9ヶ月前から右の二の腕の痛み・元々変形性股関節症で歩きがアンバランス50代女性

2020年8月29日

「元々、20年くらい前から変形性股関節症で、これも辛いのですが。」

「9ヶ月くらい前から、右の二の腕がパソコンしている時に疼くようになってきて。」

 

ご紹介でご来院。50代女性。

 

動いていただきます。

右腕の痛みは肘を曲げて動かすときに痛み。

右股関節は仰向けで横に開くと開きにくく臀部に痛み。

歩きの確認では、右足に体重がかかるときはカラダが3cmくらい沈んでアンバランスになります。

 

整体チェック法で、整体要因のリレーションをチェック。

(腕痛)

  • 冷えによる内部の緊張との連動 40%
  • ストレスからの影響 20%
  • 腹部の緊張からの影響 20%
  • 太ももの緊張からの影響 20%

(股関節の不調)

  • 冷えによる内部の緊張との連動 40%
  • ストレスからの影響 20%
  • 腹部の緊張からの影響 20%
  • 肩の緊張からの影響 15%

 

冷え(温度差による自律神経の乱れ)による緊張の蓄積が強いケース。

部位間連動の部位の緊張にもその影響があります。

 

連動を考えると、変形性と診断されてあきらめてられる股関節の改善が主になるケースでしょう。

 

 

整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

相対解除の間接手法を使い、内部の緊張、部位間の連動を解放していきます。

 

動きの確認でバランスやお辛さの変化を確認しながら調整を繰り返して、

 

最終、

  • 仰向けで足を開く動きで股関節の痛み無くなる
  • 股関節の可動域アップ
  • 歩く時のバランス改善 カラダが沈み込まなくなった
  • 腕の痛みは6割減 動かしやすくなった

 

冷え取りの最適値をお伝えして終了。

 

 

(2回目 3日後)

「腕の動きは前より良いです。」

「股関節は次の日に戻りました。」

「同じ姿勢から動き始めるときに痛みですぐには動けないです。」

 

同様の施術で、

  • 仰向けで足を開く動きで股関節の痛み無くなる
  • 股関節の可動域、良い状態を維持
  • 歩く時のバランス改善 カラダが沈み込まなくなった
  • 腕の痛みは7割減 動かしやすくなった

状態で終了。

 

「臼蓋形成不全と診断されていますけど改善するのでしょうか?」

 

今は歩きやすい。しかし、前回の施術では次の日に戻った。

臼蓋形成不全と病院では言われているし、股関節の改善に期待してもいいのだろうか?

 

不安だと思います。

臼蓋形成不全自体は整体では変化しません。

しかし、今、整体で歩くバランスが改善し、痛みも減っている。

ということは、カラダが受ける整体的要因を減らす努力をすることで、術後の良い状態を維持できる可能性が高いということです。

 

施術では股関節以外の箇所へのアプローチが大半でした。

これも良い状態の維持の可能性を裏付けています。

 

 

(3回目 11日後)

「腕は痛みの位置が変わってきました。」

「股関節のバランスは戻りましたが、普段、痛みをそんなに感じなくなりました。」

 

よかった。

 

同様の施術で、

  • 歩く時のバランス改善 カラダが沈み込まなくなった
  • 腕の痛みは無く、肩に痛みが少し残った

状態で終了。

 

 

(4回目 24日後)

「わりと調子いいんですよ。」

「桃太郎祭りで結構歩いたんですけど股関節に痛みが出なくて。肩も調子よくなりました。」

「バランスもある程度良い状態を維持できています。」

 

歩いていただくと、思ったより安定しています。

少しブレはありますが、カラダがあまり沈まない。

最初の想定より改善速度が速いです。

 

「祭りは何十年かぶりに行けて。」

「娘が、うらじゃの連に入っていて、それだけじゃなく花火も見れたし、2日間だいぶ歩いたけどこんな感じに歩けます。」

 

本当に良かった。

祭りを見に行きたい想いが改善を早めているのだろうか。

この後は、メンテナンスで大丈夫だと思います。

 

 

【生まれつき不利な部位の辛さへの影響】

 

生まれつき不利な状態で弱い部位。

その進行具合にもよりますが、整体的不調要因を取り除くことで、良い方向に変化していくことは多々あります。

 

当然、生まれついた状態が変化するわけではありません。

弱い箇所を補う仕組みが活性化して、不利な箇所の影響が少なくなるわけです。

 

「痛みが続くので検査を受けました。」

「すると、〇〇と診断されて、〇〇自体は治らない、以前からの物だろうって言われました。」

 

こういう診断を受けた時、〇〇だからしょうがないと考えがちです。

しかし、以前から存在していた症状だとすると、〇〇があっても痛まない時期があったと考えることもできます。

 

緊張の蓄積が増えると、元々持っている治癒力に影響してきます。

  • 既に蓄積した緊張を整体チェック法で解放していく
  • 新たに緊張が入らないように生活習慣の改善を行う

 

元々持っている力が活性化し始め、不利な箇所を補う力も向上してきます。