動画で見る五十肩改善,五十肩・四十肩

病院で異常が無い不調は、つらい箇所以外に施術ポイントがあることが多いです。

つらい箇所に刺激を入れることで、的外れなだけでなく、どんどん状態が悪くなる場合があります。

今回は、腕が上がらない・痛みで後ろに回せないお客様の改善経過をまとめました。

動画公開の許可をいただけましたので、改善経過の動画を埋め込みしております。

腕が上がらない・痛みで後ろに回せない40代男性の施術

からだの状態

初回施術前可動域-挙上-腕を後ろに回す
初回施術前可動域(挙上-腕を後ろに回す)

右腕が上がりにくく、後ろに回すときは痛くて回せない。

1年4か月前に運動中に違和感を感じたのが始まり。

その後、治療院で悪化や改善を経てご来院。

腕の可動域は上図の状態ですが、「今日は調子が良いほう。」とのこと。

40代男性。

施術経過

整体チェック法でチェックしながら、自律神経がかけている緊張の解放を促し、緊張を減らしていきます。マッサージやストレッチなど、不要な刺激は入れません。

からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図
からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図

腕や肩の痛みは6回で収束。可動域は8回で満足していただけました。

動画で可動域改善確認:初回~9回目

施術前ヒアリング

術前ヒアリング 腕の痛みと可動域
2回目ヒアリング
(前回から8日後)
どちらかというと痛いのが二の腕のほうにずれてきた。痛みが腕を背に回した時だけでなく普通に動かしているときにも感じるようになってきました
3回目ヒアリング
(前回から6日後)
腕を後ろ回すときの痛みはそのままで、腕を上げる可動域は戻りが少ないです。
4回目ヒアリング
(前回から14日後)
すべって転んで、痛いほうの手を着いてしまいました。
5回目ヒアリング
(前回から17日後)
前回の術後を維持できています。
6回目ヒアリング
(前回から18日後)
前回の術後を維持できています。腕を上にあげるときは、痛みではなく肩が詰まった感じがあります。
7回目ヒアリング
(前回から14日後)
普段、だいぶ痛みはなくなってきている可動域はまだな感じです。
8回目ヒアリング
(前回から5週間後)
前より肩が広がっている感じです。横から上まであげると肩につっかえ感を感じる。後ろに回した時は、術後を維持している感じです。
9回目ヒアリング
(前回から5週間後)

後ろ回すとき張りを感じない、調子よいと感じる日が出てきました。痛みもないです。腕を上にあげる時は、痛みなくつるような感覚があります。右肩がだいぶ柔らかくなったと感じるようになりました

腕を後ろに回すときの痛みと可動域考察

緊張が溜まって痛みや可動制限がでているので、緊張を取っていくことで、奥に眠っている緊張が表面化してきます。

不要な刺激を入れてこられた方は、本来取るべき緊張が奥に封じ込められている場合が多く、

2回目ヒアリングで「痛みが腕を背に回した時だけでなく、普通に動かしているときにも感じるようになってきました」とありますが、

初回より痛みが強まったり広がったりする現象は、本来取るべき奥にある緊張が表面化してきたことで起きていることが多いです。

初回から9回までの後ろに腕を回した時の可動域変化
初回から9回までの後ろに腕を回した時の可動域変化

今回、2回目からの痛みの強まりだけでなく、3回目と4回目には後ろに回した時の可動域の減少がみられます。

主要因となっている緊張が減ってきたことで、5回目あたりから可動域の改善兆しが見られ、9回目の施術前には満足なヒアリングをいただけました。

9回目施術後_腕を後ろに回した時の可動域
9回目施術後_腕を後ろに回した時の可動域

痛みについては、7回目ヒアリングで「普段、だいぶ痛みはなくなってきている」とおっしゃっていただけましたので、6回で改善していると考えられます。可動域との比例関係も上図から見えてきます。

