右耳の奥に頭痛。頭を動かす角度によってズキンと痛みが増します。
「右の耳の奥に痛みがズキズキ出ています。」
「頭痛は一昨日からで、一週間前から首が痛かったんです。」
「あとは、左膝が痛くて、最近は正座が辛くなってきました。」
「腕立て伏せで左ひじが痛みます。」
60代男性。
頭を動かしていただくと、右耳奥の頭痛が角度によってズキンと痛みが増す。
膝は階段の確認で痛み。正座では今は出ていない状態。
腕立てで左ひじが痛む。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
整体要因リレーション:
(頭痛)
- 冷えによる内部の緊張との連動 20%
- ストレス系緊張 20%
- 肩首の緊張からの影響 35%
- 股関節の緊張からの影響 20%
(膝痛)
- 冷えによる内部の緊張との連動 40%
- ストレス系緊張 30%
- 肩の緊張からの影響 15%
- 頭の緊張からの影響 15%
冷え(体内の温度差)による内部の緊張の影響と部位間連動のよくあるパターンですね。
マスキングも反応します。
マスキングに合わせて、内部との緊張連動を解放。
部位間連動もチェック法でチェックして解放していきます。
確認で、
「耳の奥の痛みが消えた。全体的に後ろ頭にぼわーんと出ている。」
「膝は取れた。」
「肘も大丈夫。」
「これはどういう理屈なんですか?不思議な技じゃ。」
再調整で確認。
「頭をこの角度にすると耳の奥に出てきました。」
この後、再調整を2回ほど繰り返します。
確認のたびに、耳の奥の痛みの出方が変る。
これは、層になって蓄積している緊張層を一つ一つ解放していく過程でおきることです。
取った下の層が表面化することで痛みの位置が変わるわけです。
最終、
「耳の奥に違和感は残るけど、全然違ってきた。」
状態で終了。
冷え取りの最適値をお伝えして終了しました。
(2回目 5日後)
「頭はきれいさっぱり何にもなくなって。」
「膝も正座しても痛みが出ることなくなりました。」
「階段で降りるとき時々出るだけです。肘も大丈夫。」
「新しく、右肩の前に痛みが出てきました。」
よかった。
経過良好です。
日にちが経過することで治癒力が奥に眠っている緊張層を表面化してくれます。
それが、右鎖骨付近に出てきたということです。
同様の施術で痛み無く終了。
冷え対策は半身浴など冷え取りだけでなく、靴下を履くことが大切です。
ずっと、和服スタイルで、履物はぞうりで通してこられたらしく、初回のご来院は裸足でした。
しかし、今日はちゃんと靴下を履いてくださっていました。
気を付けてくださっているので、この後は時々のメンテナンスで大丈夫だと思います。