肩こり・腰痛 からだに聞きながら
以前、会社員として社内用のアプリケーションをエクセルやアクセスで作っていた時のこと。
納期とか迫って、こん詰めると、必ずといっていいほど扁桃腺が腫れて、38度以上の高熱がでた。
3日ほど休むと治るのだが、仕事は進まなくなるし、苦しさがインフルエンザ並みなので、次にならないために、どのように調整すればよいか真剣に考えたことがあった。
その時の結論としては、スポーツジムに通うこと。
汗を流すことが、カラダだけでなく心にもリセットをかけてくれる。
疲れているのだけど、その場所に行けばそれなりにカラダは動くし、カラダを動かして汗がでてくると、頭や肩周辺にまとわり着く独特の疲労感や緊張もやわらいでくる。
ストレスが自律神経のバランスを崩し、血流障害や免疫力低下をおこすということがわかっています。
これが、コリや疲れ、そして、思わぬ病気の元になっています。
ストレスと自律神経の関係。自律神経のアンバランスとコリや病気の関係。
関連がわかりにくいだけに、自分での対処法がわからない場合が多いですね。
私の場合、中程度のストレスであれば、肩首のコリとして出ますが、一気に浴びせられる大きなストレスは扁桃腺を直撃するのかなと経験から感じています。
今の整体を始めてわかってきたこと。
”出てきた症状を刺激してはいけない”
ということです。
たとえば、コリ。
コリはカラダを管理してくれている機関が出しているサインです。
”そこを、それ以上動かしたら、だめですよ。オーバーワークですよ。”
たとえば、コリを無理やり、強い刺激でほぐしてしまったら、
”動かしてほしくないから固めているのに、もっと硬く固めないといけないのかな”
これが、慢性化への入り口になります。
最近、女性に多いですが、首にまであがる肩こりやそれに伴う頭痛の方が複数ご来院してくださっています。
お仕事や強い悩みを持たれている方が多いですね。
当院では、施術を行いながら、コリに対して強い刺激(強揉みなど)を与えてはいけないことを理解してもらいます。
やはり、ヒヤリングしている中で、ご自分で悪化させてしまっていたケースもあり、その場合はカラダが過敏になっているので、改善に時間がかかってしまいます。
私自身の経験。
以前は、
・コリのツボを器具でぐいぐい刺激。
・マッサージは強くないと受けた気がしない。
・強く揉める先生が良い先生。
と考え、おかげで、肩こりは慢性化、特に右肩には大きな硬いこぶができていました。
肩こりは遺伝と勘違いしていた頃のことです。
今の整体を始めて、全てをやめました。
つらかったです。
つらさは筋肉トレーニングと、貼るカイロを使った暖め、そして、テーピングにより負荷点をずらすことで対処していきました。
6ヶ月経った頃、肩の軽い自分に気づきました。慢性化から脱出できました。
もう、カラダが強い刺激を要求しないだけでなく、受け付けなくなりました。
世間で当たり前のように行われていることが、実は間違っているかもしれないこと。
一時的に辛さが緩和するので、効果があるかのように勘違いしてしまう。
繰り返すことで、つらさが収束するのであれば、その行為は間違っていないでしょう。
何度やってもすぐぶり返す、以前より、ぶり返す頻度が多くなった、この様な場合は、間違った行為ではないかと疑うことが大切です。
腰痛体操とかも気をつけたほうがいいですよ。それぞれの都合(理論)でまとめてしまっているものがあります。
私は腰痛もあったので、色々試していますが、悪化したメニューもありました。
コツは、痛みを感じる動作を無理にしないこと。
痛みはカラダが教えてくれているサインですから、体操もカラダに聞きながら行うのがいいと思いますよ。