自律神経失調症・不定愁訴系

不調の初期段階で何を施したか?

それによって慢性化や悪化に至る場合があるので注意が必要です。

左肩甲骨が張り息が吸いにくくなる発作で日常生活に不安な40代男性の施術

からだの状態

「20代半ばに息が吸いにくい状態になって、病院では異常なく、それは半年くらいで治ったのですが。」

「30代半ばから出張が増えたせいか?左の肩に違和感が出てきて、合わせて息のしにくさも再発しました。」

「さらに、ここ1年くらい前から、生活に支障がでるくらいの強い発作として、左わきから左肩甲骨内側に強い張りと息の吸いにくさが出るようになって。」

「波があって、弱いのも含めて日に一度は出てきます。」

「今日も、朝はよかったのですけど、運転の途中出始めて、ここまで運転できるかなあ?という感じでしたが、着いたら引きました。」

病院で異常なくご来院。40代男性。

動いていただくと、

挙上:「今は何もないです。」

肩回し:「左肩は少し動かしにくい。」

頭上下:「特にないです。」

前屈と後屈:「特にないです。」

股関節の可動域は問題なし。

息の吸いにくさ:「わずかにあるだけです。」

左肩甲骨が張り息が吸いにくくなる発作の図

施術経過

整体チェック法でチェックしながら、自律神経がかけている緊張の解放を促し、溜まった緊張を一つずつ減らしていきます。マッサージやストレッチなど、不要な刺激は入れません。

からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図
からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図

今は不調が出ていない状態ですが、整体チェック法で不調とのリレーションを探ると、息の吸いにくさも肩甲骨周りの張りも、上半身内部の筋膜に溜まった緊張が反応します。

表層を覆う緊張で取れにくいのがあるのでチェックすると、ネックレスと時計が反応するので外していただきました。

その後、次々、取るべき緊張が出てきました。

刺激に対する防御反応、体内部の緊張、全体を覆う緊張が主で、それらに自然な解放を促していきます。

ある程度、緊張が減った状態で立っていただき確認。

呼吸は、

「すぅ~ はぁ~。ずいぶん違いますね! ははっ。」

肩回りを動かしていただくと、

「全然ちがいますね。」

「さっき眠そうになっていましたよ。」

「軽いです。」

「息もしやすい。無理しないといけない感じが今はないですね。」

よかった。

動きの確認でほとんどつらさは訴えられてなかったですが、体全体が張った状態で、その感覚が普通になっていたみたいです。

初回の施術は短時間で終わりましたが、まだ、奥に溜まった緊張が多く、複雑な綾がありそうです。

不調が起きる理屈と施術ポイントの説明。

習慣改善(刺激を入れてはいけない)の注意点の説明。

そして、複雑な綾を取るために、もっと詳しい今までの経過のヒアリングをして終了しました。

2回目以降、施術前ヒアリングで経過をみる

術前ヒアリング
2回目ヒアリング
(前回から7日後)

まだ、1日に2回くらいは息を吸いにくくなるのがでます

施術の次の日、バーベキューに呼ばれて、そこで動けなくなるきつい発作が出ました

3回目ヒアリング
(前回から8日後)

はげしい発作が少なくなって回数が減りました

ゴルフコンペの時、若干出かかったのですが大丈夫でした。

4回目ヒアリング
(前回から13日後)

調子いいです。日常生活できなくなるんじゃないかと心配していたのですが。

全くないことはないんですけど、かなり楽になっています。

5回目ヒアリング
(前回から5週間後)

すごく調子いいです

内科でもらっていた薬も飲むことなくなりました

少し息苦しいのがでて、その時怖くて電話したんですけど、電話の後、大きくならなくて引きました

前だったら強い発作につながっていたんですけど、今までにない良い調子になったと感じています。

6回目ヒアリング
(前回から3週間後)

ここ一週間くらい前から、ちょくちょく軽いのが出始めていました

昨日、いつもとちがう特別のことがあって、その時、発作がでました。でも、きついやつではなかったです。

(まだお身体の許容範囲に対して余裕が十分ではない状態だと思います。強いストレスで一時的に許容範囲を超えたみたいです)

7回目ヒアリング
(前回から6週間後)

前みたいにひどいのは出なくなりました

肩甲骨が何回か張ったけど。大丈夫です。

8回目ヒアリング
(前回から2か月

ひどいの出てないです。

今、肩の張りはややあります。

経過から、メンテナンスはまだ続けたほうが良い状態ですが、強い発作が出なくなったことと、それに対する恐怖感も薄らいでいるようです。

2か月開いているし、これで一つの区切りになりそうです。

整体所感

この度のお客様は、立場上、普段かかっているストレスは量も強さも大きいと思われます。

ストレス痛という形で強い不調が出るケースはよくありますが、

このような『 きつい発作 』として繰り返されているケースは、

不調に対して『 対処されてきた経緯 』が原因で負のループに陥っている場合が多いのです(病院で異常がないことが前提です)。

一番行ってはいけないことは、つらい箇所に刺激を入れることです。

ストレスで自律神経が乱れて筋膜に緊張が入ることで筋肉や内臓系は緊張を持ちます。

これが蓄積したりして不調につながるのですが、その箇所を刺激することで、刺激箇所に自律神経の仕組みがさらに緊張を入れてきます(防御反応による緊張が加わる)。

結果、

  • 元々かかっていた緊張が抜けにくくなる
  • 新たなストレスによる緊張がそこにかかりやすくなる(ルートができる)
  • 刺激を繰り返すことで体が過敏に反応するようになる(防御反応が強まる)

ことがおきるわけです。

施術回数の個人差は、『 不調に対して何を施してこられたか? 』で左右される傾向があると感じています。

刺激系以外で緊張に対処する手法は色々ありますから、それを選択されることが根本解決には大切です。

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