緊張は、自律神経に着目した整体で解放していけます。

しかし、新たに入る緊張を防ぐように習慣改善は大切です。

いちばん取り入れやすい改善手法は、

  • 冷え取り
  • 靴下の重ね履き

で、冷えというと自分には関係ないと思いがちなのですが、温度差ストレスに対する対策で、結果的に自律神経の安定効果も得られるわけです。

患者さんに靴下の重ね履きや半身浴で下半身を温める「冷え取り」をすすめたところ、治療効果はさらに上がりました。そして私自身、長年の肩こりや歯痛から解放され、風邪もひかなくなったのです。

『冷え取りの手引書』進藤義晴 医師 著

私自身、朝45分の足湯、靴下の重ね履き(自己流)を10年以上続けていますが、上記引用が納得できるところで、からだがどんどん調子よくなるのでやめられなくなっています。

ご参考:冷え取りでアトピー性皮膚炎が変化した事例→アトピーと自律神経の乱れ 緊張の蓄積現象との関係

自律神経以外の要因は?

食の影響をいわれる先生もおられます。

患者さんの心の不調と日々向き合う中で、「医療は栄養摂取を軽視してきた」ことの非を痛感しております。「だるい、おもい、つらい」と不調を訴える人の多くは、肝心の栄養が満たされてないことが大きな問題なのです。

『うつ消しごはん』藤川徳美 医学博士 著

娘さんに試して、効果を認めてられるお客様がおられます。整体的不調にも関係する可能性はあります。

からだに余裕をつくる

若いほど不調は出にくいと考えられていますが、自律神経という見方で考えると、ストレスを受ける条件は大人と差がないと感じています。

からだに溜まることで影響がでることは間違いなく、付帯する緊張を減らす努力は、習慣改善も併せて行うことが大切です。

からだの許容範囲に対してさらに余裕ができることで、治癒力活性化。からだのベースの部分が変わっていく。

時間はかかりますが、体質改善にもつながっていくと感じています。

臀部痛(お尻の痛み)

少年期からずっと続けているスポーツ。特定の部位に痛みが発生して、社会人になってからはできなくなってしまった。

物理的に何かきっかけらしいものはない。いつまでも続く痛み。こういうケースは自律神経に良くない習慣がきっかけとなっていることが多いです。

臀部痛と肩の辛さが8年前から続く20代男性の施術経過

「お尻の痛みが20歳から始まって。」

「社会人になってからです。」

「学生のころからやっていたスポーツも、痛みで今はいけなくなりました。」

「お尻ほどではないですが、肩や背中につらさを感じます。」

20代男性。

臀部痛・肩首痛の20代男性

前屈で、臀部全体とハムストリングスにかけての痛み。後屈は、特に出ない。

挙上で、両肩のコリで腕が上げにくい。

頭上で、首の痛み。

施術経過

整体チェック法でチェックしながら、反応する不要な緊張へ自然な解放を促していきます。 (マッサージやストレッチなど不要な刺激は入れません。)

初回施術

整体チェック法でみた不調との連動(引き合い)部位。

臀部(お尻)の痛み:

  • からだ内部緊張との連動 20%
  • 腹部の緊張との連動 40%
  • 太ももの緊張との連動 40%

肩の痛み:

  • からだ内部緊張との連動 20%
  • 脚部の緊張との連動 80%

マスキングポイントは、

  • 転職で3つの職場経験(夜勤・昼夜を問わない現場対応・重いものを持つ)
  • 2年前の手術

整体チェック法でみながら、順序よく古い残緊張の解放を促して、チェック法の反応がある程度減ったところで確認。

「肩、だいぶ違います。楽。ゴリゴリ音はします。」

「首はちょっと残っています。」

「腰が痛い!右側にはっきり出てきました。」

再調整で、

「右腰、さっきより弱まっています。」

最終、前屈の右腰痛は少し残った状態。他は楽になり終了。

冷え(温度差による自律神経の乱れ)対策として、個人ごとの冷え取りのおすすめ条件をお伝えして終了。

2回目(前回から9日後)

「仕事中のお尻、腰の痛みはまだあります。」

「ソファーで寝てしまって腰の痛みが出ました。」

前屈で腰、臀部、ハムストリングスと、初回同様の痛み。後屈は痛みなし。

肩首も初回同様。

3回目(前回から7日後)

