打楽器を始めてからの肩こりで腕が上がらないし今は痛みも
「中学1年から打楽器をやっています。」
「打楽器をし始めてから、強い肩こりに悩まされるようになりました。」
「地元では整体に1ヶ月ごとに通っていました。」
大学生の女性。
紹介でのご来院です。
手を横から上げていただくと、水平より少し上がる程度で上まであがりません。
頭を動かすと肩に痛みが出ます。
両肩が、じっとしていて、常に張った状態。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
古いマスキング層が反応してきます。
合わせて、使い疲れの反応と尾骨の反応。
解除して確認。
腕は上がってきました。
しかし、
「まだ辛い。」
さらにチェックすると、マスキングが複数個反応してきます。
いづれも筋骨格系、解除して確認。
「うわっ!手が楽に上がります。」
「首の後ろは楽ですけど、頭を横に動かすと痛い。」
挙上や頭の動きで出る痛みを、確認と解除を繰り返して無くし、
次に、打楽器を打つ動作をしていただくと、
「痛い!左肩に痛みが出ます。」
チェックすると、古いマスキング層に合わせて肋椎関節のズレが反応してきます。
これは寝違いでよくあるパターンです。
解除してきた経緯から、
このズレを常に抱えられた状態で上乗せで日々の緊張が積もっていたことになります。
お辛かったことでしょう。
解除して確認。
「無くなりました。すごい楽です。すごい!」
よかった。
中学からずっと積もり続けていたコリから解放されました。
肩のこりにくいカラダを目指される場合は、強く揉んだりとかの刺激を入れないことが大切です。
それは、脳(潜在脳)が刺激に対して守ろうと、刺激の入った箇所に緊張を入れてくるからです。
揉んだ直後はやわらかいですけど、脳が刺激に対して守ろうと緊張を入れてきたら、揉む前より硬くなるケースも出てきます。
元々、理由があって脳が緊張を入れてコリに至っている。
理由に対してアプローチすることが大切です。