挙上の痛みと可動域考察

腕をあげる時の可動域は戻り少なく、

腕をあげる時の可動域変化_初回から3回目
腕をあげる時の可動域変化_初回から3回目

順調に変化していきました。

9回目施術後_腕を上げた時
9回目施術後_腕を上げた時

姿勢も改善していきました

「半年前に姿勢矯正を受けました」と初回ヒアリングで伺っています。その時、矯正によって手のしびれが出てきたらしいです。

これは、矯正が下手だったのではなく、からだの状態が矯正を受け付けないタイミングだったものと思われます。

からだに緊張が溜まった状態でのストレッチは意味がないだけでなく、からだの防御反応により緊張が高まるので、不調が出るきっかけになったりするのです。

ストレッチや矯正をおこなわなくても、からだに溜まった緊張を少なくしていけば、姿勢は本来の状態を取り戻していきます。

整体所感

5年前には、反対側の左肩の四十肩という診断をもらっていたみたいです。

最初は左肩だったのが、しばらくして良くなったと思ったら、今度は右肩に出てきた。みたいな現象はよくあります。

これは、四十肩や五十肩の主の要因が肩周囲にないことで起きている現象です。

他の部位に溜まった緊張からの影響。

からだ全体で筋膜を通じた引き合いが常に起きている
からだ全体で筋膜を通じた引き合いが常に起きている

最初は、筋膜を通じた引き合い(連動現象)が左肩に影響して痛みや可動域障害になった。それが消えたかと思ったら、反対側の右に影響が移った。

つまり、引き合い元の緊張(他部位の緊張)が残ったままなので同じような不調を繰り返しているわけで、引き合い元の緊張にアプローチすることが大切なのです。

今回の施術では、頭部の緊張や太ももの緊張との引き合いが目立っていました。

不眠

不眠が続くとつらいですよね。

からだが緊張したままだから眠れない。これは、単一ストレスによる緊張で起きている場合がありますが、過去から徐々に溜まった緊張がからだの許容範囲を超えて起きている場合もあります。

1年前から不眠が続いている30代男性の施術

からだの状態

不眠が気になるのはここ1年くらいからで、寝つきが悪い、眠りが浅い、目が覚める。

他のつらさは、

  • 頭の重い感じ、からだの重さ
  • 首の痛み、肩こり
  • 股関節の痛み
  • 手首の痛み

施術経過

整体チェック法でチェックしながら、自律神経がかけている緊張の解放を促し、緊張を減らしていきます。マッサージやストレッチなど、不要な刺激は入れません。

からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図
からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図

不眠の変化

ヒアリングタイミング 睡眠
2回目ヒアリング
(前回から7日後)
睡眠まだです。昨日も寝れてない。
3回目ヒアリング
(前回から6日後)
この1週間は少し良くなった。途中、目が覚めます。朝起きた時の感じが前より良いです。
4回目ヒアリング
(前回から14日後)
睡眠、良い感じです。寝つき良い。途中起きるの無くなった
5回目ヒアリング
(前回から14日後)
良く寝たという日が増えてきた。1日寝付けない日がありました。
6回目ヒアリング
(前回から4週間後)
先週から少し睡眠浅くなりました。朝のスッキリ感が足りない。
7回目ヒアリング
(前回から4週間後)
睡眠、まあまあです。
8回目ヒアリング
(前回から3週間後)
途中、目が覚めたりがでてきました。
9回目ヒアリング
(前回から4週間後)
寝つきの悪さがでてきた。寝れるけど質が悪い
10回目ヒアリング
(前回から4週間後)
眠りスッキリここ1週間は少し眠り浅い
11回目ヒアリング
(前回から5週間後)
眠り調子よい。ここ1週間ほど途中目が覚めたけど、すぐに寝れるしんどさない
12回目ヒアリング
(前回から4週間後)
眠り良いです

