自律神経失調症・不定愁訴系, ストレスからくる痛み

心の状態と自律神経は密接な関係がありますが、自律神経が起こす緊張の蓄積との比例関係を施術を通じて感じるところです。

今回は情緒不安定で感情の抑えが利かなくなった方の施術です。

情緒不安定な状態と自律神経の関係 50代女性の施術

「情緒不安定で、自分で感情を抑えられなくなったので紹介されて来ました。」

「情緒不安定自体は何年も続いていたのですが、4日前からどうにも感情を抑えきれない状態になったんです。」

  • 全てのものと関係を断ちたい
  • 全てを投げ出したい
  • そこにいるだけで涙がこぼれる

会社でつらいことがあり、その確定された状況をもう変えることができない。

他に強く出ているつらさは、左手中指の痛み。不快感としては、肩、背中まわりの張りです。

施術経過

初回施術

整体チェック法でみた不調とかかわっている緊張部位。

情緒不安定な状態:

  • 太ももの緊張の影響 40%
  • 背中の緊張の影響 25%
  • 内部緊張の影響 20%
  • ストレスがダイレクトに影響 15%

左中指の痛み:

  • ストレスがダイレクトに影響 100%

整体チェック法でみながら、順序よく古い残緊張の解放を促して、チェック法の反応がある程度減ったところで確認。

中指は?

「指の痛み弱まりました。」

動きの確認で、

「突っ張ったり不快感は消えました。」

「頭がボーッとしてるかな。」

再調整後、再度、動きの確認をしていると、

「なんか?ねえ先生!なによりも心が軽い!心がすっきりした。」

よかったです。

緊張が減ることで、心の状態までその場で変化するとは意外でした。

指の痛みや肩や背中の張りもなくなり終了。

2回目(次の日)

「なんか、心がだいぶ軽くなりました。」

気持ちの持ち方が変わってきた感じがあります。」

中指は、きょう痛みが出てきました。」

3回目(前回から6日後)

「良い感じです。」

「時々、感情的になることはありましたけど、前のように抑えのきかない感じにはならない。」

「比較的、冷静な感じです。」

指は、時々、すっごく痛くなることがあります。」

4回目(前回から20日後)

「調子はいたって良いです。」

「ストレスはありますけど、前のような悲壮感や泣けてくることがないです。」

「心のコップに余裕ができてきたのかな?」

指の痛みは意識しなくなりました。良くなりました。」

整体所感

この方をご紹介してくださったご紹介者様は、ふらつきや頭痛など不定愁訴と顎関節痛や首痛が症状としてあるだけでなく、かなり無気力で落ち込んだ状態でのご来院でした。

自律神経による緊張の蓄積は心にも影響している

ご紹介者様は、4回目のヒアリングで、

「今まで無気力だったのが、あれもしようこれもしようと気力がでてきました。」

「気持ちが明るくなった気がします。」

と、辛さだけでなく心の状態の改善を体感されて、このたびのご紹介につなげていただけました。

このような心の変化は、けっこう多くヒアリングで伺うことがあるのです。

今回ご来院のお客様は、意外と初回の施術で「心が軽くなった」とおっしゃられたので、びっくりでした。

ストレスの元である会社の環境に戻った後の3回目のヒアリングでも、

「時々、感情的になることはありましたけど、前のように抑えのきかない感じにはならない。」

と、同じ環境下での明確な変化をご報告いただけたので、

施術で減らした『緊張の蓄積』と『心の状態』との明確な比例関係を確信する一つの事例になりました。

自律神経の仕組み(脳)が機能に制限をかけてくる

梶本修身 医学博士の著書で、疲労と自律神経の関係を解かれた著書があります。

疲れとは、疲れを感じている部位のエネルギーが枯渇していたり乳酸の問題ではなくて、脳に疲労が発生することで起こしている現象。

乳酸は疲労の原因ではない

運動疲労の正体は脳だった

運動を続けていると生体機能を調整している自律神経に疲労が蓄積するためホメオタシスが働き、あたかも筋肉疲労を起こしたかのようなシグナルを出して運動をやめさせようとします。

『すべての疲労は脳が原因』梶本修身 医学博士 著

つまり、自律神経の仕組みが動きに制限をかけている(緊張をかけている)わけです。

さらに疲労が蓄積することで、

もっとも疲れているのは自律神経

頭痛がする、めまいがする、音や声が遠くに感じる、耳鳴りがする、体温調節がうまくいかなくなって火照る、バランス感覚を失ってふらつきやすくなる、血圧が変動するなど、さまざまな症状を経験したことがあるはずです。このような疲労が蓄積した際に出現する症状こそ、まさに自律神経失調症の症状なのです。

『すべての疲労は脳が原因』梶本修身 医学博士 著

整体でよく対処している不調が現れてくるわけです。

つまり、不調を考えるとき、このメカニズムが根幹にあることを理解しないと結果につながりません。

当院では緊張の蓄積という概念で自律神経が起こしている現象を捉え、緊張の開放を促すアプローチをしていきます。

指の痛みはストレスに連動してでていた痛み

脳疲労がからだに現す現象として、ストレス痛があります。

悩みやくやしさなど考えすぎで脳疲労が進むと、循環器系とか大事な箇所の管理ができなくなるので、脳がからだのどこかに痛みを出して意識をそちらに向けさせる場合があると考えています。

今回、指の痛みはそれにあたると考えていて、感情を抑えられない状態が改善し、心に余裕ができてきたので痛みを発しなくなったと考えています。

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