一年前からの腕の痛みが消えない。物を持つと右腕内側に痛みが出ます。
「1年前から、右腕の内側に痛みが出るようになって。」
「物を持つと必ず痛むんです。」
ご紹介でご来院。30代女性。
物を持つときに、右腕の内側に二の腕から一の腕まで痛みが出る。
後屈で腰に痛み。肩こりもあります。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
腰も肩も腕もカラダ内部の緊張の影響が反応します。
内部の緊張は冷えが反応。
腰、肩はよくあるケースです。
腕は、マスキングがからんでいます。
マスキングを解除しながら奥の緊張層を解除。
奥からは内部の緊張との連動と使い疲れなどが反応します。
解除して確認。
「あれ。肩楽です。腰も。」
腕の確認は椅子を持っていただきました。
「あれ。痛む範囲が狭くなっている。」
「今のでこれだけ変わるのですか?」
相対解除の手法で緊張箇所を緩めるので、揉んだり叩いたり揺らしたりはおこないません。
腕の残った痛みの再チェックをおこなうと、
さらにマスキングと恥骨結合のズレが反応。
解除して確認。
「ないです。椅子を持っても痛くないです。」
丸椅子を片手で持たれています。
楽になっていただき終了。
短時間で終わりました。
今回の腕の痛みはよくあるケースです。
きっかけは使い疲れから痛みに至ったのでしょう。
本来であれば、休めば取れるし、筋肉も作業に合わせて発達していきますから、自然と痛まなくなるはずです。
では、なぜ1年も痛みが続いたのか?
- マスキング現象から使い疲れが抜けにくくなった
- 冷えの影響(内部の緊張)と繋がって継続的な緊張が腕にかかるようになった
技をかけた経緯から、このようなことが見えてきます。
- お辛さが出てもむやみに刺激を入れない
- 冷え(体内の温度差)を取り、不要な緊張を蓄えないようにする
ことが、注意点になります。
冷えの解決には時間がかかりますから、まだ再発の可能性はありますが、
冷え取りで徐々にお体の機能は向上して、肩こりや腰痛も出にくいおカラダ変わっていきます。