ヘルニアが原因の坐骨神経痛
「今日は部下をお願いします。」
MRIでヘルニアが神経に直接当たっていた坐骨神経痛の方。
6ヶ月ぶりの施術と思ったのですが、
同じ会社の部下のご紹介の付添いでご来院。
「俺、定期的に受けたほうがええんじゃろな。でも、痛みが無くなったら延び延びになってしまう。」
そうだったのですね。
治癒力が活性化している。良かった。
今回は、部下の方ではなく、ご紹介者様(50代男性)の坐骨神経痛の経過を記録しておきます。
(ご来院時 1月中旬)
「3ヶ月前から徐々に左おしりから足にかけて痛みと痺れが出てきました。」
「MRIでは、神経にヘルニアが当たっている坐骨神経痛と診断されました。」
「いつもの整体で暮れにバキバキしてもらったら大晦日に痛みで動けなくなりました。」
立位でも痛み。後屈で強まる。
ヘルニアが神経に当たっているケースなのでうつ伏せでも強い痛みをこらえられている状態。
整体チェック法での整体要因としては、
- 冷えによる内部の緊張との連動
- ストレス
- 不要な刺激を受けての防御反応
が反応。
施術で変化は出るが、防御反応で痛みはたくさん残った状態で終了。
冷え取りの適正条件をお伝えしました。
(2回目 5日後)
「痛みの出方は同じ。朝起きるとき痛い。ごはんの時、正座でうずく。」
「膝から下のうずきも強い。」
(3回目 9日後)
「ベッドを起きて昼過ぎまでOKになりました。」
「昼から辛い。」
「夜、横になっても痛い。」
(4回目 9日後)
「痛みはあるけど和らいでいる。」
「正座OK。」
「夕方になっても、前と比べたら半分くらいの辛さです。」
(5回目 8日後)
「夜の痛み無くなりました。」
「昼間は座って立つときに痺れが出ますが、20分で無くなる。」
(6回目 12日後)
「だいぶ楽になってきた。」
「日によっては座って立つときの痛みが出ない時もある。」
(7回目 15日後)
「夜勤をやったからか、昨日は痺れが強くなった。」
「ちょっと腰に来る。」
(8回目 12日後)
「5日前に左お尻にでたかな。」
「今は少しだけ。」
「首の違和感が気になる。」
この後、6ヶ月開いてご紹介の付添いのご来院になりました。
坐骨神経痛と診断された方の施術。
MRIやレントゲンでヘルニアやすべり症などが発見されても、必ずしもそれが大きく影響しているとはかぎりません。
大きく影響していない方は、1~3回の施術で間隔を離せる状態になりますが、
明らかに圧迫が確認されていて、その影響が強いケースは、
回数がかかったり、場合によっては整体では対処できない場合があります。
今回は、こまめに通っていただけたことだけではなく、
- 半身浴とかの冷え取りを頑張っていただけた
- 靴下の重ね履きで温度差をつくらないように頑張っていただけた
ことで、生活習慣からくる整体要因を消す努力をしていただけたことで、ご自身の治癒力がヘルニアの影響を上回ることができたわけです。
お客様ごとに要因は様々です。
今回は、辛さが落ち着くまでに長くかかったケースの一例になります。