他の不調の経過

  • 頭の重い感じ、からだの重さ:初回で改善
  • 首の痛み、肩こり:出てない時もあったが12回目は出ていた
  • 股関節の痛み:3回目から痛みは出ていない
  • 手首の痛み:5回目で大きく改善、しかし、緊張が溜まると出る場合がある

整体所感

不眠について、施術間隔が狭い時は戻りを感じさせない改善が見られましたが、6回目あたりから間隔を開けていくと不眠の様々な症状がでるようになった。

施術から、取るべき古い残緊張がどんどん出てきていて、1年前の心的ストレスは不眠にとっての大きなきっかけにはなっていたと思われるが、

  • 10代にあった2回の怪我
  • 20代の事故

など、過去にうまく処理されていない残緊張を紐解くことが施術の大半を占めていました。

約10回の施術で落ち着いてきて、睡眠は安定してきましたが、肩など他の不調の出方から考えると、普段入ってくるストレスとの関係から、しばらくは一か月くらいのメンテナンスで進めたほうが良いと思われます。

不定愁訴系はからだに溜まった緊張の量が多い傾向があり、回数が多くなる傾向があります。

坐骨神経痛

7か月前に坐骨神経痛の改善例を公開しました。

今回は、このお客様の坐骨神経痛の再発と、その施術から見えてきた真の要因についての記事です。

少年期の捻挫が坐骨神経痛を誘発する真の要因になっていた 30代男性の施術経過

動画で見る顎関節症の改善,かみ合わせとボディの関係,顎関節症

かみ合わせといえば、歯科で良い歯を削ったり、矯正をすることをイメージしてしまいます。

基本は歯科で調整することですが、事前に、整体で上あごと下あごのバランスを調整しておくと、無駄に良い歯を削らずに済むと思います。

かみ合わせと開口の悪さの改善 20代男性の施術

「最近、あごの鳴りが増えたと思っていたら、一週間前にバキッと鳴って、かみ合わせがおかしくなりました。」

「歯が、いつも当たっているところに当たっていない。」

20代男性。

動きの確認で、首肩のこりもありましたが、顎の開口とかみ合わせが一番気になるみたいです。

施術経過

初回から3回までの改善経過動画

かみ合わせは初回でほぼ改善。開口幅や開口バランスは3回の施術で整いました。

経過詳細を以下に解説していきます。

初回施術

整体チェック法でみた不調とかかわっている緊張部位は、

顎も肩まわりも、下腹部内部に溜まった緊張との連動(引き合い)が目立ちます。

緊張の滞りを発生させやすいマスキングポイントとしては、

  • 左鎖骨骨折(高校生の時)
  • 岡山への転勤(半年前)

整体チェック法でみながら、順序よく古い残緊張の解放を促して、チェック法の反応がある程度減ったところで確認。

「肩楽になってます。」

「頭左右で首に痛みが出てきた。」

「前屈、スッキリ。」

「口はさっきより開けやすくなっている。」

再調整で、

「肩まわりがむちゃくちゃ楽になりました。」

「かみ合わせ、だいぶ良くなってきました。」

左の奥歯に当たる位置が変だったのが、わずかな違和感になっている。」

「そして、右の犬歯のあたりの違和感が少し残っている。」

再調整で、

かみ合わせ大丈夫です。犬歯の違和感とれました。」

「鳴りは少し残っていますが、開けやすいです。」

2回目(前回から1週間後)

「だいぶいい感じで、たまに鳴るけど頻度が減っています。」

「かみ合わせも良い頃に戻りました。」

同様の施術の後、「こんな開くんですね。」と、施術前の状態が普通と思ってられたのが、さらに開いたことにびっくりされていました。

3回目(前回から5週間後)

