楽器と顎関節症
お母さまからなんとかならないですかと丁寧なファックスをいただきました。
吹奏楽部でバリトンサックスを担当されていた中学3年の女の子。
アゴの開け辛さ、痛み、音で歯科にかかったが変化なくご来院。
リードをくわえるタイプの楽器は、傾向的に、アゴの不調が起きやすいみたいです。
(1回目)
足首だけの操法で、カラダとアゴのバランスを整える。
痛みは、最初を10とした場合の4レベルで終了。
(2回目 一週間後)
「帰ってから痛みが消え、音もならなくなりました。」
「でも、徐々に痛みが出てきました。」
前回同様の手技でバランスを整え、痛み無しで終了。
(3回目 一週間後)
「音もならないし、痛みもないです。前の終わった後より楽です。」
「でも、硬い感じの違和感は残っています。」
これまで順調でしたが、意外と、3回目の施術はてこずりました。
痛みがなかなか消えない!
やっと、奥に眠っている核となる要因が出てきた感じです。
筋骨格系ではなく、ポイントがあいまいなため、お客様と一緒に行う想念解除法を試みる。
次のお客様がお待ちいただいているギリギリのタイミングで痛みが消え終了。
最後、丁寧にカラダ全体の反応を確認して、次回はメンテナンス間隔に決定。
(4回目 一か月後)
「あの後、痛みが少し出たりしたけど、2日目より後はなんともなくなりました。今、口を開けても痛みが出ないです。」
ホッとします。
大丈夫と思い、おもいきって間隔を開けて、安定状態でよかった。
特待生で、高校吹奏楽部での活躍が期待されている。
次の楽器はまだ決まっていませんが、定期調整でこれからも一緒にがんばりましょう。