寝過ぎると強い腰痛で腰が固まる60代男性
仕事掛け持ちで休みがあまりないが、たまの休みに長く寝ると強い腰痛が出て固まってしまう。
痛みは2-3日は引きずり、痛み止めに頼っている。
寝過ぎると強い腰痛で腰が固まる60代男性の施術
改善経過を動画でまとめています。
お客様に整体の効果を感じていただけた後、公開の許可をいただいております。
痛みは動画には撮れませんが、体に溜まった緊張が減ることで筋膜が解放されますから、可動域に変化がみられます。
今回は、前屈後屈の可動域の変化で緊張の減りを確認し、痛みとの相関を動画で見ていけるようにまとめています。
自律神経がかけてくる緊張の解放を促す施術
自律神経が起こす筋反射を利用した整体チェック法で、からだに溜まった緊張を一つ一つ捉え解放を促していきます。
お身体の状態
休日など、寝過ぎると強い腰痛で腰が固まる。
今は、長く寝ていないので、座って背中を曲げたときに腰にズンと痛み。
足を上げると右の太ももと股関節に痛み。
施術経過
8回目の施術前ヒアリングで、寝過ぎると出る強い腰痛に大きな変化が確認できました。
初回施術
整体チェック法でアプローチすべき緊張をとらえ、解放を促していきます。
内臓系を中心として古い残緊張が溜まっていて、マスキングとしては43年前の事故の時系列がチェック法に反応。
座位の腰痛と、足を上げた時の股関節と太ももの痛みは一旦消えて終了。
2回目から7回目までの施術
緊張の蓄積として、病気入院の時系列も反応したが、
主には、過去に従事されていた職業の時系列が整体チェック法に反応。
そのころ溜まっていたと思われる緊張にアプローチして、自然な解放を促していくことを繰り返しました。
ヒアリングでは、徐々に改善を確認できましたが、ご本人は不安感から、まだ薬を手放せない状態。
8回目施術前のヒアリング(前回から一カ月後)
「休みに5時間寝た」
「今までだったら腰に来てたけど普通に歩けた」
寝過ぎると出てくる強い腰痛に対して、明確な変化を確認できました。
9回目施術前のヒアリング(前回から一カ月半後)
「休みに6時間寝た」
「ちょっと痛い程度で、歩いたら消えた」
「今までと全然違う。調子よいです」
8回目も9回目も薬を飲むことありませんでした。
からだに溜まった緊張の減りを前後屈で比較
体に付帯した緊張が減ることで、初回より明確に可動域がアップしています。
Googleマップの口コミに施術の感想を書いてくださいました。
腰痛でもう40年近く悩んでいます!友人にすすめられ4月からお世話になっています。だんだん良くなっていく実感があり、院長先生もとても親身になって取り組んでいただいてます。
GoogleMAPクチコミより
整体所感
体に溜まった緊張が減るに比例して、こり、痛み、しびれ、不定愁訴が改善方向に変化することが実績からわかっています。
緊張が溜まるとは、過去から徐々に溜まった緊張と、現在進行形のストレスでかかる緊張との足し算になります。
慢性痛を何年も繰り返されてこられた方は、『過去から徐々に溜まった緊張』がたくさん関わっているケースが多いです。
過去の緊張とは今となっては必要ない緊張であることが多い
過去から徐々に溜まった緊張については、過去に何かあった時に緊張がかかって、そのままになってしまっている状態の集まり(蓄積)。
つまり、ずっと過去にあった事象でかかった緊張も関わっている場合があるのです。
慢性症状を抱えている方は、この『過去から徐々に溜まった緊張』が主となっていて、
それらは、『今となっては入れてなくてもよい緊張』である場合が多く、脳(自律神経の仕組み)にそれを気づかせれば、脳が自らその緊張を解放してくれるのです。
だから、内臓系にかかった緊張も減らしていけるのです。
当院では、自律神経が起こす筋反射を利用した【整体チェック法】を使って、古い緊張を脳に気づかせて解放を促していきます。
なぜ過去の緊張がかかりっぱなしになるか?
トラウマ的に記憶が関わって緊張が抜けなかったり、続けざまにストレスが続いて解放する間がなかったり、さまざまなケースがあると施術から感じています。
気を付けるべき点としては、意図的に体に刺激を入れることで、緊張が解放されにくくなるケースがあるということです。
刺激を入れることの影響
一つ一つ緊張を取る施術を通じて感じるのは、つらい箇所などに刺激を入れることで緊張の連動が複雑化しているケースがあります。
さらには、刺激に対する防御反応によって、自律神経が刺激箇所に緊張を入れてくる現象が関わり、かえって緊張が増えてしまうことが起きています。
つまり、刺激を入れることによって、結果的に緊張を増やしてしまったり複雑化してしまう場合があるのです。
それによって何が起こるか?
本来、解放されるべき緊張が解放されにくくなり、奥の方へ隠れてしまうことが、施術を通じてわかっています。
脳は理由があって緊張を入れているので、刺激を入れて神経を逆なでない方がよいのです。
今回の寝過ぎで強い腰痛が出るケースについて
長期休暇でゴロゴロしていると、体のあちこちが痛くなる経験がありませんか?
表層の緊張が緩んで、奥に潜んだ緊張が表面化した場合に起きると考えています。
この度の『寝過ぎると強い腰痛で腰が固まる』も同様で、長く寝ることで表層が緩み、奥に溜まっていた緊張が多かったので、それが表面化して強い腰痛がでたと施術経緯から感じています。