「だいぶ良くなりました。」

「年末年始、長く外に出ていた時、冷えた? あごの鳴りが少し増えました。」

「かみ合わせ大丈夫で、口は開けやすいです。」

一か月空いて戻り少なく、良い感じです。

この後は、メンテナンスでもう少しお身体に余裕を作っておくとよいでしょう。

整体所感

病院で異常がない不調は、自律神経の仕組みがかかわっていることがほとんどで、自律神経が筋膜にかけている緊張に対して自然な開放を促すと、それに比例した変化がその場で起きます。

かみ合わせ悪化のメカニズム

緊張の蓄積が不調につながるわけですが、緊張の蓄積の詳細は、

実績から分かった整体的不調の発生メカニズム(緊張の蓄積現象)

をご参照いただいて、

この緊張の蓄積の左右差が、かみ合わせに影響してきます。

つまり、自律神経が起こす緊張の蓄積が、からだの左右で偏れば、からだにねじれのテンションが発生するからです。

緊張の蓄積の左右差は斜めのテンションを生む

顎のようなぶら下がった関節は、そのねじれのテンションの影響を受けやすい部位なのです。

上あごと下あごの間に関節円板という軟骨がありますが、それがテンションの左右差でズレが生じると、顎の鳴りや引っかかりに至るのです。

緊張のアンバランスで関節円板のズレが起きる

かみ合わせという見方では、上あごと下あごに、それぞれ異なるテンションがかかることで発生する場合があるのです。

一般的には、前後より左右のかみ合わせのズレとして起きることが多いです。

緊張の滞りと偏りがなぜ起きたか

要因1

下腹部内部に溜まった緊張は、普段の温度差ストレス(冷え)の影響と思われ、その緊張との引き合いがベースになっているため、普段の生活習慣に課題があること。

要因2

岡山へ転勤という環境の変化が、ストレスとしてプラスされていたこと。

要因3

左鎖骨骨折(高校生の時)は、肉体的には完治しているのですが、自律神経が起こす緊張の蓄積という見方では、マスキング的に滞りと偏りを生む元になっていました。

鎖骨骨折のマスキング層は、特に偏りとしてのかかわりが強かったです。

鎖骨骨折の時系列に紐付く当時の残緊張(蓄積)は、今入れる必要がない古い緊張なので、自然な開放を促していくことができます。

マスキング現象にアプローチできると改善が早まる

緊張の偏りによる捻じれの変化事例

からだは正面を向いていて、目もカメラを見ているが、顔(下あご)が右にぶれている。

緊張の開放を促すと、自然とそれは解消される。

初回の施術に起きた変化で分かりやすい事例を2点載せておきます。

初回施術の前後の下あごのブレ:事例1
初回施術の前後の下あごのブレ:事例1
初回施術の前後の下あごのブレ:事例2
初回施術の前後の下あごのブレ:事例2

営業

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

旧年中はご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

年度締めがアップしていたことに、常連様のありがたさ感じ、守っていただけたことへの感謝の気持ちでいっぱいです。

動画で見る顎関節症の改善,自律神経失調症・不定愁訴系,頭痛,目の不調,ストレスからくる痛み

新型コロナの影響で、行動制限によるストレスや環境の変化によるストレスが発生し、不調を増大させている事例がよく見られます。

今回のお客様は、頭痛で寝込む、頭のもやもや、目の不調、開口の不調、肩から上の重だるさで、不調がピークになりご来院。

開口の改善の動画は、施術経過の説明下方に貼り付けています。

「精神的に滅入っているから?」頭痛が起きると横にならずにいられない50代女性の施術経過

「年齢的にも更年期なのか?精神的に滅入っているからなのか?」

「頭が痛くなると、横にならずにいられない状態になる。」

「今は、頭痛はでてなくて、頭がもやもやした感じで、右目の奥が変な感じ。」

