内側から引っ張られる痛み

「左腰の奥が内側から引っ張られている様に痛むんです。」

「座っていても感じますが、立っているほうが強く感じます。」

「まっすぐ立とうと思うほど強く痛みます。」

「あと、腰の重だるさが強いです。」

 

30代女性。

 

腰椎分離すべり症の手術を10年前にされています。

腰の重だるさは手術後から続いていて最近強くなっている。

左アバラの下方、腰の奥の引っ張られる痛みは3ヵ月前から始まっている。

 

左腰の痛みは、よくある冷えの関連が予測されます。

整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

 

下腹部内部との緊張連動を解除。冷えが反応します。

腰椎の調和、全身調和をして確認。

「あれ?左腰筋の引っ張られる感じが無くなっています。」

「でも、左の太ももが痛みます。」

 

うつ伏せが腰に負担かけているみたいなので、座位で太ももの施術を続けます。

マスキングを一点解除。

「あれ?痛みが移った。今、カラダに何が起きているのですか?」

 

さらにマスキングが反応したので解除。

「太ももの痛みが無くなりました。」

 

腰の重だるさは手術後の頃のレベルに軽減。

残っている重だるさは、すべり症の手術で埋め込んだ金属が反応するので、これ以上は取れないと判断。

「わかりました。このレベルなら従来通りで問題ないです。」

 

手術の影響もありましたが、冷えからくるカラダ内部の緊張の影響が大きいケースでした。

冷え取りをきっちり行うと、内から引っ張られる痛みは出てこないと思います。