こんぴらさんで痛めた足の影響
「10年くらい前ですが、金毘羅さんで降りられないくらいに右足が痛くなったことがあって。」
「それ以来、長時間歩くと右膝に痛みが出るんです。」
「最近では、半年前くらいに旅行で3日間歩いてすごく痛くなりました。」
「その時は、右足首も痛くなって正座ができないくらいになりました。」
30代女性。
こんぴらさんは奥の院まで行かれたらしいです。
降りるときの方がダメージ受けやすいですよね。
動きの確認で、膝というよりは右スネの上部に痛み。
正座では右足首に痛み。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
整体要因リレーション:
【右スネ痛】
- 下腹部内部の緊張との連動 50%
- ストレス系緊張 10%
- 左股関節からの影響 20%
- 左太ももからの影響 15%
【右足首痛】
- 下腹部内部の緊張との連動 20%
- 左股関節からの影響 20%
- 肩からの影響 20%
- 鎖骨からの影響 15%
チェック法でサーチしていくと、『左の太もも』 が不調全体のキーとして反応します。
10年前のダメージがなぜいまだにかかわっているのか?
金毘羅さんで辛かった思いをした時に、緊張層のマスキング現象が発生しているからです。
マスキング現象により:
- 当時の古い緊張が抜けにくい状態になる
- 新たなダメージにも影響して抜けにくくなる
パフォーマンス的に余裕のない状態が続きやすくなるわけです。
左太ももに付帯するマスキング層とその奥の緊張を順序良く解放。
途中、鎖骨や肩、右スネの腓骨のズレとのリレーションが反応してきます。
動きの確認と調整を繰り返しながら、痛みが無くなったところで終了。
下腹部内部の緊張は、冷え(体内の温度差)による自律神経の乱れなので、冷え取りの最適値をお伝えしました。
(2回目 7日後)
「帰った日に色々な痛みが出てきて、3日くらいで引いていきました。」
動いていただくと、今日は右足首中心の痛みで、動かしにくい状態。
同様の施術で痛み無くなり終了。
(3回目 9日後)
「股関節内側に痛みが出て引いていきました。」
「正座の後足首が痛くて立つとバランスが取れないです。」
同様の施術で痛み無くなり終了。
(4回目 19日後)
「鎌倉に行ってきました!」
「江の島ですごい歩いて、次の日もたくさん歩きましたけど大丈夫でした。」
「階段では膝に痛みがでましたけど。」
「回復が早くて、前みたいに歩けなくなることはなかったです。」
「アップダウンもあったのに、だいぶ歩けるようになりました。」
まだ、古い緊張層が少し残っているのでしょう。
でも、余裕ができてきて、治癒力がうまく働き出しています。
施術時の動きの確認では痛みは無い状態でした。
順調です。
同様の施術で終了。
(5回目 一ヶ月後)
「調子よいです!」
「たまに膝の内側がピキッとなるくらいです。」
もう問題ないですね。
今回、マスキング層に隠れた緊張層がたくさんあったケースで、少し回数はかかりました。
冷え取りを継続しながら、1カ月半とか2ヶ月とか時々リセットをするだけで、さらに余裕ができてくると思います。