「肩から上がだるく重い感じです。」

「腰も右側が時々痛くなる。」

「どうしてよいかわからなくて来ました。」

病院では異常なし。50代女性。

頭痛がでると動けない気が滅入る50代女性の動きによる痛点確認

ヒアリングからストレスポイントと感じるのは、

  • お子さんが勉学のため県外に出ている
  • ご主人がコロナの影響で出向先から帰れない
  • 両親の介護が自分一人にのしかかっている

施術経過

初回施術

整体チェック法でみた不調とかかわっている緊張部位は、

左脚部に溜まった緊張と下腹部内部に溜まった緊張が目立ちます。

頭や目の不定愁訴や首痛はそれらの緊張との複雑な連動があるみたいです。

腰痛は首の緊張との連動が反応。

整体チェック法でみながら、順序よく古い残緊張の解放を促して、チェック法の反応がある程度減ったところで確認。

「首の痛み取れています。」

「右目は奥でなく周囲に集中してきた感じです。」

「腰は取れています。」

「口は開きやすい!」

「肩から上も軽くなっています。」

さらに調整を繰り返しましたが、

右目の違和感が残って、それ以外は楽になっていただいて終了。

温度差ストレスもかかわっていたので、冷え取りの個人ごとの最適値をお伝えしました。

2回目(前回から4日後)

「次の日、頭痛が出たんですけど、横になりたいまではいかない出方でした。」

「短い頭痛で、前とは違います。」

「目の違和感はあります。」

「肩から上の重い感じは少なくなりました。首筋に凝り感はあります。」

「腰はそこまでではないです。」

3回目(前回から7日後)

「次の日だった?しんどい日があったんですけど、その後は大丈夫でした。」

ちょっと頭痛を感じてもすぐ消えていく。」

「今日は、前ほど気にならないのですけど、右目、右首、右腰に感じています。」

「左右比べたら、右側が疲れているかな?みたいな感覚です。」

前は目を開けているとイライラして、本も字も見たくないって感じだったのに、良くなってきました。」

4回目(前回から3週間後)

「だいぶ調子いいです。目も気にならない。」

「もやもやも、出たかと思ってもすぐ消えていく。」

頭痛なく、寝込むこともないし、良くなったと思います。」

よかった。

不定愁訴的には出にくくなってきました。しかし、間隔が開くことで、問題ない範囲ですがアゴに少し制限かかかっていました。

施術後のチェックでは、今後は、一か月間隔のメンテナンスで、からだの余裕つくりをしていけると思われます。

動画による開口と不定愁訴の改善経過説明(初回~4回目)

整体所感

病院で異常なければ、自律神経の仕組みが不調を起こしています。

脳疲労・疲労の蓄積と自律神経について、梶本修身 医学博士の説明がわかりやすいです。

疲労が蓄積すると視野が狭くなる

「飽きる」「疲れる」「眠くなる」は脳疲労のサインです。この3大サインを無視して作業を続けていると、次には、「視野が狭くなる」という症状が現れることがわかっています。

『すべての疲労は脳が原因』梶本修身 医学博士 著

視野から入ってくる情報を減らそうとするホメオタシスが働くらしいです。

実際に、不定愁訴を抱えられてこられた方は、見にくい、かすむなど視野の不調、目の痛みや違和感が出ている方が多いです。

この方も目の違和感を訴えられていて、3回目のヒアリングでは、

「前は目を開けているとイライラして、本も字も見たくないって感じだったのに、…..。」

と、過去の状態を説明してくださっていました。

もっとも疲れているのは自律神経

頭痛がする、めまいがする、音や声が遠くに感じる、耳鳴りがする、体温調節がうまくいかなくなって火照る、バランス感覚を失ってふらつきやすくなる、血圧が変動するなど、さまざまな症状を経験したことがあるはずです。このような疲労が蓄積した際に出現する症状こそ、まさに自律神経失調症の症状なのです。

