事故後に坐骨神経痛が頻発。サッカーをあきらめていました

2019年10月23日

「右でん部から下に出る坐骨神経痛で今朝立てなかったんです。」

「坐骨神経痛はしょっちゅう出るので、サッカーを断念しました。」

 

大学生の男性。

 

2年前の事故で腰椎を骨折して以来、坐骨神経痛が頻発。

サッカー部での全盛期に中断を余儀なくされた。

前日に鍼と強いマッサージを受けて、朝立てなくなるくらいに悪化してご来院。

 

立位、前屈、後屈で右でん部が特に痛く、太ももに響く。

右足を上げることと後屈が不安定で怖い、

右足首も硬くて動かしにくい状態。

 

整体チェック法でチェックしながら無痛の技をかけていきます。

冷えによるカラダ内部の緊張との連動がベースにあり、腰回りと肩周辺に緊張連動しています。

緊張消去と骨格調整をマスキング毎におこない確認。

 

「立位ましになってきました。」

「後屈の不安感ないです。足も上がります。足首楽です。」

 

まだ、うつ伏せになる時の辛さ、動きでの痛みが少なくありません。

チェックしていくと、事故時の手術痕の影響、強モミに対する防御反応が反応してきます。

さらにマスキングに合わせて解除を繰り返します。

 

「痛みの範囲が狭くなり、外側に移動してきました。」

「大分楽です。」

 

痛みが4割りほど残った状態ですが、強モミの防御反応によるものなのでここで終了。

 

(2回目 5日後)

「前残っていた痛みが、次の日には消えました。」

 

動いていただくと背中の手術痕あたりの張り感と臀部の違和感くらいになっていました。

 

チェック法をつかった相対解除をおこなって、違和感を取り除いた後、基本手技をかけながらパフォーマンスの確認をしていきます。

「仰向けで足を上げておろすと右のお尻に響きます。」

「でも、前は足を上げることができなかったのに今は上がる。」

 

基本手技をかけながらのパフォーマンスチェックと相対解除をおこない、痛み無く終了。

 

「痛みは消えましたが、このあとどうしたらいいでしょう?」

サッカーの復帰を気にされています。

 

慢性化に関与していた整体要因の大半は取り除けているので、

冷え取りを継続していただきながら、3日後から徐々にサッカーを始めてみてください。

メンテナンスはたぶん一ヶ月後でいいと思います。

 

今回、事故の影響もいくらかはあったと思いますが、

整体チェック法でかけた技の経緯から、

事故完治後にでたお辛さの対処の仕方と、冷えによる慢性的な腰回りの緊張が主因と思われます。