複雑な不調和

2017年1月6日

「〇〇です。こんばんは。」

「いらっしゃいませ。どうぞこちらに。」

「う。 いたたたっ..。」

40代男性。

 

よくあるケースでギックリ腰ではないですが、動きから、そうとう我慢をされていた感じが伝わってきます。

 

「クレー射撃の大会があって、腰痛と坐骨のしびれ、そして、首にきてて、左の頭痛と目の上の痛みです。」

大会の後ですか。

 

時間がかかることを想定して始めましたが、思ったよりスムースに進みます。

最後に残ったのが、腰骨の痛み。

 

「前屈はここ、後屈もここ。」

同じ位置。

 

チェックで、複雑な不調和があり、ちょっとてこずりました。

なにか人為的なものを感じます。

 

椎、椎間、スジ、細かくチェックして、三軸修正法で調整。

「あれ、痛くなくなりました。なんでこれで...?」

 

カラダのエージング目的で基本手技をかけながら、理論を説明していると、

「今までのところでは、腰を木槌で叩かれましたけど。」

「だからですね。」

「でも、国体選手を調整している先生なんですよ。」

 

強い刺激に対して、カラダ(無意識に働いている機関)はかならず反応します。

 

元気な方は戻す力(治癒力)があるので、 それがきっかけになって、その弊害以上の戻りをみせることはありますが、

ぎりぎりの状態で、その刺激を受けると、カラダはそれを防御しようと、その部位に緊張を入れてきますから、その緊張のほうが勝ってしまいます。

 

受ければ受けるほどそこが複雑な緊張状態になりますね。

 

「11月にも岡山に行きますから、その時はよろしくお願いします。」

岡山の南端の当院まで、ご来院感謝です。

腰痛

Posted by 院長