膝裏がいたくて左足が曲がらない。孫を抱っこして長く歩いてからです。

「左の膝裏が痛くて足を曲げるのが辛いです。」

「椅子に座ると立つのが辛いです。」

 

娘さんのご紹介でご来院。60代女性。

動いていただくと、左ひざが90度も曲がっていない状態です。

 

一ヶ月前、運動会でお孫さんを抱っこして300mくらい歩いてから痛みが出たということですが、使い疲れであればもう治っていても良いはずです。

一週間前に行かれた整形外科では、水分不足と言う診断と漢方薬を処方されたらしいです。

 

良くある冷えの影響を感じますがいかがでしょうか。

整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

 

予想通り冷えによるカラダ内部の緊張が反応。

その箇所の緊張連動が左ひざに直接かかっていることと、

肩、首の緊張の影響が左ひざの緊張を増幅させています。

 

マスキングもたくさん反応してきます。

マスキングに合わせて使い疲れ的な反応も出てきます。

本来、自然に消えるべき使い疲れの緊張がマシキング層に阻まれて残り、痛みを増幅しているみたいです。

 

それらを解除してうつ伏せのまま足を曲げてもらいます。

「あ、楽です。最初より曲がっている。」

ぎりぎりまで曲げていきますよ。

「あ。痛い!ふくらはぎに出てます。」

 

うつ伏せでの確認と解除を繰り返して、可動域と痛みが改善してきたところで立っていただきました。

「あー大丈夫!楽です。」

しゃがんでみてください。

「ん?!まだ膝に来ます。」

 

微調整を再度繰り返し、

最終的に正座ができる状態で終了。

膝裏の筋に痛みが少し残ってしまいました。

 

(2回目 1週間後)

「だいぶ良くなりました。」

「まだ、階段を降りる時が痛みます。」

「膝を中心にむくんでいたのが無くなりました。」

 

まだ、正座での違和感も残っていました。

前回同様の施術で、階段も正座も違和感なくなるまで調整して終了。

 

「技がソフトで半信半疑でしたけど、本当に楽になりました。」

もうこれで大丈夫です。

 

冷え(体内の温度差)によりカラダ内部に緊張が溜まります。

カラダ内部に溜まった緊張は様々な箇所に連動します。

 

お孫さんを抱っこして無理されたことはきっかけではありますが、

入れた技の種類から、慢性的な冷え障害によって緊張の蓄積が起きて、おカラダの機能が制限されていたことが今回の根本原因と思われます。

 

半身浴をこれからもがんばりましょう。