転々
腰痛でご来院。30代男性。
11月の末にギックリ腰。
ギックリ腰は10年前から一年毎にあって自然に治っていたけど、今回は治りが悪く整骨院を転々とする。
S整骨院、K整骨院、A鍼灸整骨院。
効果がなく、R整形外科でレントゲン。椎間が狭くなっている箇所がみつかっただけで異常はなし。
年が明けて、I整骨院、A整骨院に通い、ふともものほうまで辛さが広がったため、整骨院をやめて当院にご来院。
「デスクワークで座っているとすぐ辛くなり、家に帰るころには激痛にかわります。」
チェック法を使いながら技をかけていきますが、仙腸関節、股関節、腸腰筋で反応。
施術としては簡単でしたが、腸腰筋で何度も反応が出てきて、マスキング現象も出てきます。
「では、確認です。座ってみてください。」
「すぐに痛みが出てきます。」
再調整と座位の確認を繰り返し、
痛みが出始める時間も長くなってきました。
「痛み方もゆるくなりました。」
不要な刺激が加わると、カラダはその個所に緊張を入れてきます。
そして、それが繰り返されることによって、緊張を解きにくい状態に陥ってしまいまうと考えています。
過去のギックリ腰の記憶もカラダに刻み込まれていますから、状態がより複雑化していると感じました。
一度に取りきることはできない状態なので、次の方が来られるぎりぎりの時間まで繰り返して終了。
チェック法の反応も少なくなってきました。
たぶん、あと1回施術を行えば、ずっと座ってられる状態になるでしょう。