4年前からの顎クリック音に加え一ヶ月前から痛み10代からの片頭痛もあります

痛みには必ず理由がありますが、出たり出なかったりが小さいころから何年も続くのは、古い残緊張が関わっていることが多いです。

4年前からの顎クリック音に加え一ヶ月前から痛み10代からの片頭痛もあります 30代女性

「4年前から顎にクリック音が出て、歯科矯正では変わりなく、一ヶ月前からは左顎に痛みも出てきました。」

「10代からの片頭痛もありますが、薬の効きが悪くなってます。」

「片頭痛は週に3回くらいの頻度です。」

「頭痛の時は肩こりも出ます。」

30代女性。

動きの確認では、

今は頭痛も肩こりもありません。

開口で痛みと小さなクリック音。あまり口が開いていません。

整体要因リレーション

整体チェック法でみた不調との連動部位。

顎の痛み:

  • ストレスによる全身を覆う緊張との連動 40%
  • ストレスが直にアゴに影響している 20%
  • 脚部の緊張との連動 40%

片頭痛については古い緊張との連動が関わっているみたいで、施術途中にリレーションがわかってくると思います。

施術経過

初回施術

整体チェック法でチェックしながら、反応する緊張層に対して自然な解放を促していきます。

最初に反応したのは、全身を覆うストレス系の緊張。

それらと部位間連動を取っていくと、ヒアリングで伺っていた11歳の右足靱帯損傷時のマスキングが反応してきました。

マスキング層に照準を合わせて、紐付く緊張を確認すると片頭痛とのかかわりが反応するので、ここで要因リレーションを確認します。

片頭痛との要因リレーション:

  • 冷えからの内部緊張との連動 30%
  • 脚部の緊張との連動 60%

この脚部の緊張は顎関節症にも影響しています。

解放して中間確認。

「アゴ痛みないです。ちょっと開きやすくなった。」

再調整で、何度か脚部との連動とストレス系緊張が反応してきたので解放して確認。

「だいぶ開きやすくなりました。」

完全ではありませんが開口はアップ。痛い側の顎関節が硬くて斜めに開いていましたが緩んでバランスも改善方向に変化。

ビデオで前後の変化を見ていただき、視覚でも納得していただけました。(今回は、動画公開許可は取れていません。)

ストレスの影響も多かったですが、ベースには冷え(体内の温度差)の影響があるので、冷え取りの個人ごとの最適値をお伝えして終了。

2回目(前回から14日後)

「すごく調子が良くて、顎の痛みが無くなってクリック音も減りました。」

「前は噛むたびにゴキゴキ鳴ってたんですけど。」

「頭痛の頻度もかなり減りました。」

よかった。

同様の施術で開口がさらに余裕ができて終了。

この後はメンテナンス間隔で大丈夫です。

整体所感

マスキング現象とは事故や怪我などショックな状況で広い範囲で緊張が覆ってしまう現象です。

緊張が覆われることですでにある緊張が自然に抜けにくくなり、その箇所の緊張が高まる状況ができてしまいます。緊張が高まるので整体的不調に大いに関わってくるのです。

追突事故の後しばらくして首が痛くなったりして、病院では異常がみられない。このような現象にもマスキング現象がかかわっていることが多いのです。

片頭痛と11歳の足の靭帯損傷時のマスキングの関係

怪我による当時の脚部の緊張と、元々存在していた、冷え(体内の温度差で自律神経が乱れる)によるカラダ内部の緊張の蓄積が、靱帯の怪我のマスキングによって滞りを起こした。

滞りによる脚部や内部の緊張の高まりが、この方の場合は頭部に筋膜を通じて片頭痛という形で連動した。

そこに、普段のストレスによる緊張がプラスされ、カラダの許容範囲を超えた時は頭痛が出るし、超えない時は全く出ないということを繰り返していたと施術経緯から感じます。

実績から、ストレス系の緊張が多くなるほど薬が効きにくくなる傾向があります。

緊張層が許容範囲を超えて痛みが出る
図は、緊張層が許容範囲を超えて痛みが出るイメージです

顎関節症は主にストレスとのかかわりが強かった

ストレスによる緊張は全身を覆っていたわけですが、片頭痛にみられるように頭部周囲の許容範囲に余裕が無い状況になっていたため、ストレスの緊張の影響がアゴ周囲に広がりやすくなっていたと考えられます。

緊張の蓄積現象についての詳細は、

実績からわかった整体的不調の発生メカニズム

マスキング現象については、

マスキング現象にアプローチできると改善が早まる

をご参照ください。

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岡山市 自律神経に着目した整体院 ほぐし庵

完全無痛の技術

技術的特徴
●不調の原因(緊張)を捉える技術(整体チェック法)
●緊張の開放を促す技術
この2つが一体化していることが特徴。
緊張の解放に比例した、不調やバランスの改善をその場で確認できます。
  病院の検査で異常無い全身のお辛さが対象範囲です。
お辛さには必ず原因が存在しています。
医療機関で手だて無く悩んでおられる方へ、意外と整体的要因が原因である場合があります。ご相談ください。