8年前からの臀部痛に悩む20代男性
少年期からずっと続けているスポーツ。特定の部位に痛みが発生して、社会人になってからはできなくなってしまった。
物理的に何かきっかけらしいものはない。いつまでも続く痛み。こういうケースは自律神経に良くない習慣がきっかけとなっていることが多いです。
臀部痛と肩の辛さが8年前から続く20代男性の施術経過
「お尻の痛みが20歳から始まって。」
「社会人になってからです。」
「学生のころからやっていたスポーツも、痛みで今はいけなくなりました。」
「お尻ほどではないですが、肩や背中につらさを感じます。」
20代男性。
前屈で、臀部全体とハムストリングスにかけての痛み。後屈は、特に出ない。
挙上で、両肩のコリで腕が上げにくい。
頭上で、首の痛み。
施術経過
整体チェック法でチェックしながら、反応する不要な緊張へ自然な解放を促していきます。 (マッサージやストレッチなど不要な刺激は入れません。)
初回施術
整体チェック法でみた不調との連動(引き合い)部位。
臀部(お尻)の痛み:
- からだ内部緊張との連動 20%
- 腹部の緊張との連動 40%
- 太ももの緊張との連動 40%
肩の痛み:
- からだ内部緊張との連動 20%
- 脚部の緊張との連動 80%
マスキングポイントは、
- 転職で3つの職場経験(夜勤・昼夜を問わない現場対応・重いものを持つ)
- 2年前の手術
整体チェック法でみながら、順序よく古い残緊張の解放を促して、チェック法の反応がある程度減ったところで確認。
「肩、だいぶ違います。楽。ゴリゴリ音はします。」
「首はちょっと残っています。」
「腰が痛い!右側にはっきり出てきました。」
再調整で、
「右腰、さっきより弱まっています。」
最終、前屈の右腰痛は少し残った状態。他は楽になり終了。
冷え(温度差による自律神経の乱れ)対策として、個人ごとの冷え取りのおすすめ条件をお伝えして終了。
2回目(前回から9日後)
「仕事中のお尻、腰の痛みはまだあります。」
「ソファーで寝てしまって腰の痛みが出ました。」
前屈で腰、臀部、ハムストリングスと、初回同様の痛み。後屈は痛みなし。
肩首も初回同様。
3回目(前回から7日後)
「立って伸びをするとき、腰にぐっと力を入れたらお尻上部に重いこり感がでます。」
「肩首はまだコリがあります。」
動いていただくと、前屈の臀部やハムストリングスや腰の痛みが無くなっています。
後屈で、臀部上部と腰の痛み。痛みの出方が変わりました。
肩首はまだ同様です。
この時の施術は、昼夜を問わない現場対応をされていたお仕事の時系列でチェック法が何度も反応。大量の残緊張がでてきました。
4回目(前回から14日後)
「お尻も腰もだいぶ良くなりました。」
「前回の後、すごく抜けた感じがあります。」
「肩首も前ほどじゃない。」
動きの確認で、前屈でハムストリングスに突っ張り。後屈は、腰上部に少し痛み。
肩首は動きでもだいぶ楽な感じです。
この施術で満足され、施術としては完了となりました。
整体所感
病院で異常がなければ、自律神経がかかわる緊張の蓄積で不調はでています。
緊張を解放させ、減らすことで改善していきますが、古い残緊張が表面化してくるので、その当時に似た痛みが出てきたり、痛みの出方が変わったり、さまざまな経過をたどることがあります。
社会人になって、いきなりの夜間勤務で、自律神経的には緊張の解放がうまくいかない、滞りやすい状態になってしまった。
これが、最初のきっかけになっていると思われます。
次の職場での、昼夜を問わない現場対応でさらに緊張の蓄積がすすんでしまったものと思われます。
西日本豪雨への出動はかなりの負担があったみたいで、3回目の施術時に、そのころの時系列の残緊張がたくさん出てきました。
経過から、悪化のベースになっていたことがわかります。
元々は、最初の職場で、緊張が溜まりやすい体質になったことが8年続く不調の元です。
本来はスポーツと同じで、コリや痛みは休めば自然に抜けるものです。
何日も続く時点で、自律神経に着目した解決をしておくと、転職を繰り返さなくてもよくなっていたのではないでしょうか。
岡山市 整体院 ほぐし庵
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