口を開ける時に右顎がコンと鳴ります。片頭痛にも悩む30代女性
温度差ストレスによる自律神経の乱れは、普段の生活習慣からくることが多いので、体に緊張が溜まりやすいです。
これが、顎の鳴りや片頭痛の元になっている場合があることはあまり知られていないです。
※2012年12月30日にアップしたこの記事を2023年11月15日に見やすく編集しました。(改善経過の動画をわかりやすく一つにまとめトップに掲載、解説の追記)
口を開ける時に右顎がコンと鳴ります。片頭痛にも悩む30代女性の施術
初回から3回目までの改善経過を動画にまとめました↓
お身体の状態
「口を開けると右顎がコンと鳴ります。」
「2週間に1度の割合で片頭痛が起きて、左目中心に出る時と、右こめかみに出る時があります。」
30代女性。
整体チェック法で見た施術ポイント
- 下腹部内部(内臓周囲の筋膜)に溜まった緊張と頭部の連動
下腹部内部に溜まった緊張は、温度差ストレスによる自律神経の乱れが主と思われます。
下腹部と頭部連動の左右のアンバランスが顎の鳴りを生んでいて、連動による頭部緊張の高まりが頭痛に関わっていると思われます。
自律神経がかけている緊張に対し自然な解放を促す施術
自律神経が起こす筋反射を利用した整体チェック法で、からだに溜まった緊張を一つ一つ捉え解放を促していきます。
マッサージやストレッチなど刺激は入れない施術です。
施術経過
顎の鳴りは3回で消失。
頭痛は、薬を飲まなくてもよいレベルに弱まりました。
初回施術
初回施術前開口動画↓
口を開けた時、コンと音が鳴っています。
開口も制限されています。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
下腹部内部の緊張を減らしていくと、その場で顎のバランスや片頭痛が改善していきました。
初回施術後開口動画↓
緊張の解放を促していくだけで、開口バランスが取れて、音が少なく、術前より大きく開きます。
顎に触れる施術はおこなっておりません。
頭痛も取れました。
2回目施術(前回から1週間後)
2回目施術前開口動画↓
おからだにエージングがかかり、さらに口が大きく開いています。
音は、時々鳴るレベルで、頭痛は今日まで出ていません。
3回目施術(前回から17日後)
3回目施術前開口動画↓
開口状態は維持しています。
頭痛は右側に弱いのが出たくらいで、薬を飲まなくてよいレベルだったみたいです。
顎は安定してきていると思います。
頭痛に対しても、半身浴を継続されると、従来の酷いのは出ないと思われます。
一ヶ月の定期メンテナンスで様子をみていきます。
整体所感
この度の施術では、主に下腹部内部に溜まった緊張に対して自然な解放を促すことで、顎のバランスが整い鳴りが消失、頭痛もその場で消えていきました。
顎や体に押圧など刺激は一切入れていません。
このお客様に溜まっていた緊張は、温度差による自律神経の乱れが主と思われ、温度差の影響に気を付けると、良い状態の維持がご自身でできる可能性があることになります。
温度差ストレスによる自律神経の乱れは、気づかないうちに影響を受けていることが多いです。
夏場の冷たい飲食とかエアコンの影響などは代表的なところです。
どちらかいえば暑い時期のほうが影響が多いわけです。
- 温度差をリセットする習慣
- 温度差を避ける服装
これらに気を付けるとよいです。
足湯とか半身浴が健康に良いのは、末端を温めてリセットすることで自律神経を整える一助になり、緊張が体に溜まりにくくなるからです。
温度差を避ける服装とは、末端を防御することを意識して、靴下の重ね履きなどが有効です。
安全で、自律神経という根幹の仕組みに良い方向に働くので、健康法としておすすめなのです。