美容師さん、手のひらの強い痛みでメイクができない状態
「右手の痛みが、この冬はひどいんです。」
「肘から先ですが、特に手のひら」
「仕事も辛いし、顔のメイクも痛くてできない状態なんです。」
20代女性。 美容師の常連様です。
「冬には出る傾向はあったのですが、今まではさほどではなかたんです。」
元々のご来院のきっかけは腰痛ですが、改善されて、3ヶ月間隔くらいのメンテナンスになっていました。
手の症状は初めて伺いました。
「右の肩甲骨の内側も強く痛みます。」
「今まで行っていた美容室は12月いっぱいで辞めたんですよ。」
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
まず、右肩甲骨と右手のお辛さの連動をチェックすると、チェック法では主軸は手のひらと反応します。
主訴はストレスが反応。
全身バランス調整。
そして、マスキングに合わせて、ストレス系痛点関連解除の手法を入れていきます。
確認で、
「痛い。」
手を着くとまだ痛いみたいです。
「肩甲骨は少なくなってきました。」
「手の痛みは甲の方に移りました。」
再チェックを繰り返していきます。
冷えによる下腹部内部の緊張も反応してきました。
相対解除の手法で解除して確認。
「肩甲骨は大丈夫です。」
「手の痛みは、中指と人差し指の間に移りました。」
「あと、右手は力が入りにくい。」
再調整で、
「痛みは無くなりました。」
「けど、まだ握りにくいし、手首がなんかおかしい。」
「うまく言えない感覚です。」
マスキング現象が複雑に絡んでいます。
お仕事の動作、美容院を辞めたこと、寒い時期に出やすいことなどから、想定でマスキング反応をとっていきます。
反応したマスキングに合わせて、奥に潜む緊張を解除。
手首、一の腕の橈骨のズレも反応してきました。
微調整を行い確認。
「あ、楽。」
「握れるし、すごい楽になった。」
よかった。
早く次の美容院が見つかるといいですね。
「そうですね~。美容師自体やめるかも。」
なるほど。
今回は、そのお気持ちが先にあって、右手にストレス系の緊張が集中したのかもしれませんね。