「立って伸びをするとき、腰にぐっと力を入れたらお尻上部に重いこり感がでます。」

「肩首はまだコリがあります。」

動いていただくと、前屈の臀部やハムストリングスや腰の痛みが無くなっています

後屈で、臀部上部と腰の痛み。痛みの出方が変わりました。

肩首はまだ同様です。

この時の施術は、昼夜を問わない現場対応をされていたお仕事の時系列でチェック法が何度も反応。大量の残緊張がでてきました。

4回目(前回から14日後)

お尻も腰もだいぶ良くなりました。」

「前回の後、すごく抜けた感じがあります。」

肩首も前ほどじゃない。」

動きの確認で、前屈でハムストリングスに突っ張り。後屈は、腰上部に少し痛み。

肩首は動きでもだいぶ楽な感じです。

この施術で満足され、施術としては完了となりました。

整体所感

病院で異常がなければ、自律神経がかかわる緊張の蓄積で不調はでています。

緊張を解放させ、減らすことで改善していきますが、古い残緊張が表面化してくるので、その当時に似た痛みが出てきたり、痛みの出方が変わったり、さまざまな経過をたどることがあります。

緊張の解放に比例して不調が改善する図

社会人になって、いきなりの夜間勤務で、自律神経的には緊張の解放がうまくいかない、滞りやすい状態になってしまった。

これが、最初のきっかけになっていると思われます。

次の職場での、昼夜を問わない現場対応でさらに緊張の蓄積がすすんでしまったものと思われます。

西日本豪雨への出動はかなりの負担があったみたいで、3回目の施術時に、そのころの時系列の残緊張がたくさん出てきました。

経過から、悪化のベースになっていたことがわかります。

元々は、最初の職場で、緊張が溜まりやすい体質になったことが8年続く不調の元です。

本来はスポーツと同じで、コリや痛みは休めば自然に抜けるものです。

何日も続く時点で、自律神経に着目した解決をしておくと、転職を繰り返さなくてもよくなっていたのではないでしょうか。

足底筋膜炎(足の裏・踵の痛み), 肩こり・肩の機能障害

仕事が体力的にきつくても、負荷的な問題であれば、自然とからだが順応していきます。

しかし、いつまでも続く痛みは、自律神経とのかかわりに目を向けたほうが良いです。

肩の慢性痛に、一年前からの足底筋膜炎が加わり仕事がつらい男性がご紹介でご来院。

歩くと常に足底の踵のアーチに強い痛み・肩にも強い慢性痛 30代男性の施術

「一年前から、左かかとのアーチに痛みが出るようになって、歩くと常に痛い。」

「病院で痛み止めの注射を打ったら、3日は効くけど、そのあとは出てくる。注射は一か月くらい続けてみたけどダメでした。」

「仕事は安全靴なんですけど、インソールを変えたり、色々試しましたが改善しませんでした。」

「肩の強い痛みは仕事で腕をよく動かすので、慢性的に続いています。」

30代男性。

動きで痛みが出る位置の図
動きで痛みが出る位置

動いていただくと、

挙上で肩の強い痛み。腕をよく使うお仕事みたいです。前屈で腰の痛み。

左足底のアーチのかかと寄りを押さえると、「ばりばり痛みます。」とのことです。

施術経過

整体チェック法でチェックしながら、反応する不要な緊張へ自然な解放を促していきます。 (マッサージやストレッチなど不要な刺激は入れません。)

初回施術

整体チェック法でみた不調との連動(引き合い)部位。

足底(土踏まずのアーチかかと寄り)の痛み:

  • からだ内部緊張との連動 20%
  • 肩の緊張との連動 30%
  • 背中の緊張との連動 30%
  • 太ももの緊張との連動 20%

肩の痛み:

  • からだ内部緊張との連動 60%
  • 頭部の緊張との連動 30%
  • みぞおちの緊張との連動 10%

腰痛:

  • からだ内部緊張との連動 30%
  • 膝の緊張との連動 30%
  • 首の緊張との連動 20%
  • みぞおちの緊張との連動 20%

連動部位は、よくあるパターンで、からだ内部緊張を順序よく解放させる必要がありそうです。

マスキングポイントは、

  • お仕事での担当範囲の変化
  • 10年前の手術

整体チェック法でみながら、順序よく古い残緊張の解放を促して、チェック法の反応がある程度減ったところで確認。

挙上と頭を動かすと、

「肩、さっきより減っています。左右向くと肩に痛みが出る。」

かかとのアーチを押すと、

「さっきより痛くない気がする。」

歩きで、

「あれ?減っとる。」

再調整で、

「肩大丈夫です。」

かかとのアーチを押すと、

「かかとは奥が痛い感じです。」

再調整で、

かかとのアーチを押すと、

「違う。いいっす。」

歩いたいただくと、

「楽です。全然ちがう。」

からだ内部緊張は、温度差ストレスで溜まっている可能性がありますので、冷え取りの個人ごとの最適値をお伝えして終了。

2回目施術(前回から7日後)

