腕があがらない後ろに回らない五十肩 痛みで目がさめることがあります60代女性
五十肩で、痛みと可動域の改善経過を動画にまとめています。(初回ー4回目まで)
以下、動画の詳しい解説です。
腕があがらない後ろに回らない五十肩 痛みで目がさめることがあります60代女性の施術
お身体の状態
「去年の10月から、左手が後ろにまわらないし上がらなくなりました。」
「左を下にして寝ると痛みで目が覚めます。」
ご紹介でご来院。60代女性。
施術ポイント
- ストレスからくる緊張の蓄積
- 施療が合っていなくて防御反応による緊張
- 腕を動かす運動に対し防御反応による緊張
自律神経がかけている緊張に対し自然な解放を促す施術
自律神経が起こす筋反射を利用した整体チェック法で、からだに溜まった緊張を一つ一つ捉え解放を促していきます。
マッサージやストレッチなど刺激は入れない施術です
改善経過
初回施術
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
温度差と心的なストレスの影響がメインですが、過去の施療での防御反応なども反応してきます。
解放と確認を繰り返して、
後ろにはまわりにくいですが、腕は上がるようになってきました。
2回目施術 前回から4日後
「後ろへは、以前よりまわります。」
施術前
最初より良いですが、前回の術後より戻っています。
施術後
初回の術後よりスムーズに動いています。
3回目施術 前回から9日後
「日常、困ることが少なくなりました。まだ、左を下にして寝ていると痛みで目が覚めることがあります。」
施術前
可動域の戻りは少ないですね。
施術後
後ろに腕をまわした時の可動域がわずかに緩和。
4回目施術 前回から17日後
「左を下にして寝た時の痛みは減ってきています。痛みで目が覚めない。」
施術前
前回の施術後を維持しています。
施術後
後ろでの可動域に大きな変化が出てきました。
まだ、課題はありますが、この後は間隔を開けながらの施術で大丈夫と思います。
整体所感
施術では、肩や背中や腕には一切マッサージや圧力を加えていません。
ストレスによる緊張が溜まることで痛みと可動制限が起きていました。
物理的な刺激ストレスの影響も強く、一つは、合っていない施療によるものということがわかりました。
元々は、心的や温度差ストレスの蓄積で痛みが出たと思われます。
からだが緊張しているところに、合っていない刺激が入ってくると、自律神経の仕組みはさらに緊張を強めてきます。
これを刺激に対する防御反応と呼んでいます。
痛いのに無理に動かしたりすることも、自律神経の仕組み(脳)は、同様に緊張を強めて、その動きをやめさせようとしてきますから、緊張が強まり悪化するわけです。
今回は、合っていない施療や腕を動かす運動により、防御反応が強めに働き可動制限や痛みが悪化したと施術経緯から感じています。