『すべての疲労は脳が原因』梶本修身 医学博士 著

そして、この、脳が部位に制限をかけてくる仕組みが腰にかかわれば腰痛、肩にかかわれば肩こりという形で現れたりします。

今までの整体実績から、これらの症状は、自律神経がからだにかけた緊張を解放する当院の手法で、蓄積が減るに比例して改善していくことがわかっています。

考えすぎに注意

考えすぎると脳疲労が発生します。

整体的見地では、「責任感」「不安」「不満」「感情の抑圧」などによって、常に考えたり意識する状況に陥り、脳疲労が起きやすくなると考えています。

  • お子さんが勉学のため県外に出ている
  • ご主人がコロナの影響で出向先から帰れない
  • 両親の介護が自分一人にのしかかっている

この方は、この状況のなかで、脳疲労がピークになっていたと思われます。

脳自身が疲労を避けるために、もやもやという症状を出したり、頭痛という形で強めたりして、『考えさせない状況』を作る場合があると考えています。

責任感みたいに、「~しなければならない」という感覚は普段からあたりまえにあるので、自分自身ではストレスになっていると感じていない場合あります。

考えすぎによる脳疲労は、それを日常的に意識して減らしたり、受けた影響を減らす手法もあるので、日常の中で気を付けたり取り入れたりしていくとよいと思います。

自律神経失調症・不定愁訴系,ストレスからくる痛み

心の状態と自律神経は密接な関係がありますが、自律神経が起こす緊張の蓄積との比例関係を施術を通じて感じるところです。

今回は情緒不安定で感情の抑えが利かなくなった方の施術です。

情緒不安定な状態と自律神経の関係 50代女性の施術

「情緒不安定で、自分で感情を抑えられなくなったので紹介されて来ました。」

「情緒不安定自体は何年も続いていたのですが、4日前からどうにも感情を抑えきれない状態になったんです。」

  • 全てのものと関係を断ちたい
  • 全てを投げ出したい
  • そこにいるだけで涙がこぼれる

会社でつらいことがあり、その確定された状況をもう変えることができない。

他に強く出ているつらさは、左手中指の痛み。不快感としては、肩、背中まわりの張りです。

施術経過

初回施術

整体チェック法でみた不調とかかわっている緊張部位。

情緒不安定な状態:

  • 太ももの緊張の影響 40%
  • 背中の緊張の影響 25%
  • 内部緊張の影響 20%
  • ストレスがダイレクトに影響 15%

左中指の痛み:

  • ストレスがダイレクトに影響 100%

整体チェック法でみながら、順序よく古い残緊張の解放を促して、チェック法の反応がある程度減ったところで確認。

中指は?

「指の痛み弱まりました。」

動きの確認で、

「突っ張ったり不快感は消えました。」

「頭がボーッとしてるかな。」

再調整後、再度、動きの確認をしていると、

「なんか?ねえ先生!なによりも心が軽い!心がすっきりした。」

よかったです。

緊張が減ることで、心の状態までその場で変化するとは意外でした。

指の痛みや肩や背中の張りもなくなり終了。

2回目(次の日)

「なんか、心がだいぶ軽くなりました。」

気持ちの持ち方が変わってきた感じがあります。」

中指は、きょう痛みが出てきました。」

3回目(前回から6日後)

「良い感じです。」

「時々、感情的になることはありましたけど、前のように抑えのきかない感じにはならない。」

「比較的、冷静な感じです。」

指は、時々、すっごく痛くなることがあります。」

4回目(前回から20日後)