「かかとは、また痛みが戻ってきました。」

「腰は大丈夫です。肩はほどほどです。」

施術で、辛さ無くなり終了。

3回目施術(前回から9日後)

「かかとは、その日はOKでした。次の日からじわじわ戻ってきて、今痛いです。」

「肩は前より楽です。」

施術で、辛さ無くなり終了。

4回目施術(前回から11日後)

「かかとは、 押さえるとまだ痛いですけど、無茶苦茶痛いのは無くなった。仕事中に、痛み感じなくなりました。」

「肩は仕事してても楽です。」

施術で、辛さ無くなり終了。

5回目施術(前回から7日後)

「3日後にかかとに痛みを感じました。でも、その2日後には痛みは感じなくなりました。」

緊張の蓄積がだいぶ減って、からだの許容範囲に余裕ができてきているので、痛みが出ても出っぱなしにならず、自然と戻っていったと思われます。治癒力がうまく働きはじめています。

施術で、辛さ無くなり終了。

6回目施術(前回から15日後)

「今回は、いつもと違う位置の足刀に痛みが出て、自然と治っていました。」

「左太ももの張りを感じます。これは以前でていた不調です。」

足底のいつものアーチを押さえていただくと、「少しあるかな?って感じです。」

不調の要因である緊張を取って減らしていく施術なので、奥にある古い残緊張が表面化してくることで、昔の不調を思い出すような辛さが出る場合があるのです。

関連する緊張の解放で、この日も辛さ無くなり終了。

この施術で、一つの区切りになりました。

整体所感

屋外でのお仕事で、ある程度重さのあるものを何度も動かす。

負荷的には慣れて、なんともなくなる方は多いと思います。

なぜ、慢性痛を持つようになってしまったり、他の部位に辛さが広がっていったりするのか?

これは、自律神経が乱れて筋膜にかかる緊張が関わってしまうからです。

温度差ストレスによる自律神経の乱れ

たとえば、暑いから冷たいものをがぶがぶ飲むと、自律神経がその温度差で乱れるといわれています。

この時、からだ内部の内臓系周りの筋膜に緊張がかかり溜まりやすいです。

からだは筋膜のスーツを着ているような状態なので、内部に溜まった緊張の影響を様々な部位で受けることになります。

内部に溜まった緊張が筋膜を通じて他部位と引き合う

疲れがうまく抜けなかったり、よく使う筋肉の緊張が解放されにくくなったりして慢性化するのは、一つには、この引き合い現象が、緊張の蓄積と不調との関係を複雑にしてしまうからです。

足底筋膜炎など踵の痛みにも大いに関わっているのですが、あまりアプローチの対象にしていない院が多いと感じています。しかし、この部位との引き合いと取っていくと、その場で足底の痛みが変化する事例が多いのです。

内部に溜まる緊張は、心的ストレスが関わっている場合もあります。

マスキングで緊張の解放の滞りがおきやすくなる

ページ マスキング現象にアプローチできると改善が早まるに解説していますが、

  • お仕事での担当範囲の変化
  • 10年前の手術

これが主に関わっていました。

自律神経の乱れに着目した習慣改善で改善が早まる

緊張の蓄積が進んでしまった状態は、治癒力がうまく働きにくくなる傾向はありますが、少しずつ付帯した緊張の解放はからだが自らおこなっているはずです。

つまり、新たに入ってくる緊張を減らす努力をすれば、その分、蓄積の総量は減りやすくなる。

施術の価値は、

  • 不要な緊張を早く減らすことができる
  • 自然には解けにくいマスキング的な蓄積のあやを紐解ける

ことで改善を早められることですが、

施術を受けない方も、自律神経に着目した習慣改善で、新たに入る緊張を防ぐことで体調は良くなっていくということです。

冷たい飲食に気を付けたり、冷え取りなどの健康法を実践することで体調がよくなるのは、このような理屈なのです。