30年前
中学の時に買ってもらったステレオ。
息子が興味を示さないので、ほぐし庵に置きました。
今は、娯楽がたくさんありますからね。
私が中学の頃は、アマチュア無線、ラジコン、ステレオ、BCLラジオ、あたりが憧れだったかな?
音楽を聴くのが好きで、新卒の就職先はスピーカーの会社を選んで入社しました。
スピーカーユニットのOEMで、国内外の有名どころ、大半と取引がありました。
特に高級品の依頼が多く、音の注文に対して、試作サンプルを作成して、注文をとっていく。
めちゃくちゃ忙しかったけど、やりがいのある会社でした。
しかし、徹夜や休日出勤が多すぎて、結局4年で転職しました。
でも、この会社の考え方や動きはすばらしかったですよ。
今に至るまで、色々な場面で参考になっているし、あの会社での経験が、私の人生にとってプラスだったと感じています。
よく、カリフォルニアのスピーカーメーカーの音と、ヨーロッパのスピーカーメーカーの音を比較して、
「湿度の違いがこの音色の差だ」 とか雑誌に書いてあったりしましたが、単純に民族的な嗜好の差なんですよね。
希望の音に、材質を変えて合わせているわけですから。
音の世界って面白いですよ。
ヘッドホンや高性能小型スピーカーが今の主流のなかで、場所もとるし、買い替えも何度か考えましたが、しなくて良かったと思います。
30年前の思い出。
これからも活躍してもらいます。