「調子はいたって良いです。」

「ストレスはありますけど、前のような悲壮感や泣けてくることがないです。」

「心のコップに余裕ができてきたのかな?」

指の痛みは意識しなくなりました。良くなりました。」

整体所感

この方をご紹介してくださったご紹介者様は、ふらつきや頭痛など不定愁訴と顎関節痛や首痛が症状としてあるだけでなく、かなり無気力で落ち込んだ状態でのご来院でした。

自律神経による緊張の蓄積は心にも影響している

ご紹介者様は、4回目のヒアリングで、

「今まで無気力だったのが、あれもしようこれもしようと気力がでてきました。」

「気持ちが明るくなった気がします。」

と、辛さだけでなく心の状態の改善を体感されて、このたびのご紹介につなげていただけました。

このような心の変化は、けっこう多くヒアリングで伺うことがあるのです。

今回ご来院のお客様は、意外と初回の施術で「心が軽くなった」とおっしゃられたので、びっくりでした。

ストレスの元である会社の環境に戻った後の3回目のヒアリングでも、

「時々、感情的になることはありましたけど、前のように抑えのきかない感じにはならない。」

と、同じ環境下での明確な変化をご報告いただけたので、

施術で減らした『緊張の蓄積』と『心の状態』との明確な比例関係を確信する一つの事例になりました。

自律神経の仕組み(脳)が機能に制限をかけてくる

梶本修身 医学博士の著書で、疲労と自律神経の関係を解かれた著書があります。

疲れとは、疲れを感じている部位のエネルギーが枯渇していたり乳酸の問題ではなくて、脳に疲労が発生することで起こしている現象。

乳酸は疲労の原因ではない

運動疲労の正体は脳だった

運動を続けていると生体機能を調整している自律神経に疲労が蓄積するためホメオタシスが働き、あたかも筋肉疲労を起こしたかのようなシグナルを出して運動をやめさせようとします。

『すべての疲労は脳が原因』梶本修身 医学博士 著

つまり、自律神経の仕組みが動きに制限をかけている(緊張をかけている)わけです。

さらに疲労が蓄積することで、

もっとも疲れているのは自律神経

頭痛がする、めまいがする、音や声が遠くに感じる、耳鳴りがする、体温調節がうまくいかなくなって火照る、バランス感覚を失ってふらつきやすくなる、血圧が変動するなど、さまざまな症状を経験したことがあるはずです。このような疲労が蓄積した際に出現する症状こそ、まさに自律神経失調症の症状なのです。

『すべての疲労は脳が原因』梶本修身 医学博士 著

整体でよく対処している不調が現れてくるわけです。

つまり、不調を考えるとき、このメカニズムが根幹にあることを理解しないと結果につながりません。

当院では緊張の蓄積という概念で自律神経が起こしている現象を捉え、緊張の開放を促すアプローチをしていきます。

指の痛みはストレスに連動してでていた痛み

脳疲労がからだに現す現象として、ストレス痛があります。

悩みやくやしさなど考えすぎで脳疲労が進むと、循環器系とか大事な箇所の管理ができなくなるので、脳がからだのどこかに痛みを出して意識をそちらに向けさせる場合があると考えています。

