左足お尻から足先までの坐骨神経痛 40代男性

2020年2月4日

「左お尻からハムストリングスの痛み。痺れは足先まであります。」

「座っているのと、朝起きて座る動作が辛いです。靴下履くのが辛い。」

「出始めは3ヶ月前です。」

「最初お尻がこった感じだったのが、だんだん太ももの痛みに広がって、最後は足先の痺れになってきて病院に行きました。」

「MRIでも異常はありませんでした。」

40代男性。

よくあるタイプの坐骨神経痛です。

ヒアリングでは、痛みが出る少し前に環境の変化がありました。

  • 4ヶ月前に仕事の内容が大きく変わった
  • 変わった仕事場所の環境ストレス

動いていただくと、左足だけでなく肩首のきついコリもあります。

整体要因リレーションチェック:

  • 内部の緊張との連動
  • 肩の緊張からの影響
  • 股関節の緊張からの影響
  • ストレスからの影響

整体チェック法でチェックしながら、反応する緊張への自然な解放を促します。

なかなか解放しにくいケースでしたが、

肩首痛は無くなり、坐骨神経痛に関しては、

  • ハムストリングスの突っ張りが残る
  • 座って足を伸ばすと足首とお尻に少し痛みが残る

状態で、痛みの量は減って終了。

ヒアリング項目以外にもストレスによる自律神経の乱れがかかわっている可能性がありそうです。

お辛さは冷えの影響もあるので、冷え取りの個人毎の最適値をお伝えして終了しました。

(2回目 前回から4日後)

「まだ辛いです。」

「ストレスも影響しているのなら、〇〇の件と△△の件が常に意識の中にあります。」

本来は抜けていてもよいはずの古い残緊張に対して解放を促すことと確認を繰り返して、最終、前回様に坐骨神経痛のお辛さが減った状態で終了。

(3回目 前回から2週間後)

「だいぶ楽になりました。」

「まだ痛みは出ますけど以前のようなことはありません。」

今回はお辛さ無くなり終了。

この後は、メンテナンス間隔で施術間隔を開けていけます。

【整体の範疇の不調とストレスの関係】

整体的不調はすべて自律神経の乱れから起きる緊張の蓄積で起きております。

緊張の蓄積イメージ

緊張が入る要因の一つにストレスがあります。

たとえば、「発表会で自分の番が近づくとカラダ全体が固くなる。」みたいな現象を思い浮かべていただければと思います。

「うまくいくだろうか?」というストレスで全身の筋膜に緊張が入るわけです。

この場合であれば、自分の番が終われば緊張は解かれます。

ストレスの内容や入り方が、

  1. 日常的にあるストレスが影響している場合
  2. 心的に負担になる事柄があった場合
  3. 複数の緊張が短時間にかかった時

この様な時に、カラダに残りやすく蓄積が起きやすいと施術を通じて感じています。

今現在受けているストレスによる緊張については整体では取れませんが、

蓄積の過程で、他の緊張層が上にかかることで、『抜けてもいいのに残ってしまっている緊張層』については解放する技術があります。

『抜けてもいいのに残ってしまっている緊張層』や冷えによる緊張層を解放していくと、蓄積の総量がカラダの許容範囲内になり痛みが出にくくなるわけです。