複雑な不調和
「〇〇です。こんばんは。」
「いらっしゃいませ。どうぞこちらに。」
「う。 いたたたっ..。」
40代男性。
よくあるケースでギックリ腰ではないですが、動きから、そうとう我慢をされていた感じが伝わってきます。
「クレー射撃の大会があって、腰痛と坐骨のしびれ、そして、首にきてて、左の頭痛と目の上の痛みです。」
大会の後ですか。
時間がかかることを想定して始めましたが、思ったよりスムースに進みます。
最後に残ったのが、腰骨の痛み。
「前屈はここ、後屈もここ。」
同じ位置。
チェックで、複雑な不調和があり、ちょっとてこずりました。
なにか人為的なものを感じます。
椎、椎間、スジ、細かくチェックして、三軸修正法で調整。
「あれ、痛くなくなりました。なんでこれで...?」
カラダのエージング目的で基本手技をかけながら、理論を説明していると、
「今までのところでは、腰を木槌で叩かれましたけど。」
「だからですね。」
「でも、国体選手を調整している先生なんですよ。」
強い刺激に対して、カラダ(無意識に働いている機関)はかならず反応します。
元気な方は戻す力(治癒力)があるので、 それがきっかけになって、その弊害以上の戻りをみせることはありますが、
ぎりぎりの状態で、その刺激を受けると、カラダはそれを防御しようと、その部位に緊張を入れてきますから、その緊張のほうが勝ってしまいます。
受ければ受けるほどそこが複雑な緊張状態になりますね。
「11月にも岡山に行きますから、その時はよろしくお願いします。」
岡山の南端の当院まで、ご来院感謝です。