今回、指の痛みはそれにあたると考えていて、感情を抑えられない状態が改善し、心に余裕ができてきたので痛みを発しなくなったと考えています。

疲労感が抜けない

寝れば取れるはずの疲労ですが、時々、疲労感がずっと抜けないとおっしゃられるお客様がおられます。

これは、乳酸ではなく、自律神経による緊張が抜けない状態で起きています。

小学生から疲労感が抜けない状態が続いている40代男性の施術

からだの状態

小学生から疲れが取れない状態が続いていて、無気力感、やる気が出ない、スタミナがきかない状態。「今まで我慢して生きてきました。」とおっしゃられています。

  • 疲労感
  • 息苦しさ
  • からだの硬さ
初回施術前の体の硬さ図
からだの硬さに緊張の蓄積の影響が現れている

施術経過:疲労感・やる気の変化

整体チェック法でチェックしながら、自律神経がかけている緊張の解放を促し、緊張の蓄積を減らしていきます。マッサージやストレッチなど、不要な刺激は入れません。

ヒアリングタイミング 疲労感 やる気の変化・その他
2回目ヒアリング
(前回から6日後)
全体のだるさ疲労感出てきました。3日間は良かったです。  
3回目ヒアリング
(前回から7日後)
疲労感は全体です。特に足にあります。3日はよかったです。  
4回目ヒアリング
(前回から10日後)
楽です。3日前から緊張が出てきたのですけど、前より楽です 歩いたりとかの運動に対してやる気が出てきました
5回目ヒアリング
(前回から14日後)
3日前から疲労感が出てきました。  
6回目ヒアリング
(前回から20日後)
3日前から疲労感が出てきました。今回、かなりもったと感じています  
7回目ヒアリング
(前回から21日後)
仕事のストレスが2週間続いた。その時、疲労感が出てきたのですけど、復活してきたんです。 施術の間隔を開けていけそう。
8回目ヒアリング
(前回から4週間後)
2週間経って疲労感が出たけど、次の日には軽くなりました
ストレスに併せ、1週間前から徐々に疲労感が出てきました。

胸周りから首にかけて緩んだ感じで、横隔膜が下った感覚です。

自発的に運動や勉強に行動をおこせるようになっている
疲労感出てきても余力がある

9回目ヒアリング
(前回から4週間後)
強い仕事のストレスがあったからか、5日前から疲労感がでてきました。
10回目ヒアリング
(前回から4週間後)
残業が増えたせいか、1週間前から疲労感が出てきました。

成果:

  • 疲労感が出てもストレスが去れば引いていくようになった
  • 自発的な行動ができるようになった・やる気アップ
  • からだの硬さが減った

7回目を超えるころから、疲労感が出ても引く現象が現れ、元々備わっている治癒力がうまく働くようになってきたことがわかります。疲労感が出っ放しにならない状態。

思考や行動が、以前は、やらねばならないことだけ我慢して行ってきたが、自発的に行動できるようにかわってきた。

疲労感自体も以前のつらさではなく、余力があって、出てもやる気が失われないようになった。

初回と10回目の施術前の比較(からだの硬さ)
施術前の柔軟性の比較(初回-10回目)

課題:

  • いつも以上のストレスで疲労感は出る
  • 睡眠の課題

一か月間隔のメンテナンスを続けていくことで、さらに余裕ができ、良い方向に変化していくと考えています。

整体所感

疲労といえば乳酸を思い浮かべますが、医療の研究では自律神経が起こしていることが明確になっています。

乳酸は疲労の原因ではない

運動疲労の正体は脳だった

運動を続けていると生体機能を調整している自律神経に疲労が蓄積するためホメオタシスが働き、あたかも筋肉疲労を起こしたかのようなシグナルを出して運動をやめさせようとします。

『すべての疲労は脳が原因』梶本修身 医学博士 著

疲労の蓄積と緊張の蓄積について

当院では、自律神経がからだにかけてくる緊張の開放を促し、緊張の蓄積を減らす施術をおこなっております。自律神経に着目した技術です。

緊張の蓄積が減るにしたがって、

  • 痛み・しびれ・不定愁訴の改善
  • 関節可動域の改善
  • 機能改善・パフォーマンス改善

がみられます。

疲労に対しても、上記事例を含め同様の改善がみられます。

したがって、『疲労の蓄積』状態は、『緊張の蓄積』が起こす不調の一つの過程と考えています。

緊張がなぜ蓄積していくのか?

本来は、寝たり休んだりで解消されるはずの疲労感。

「今まで我慢して生きてきました。」

とおっしゃられていましたが、自発的な行動や考えができないレベルになってられた。

これは、本来抜けるべき緊張が抜けずに溜まっていった結果起きていたわけですが、なぜ溜まるかについては、マスキング現象がかかわって起きていることが多いです。

詳細→マスキング現象にアプローチできると改善が早まる

今回の事例では、3歳の時に受けた事故の時系列で、滞りの元が発生していました。

良かれとおこなっていることで、結果的に緊張の抜けにくさを促進する場合がありますから注意が必要です。

無意識に起こるカラダの反応と刺激の関係