授乳中の腰痛

2015年11月16日

「授乳で抱っこの間、腰が痛くて辛いんです。」

「一週間前からで、運転中、立ち座り、あぐら、かがんだり反ったりでも痛みます。」

 

紹介でご来院。40代女性。

 

特に左お尻に痛みが集中しています。

動いていただくと、前屈と起こすときに腰回り。

腕の動きで授乳中に共通の肩や肩甲骨周辺の痛みも訴えられます。

 

授乳期間中は不調が出やすいです。

整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

 

整体要因リレーション:でん部・腰痛

  • 冷えによる内部の緊張との連動 40%
  • ストレス系の緊張 20%
  • 肩の緊張からの影響 20%
  • 股関節の緊張からの影響 10%

整体要因リレーション:肩周辺

  • 冷えによる内部の緊張との連動 30%
  • ストレス系の緊張 20%
  • 肩の緊張からの影響 20%
  • 股関節の緊張からの影響 20%

 

マスキングに合わせ、相対解除の間接手法で内部との緊張連動を解放。

随所に付帯するストレス系緊張層の解放、部位間リレーションの調整を行って確認。

 

「肩、楽になっている。」

「左お尻はまだ痛い。」

 

再チェックでお身体の随所にストレス系の緊張が反応してきます。

蓄積が多く、確認と再調整を数回繰り返しました。

 

最終確認で、

「たいぶ引いてきた。抜けた感じ。」

「すごい!聞いていたとおりですね。」

 

色々な動きをしていただいて、痛み無く終了できました。

改善の変化量は、蓄積された緊張層の量とその性質に左右されるので、人それぞれ個人差があります。

 

 

技の説明や生活習慣の改善を説明していると、

「20分くらい授乳しているんです。その時の辛さがどんどん増すようになって。」

「断乳したほうがいいんじゃないかと考えていたところなんです。」

「今後、...」

 

今、楽にはなっているが、ご遠方なので何度も通えないなか、今後の不安があることがわかりました。

『授乳を始めるとまた出てくるんじゃないか?』

『授乳をやめると赤ちゃんが可哀そう。』

 

今回、冷え(体内の温度差で自律神経が乱る)により起きた緊張層の蓄積がベースになっていました。

使い疲れやストレスの影響もたくさんありましたが、

冷えによる緊張の蓄積が無かったら、今回ほど酷いお辛さにはなっていなかったケースだと感じています。

 

お伝えした最適条件で冷え取りをおこなっていただくと、おカラダに余裕ができてきます。

他の授乳中の方も共通ですが、

おカラダに余裕ができることで、使い疲れやストレスなどの量が今までとかわらなくても、痛みとしては表面化しにくくなります。

 

施術は月一回でも大丈夫と思いますよ。