左臀部から膝までの坐骨神経痛。寝る時が一番つらく、足が伸ばせない
「まだ、バイパスを走っているのですけど、ここからどう行けばよいのですか?」
既にご予約のお時間を過ぎているタイミングだったので、後日をお勧めしようと思ったら、
「鳥取からなんです...。」
20代男性。
時間がないので、ヒアリングをそこそこにお辛さを取ることに集中。
左足臀部から膝までの坐骨神経痛。
寝る時が一番つらく、足が伸ばせない。
前屈と後屈で左臀部と太もも側面の痛み。
起き上がるとき、立位、常に痛むが、座っているとまし。
チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
下腹部内部との緊張連動、ストレス系の緊張、そして、マスキング解除をひたすら繰り返す施術になりました。
確認ごとに、前屈可動域が広がっていきます。
先に後屈の痛みが無くなり、前屈は最終的に少し痛むレベルになりました。
最後、寝る姿勢での確認。
「こうすると痛い...?ことないか。 大丈夫です。」
「足を伸ばしても大丈夫です。」
姿勢を変えていただいても痛みは出ません。
前屈の痛みはわずかに残りますが時間切れで終了。
技の説明をする時間がないため、反応していた冷えの対策と患部に刺激を入れないことをお伝えしたところ、
「揉むのは良くないのですか?」
「じゃあ、牽引も良くないのですか?」
「一生懸命揉んでいました。」
技をかけた経緯や、痛みの残り方から予測はしていましたが、その通りだったのですね。
改善に刺激は禁物です。
「ふふ、これで取れていくんですね。不思議。」
では、次回は、お辛さの経緯のヒアリングと技の説明から始めます。