打ち身から長引く尾てい骨痛
「一カ月半前に、台から落ちてお尻と足を打ちました。」
「病院では足の指は骨折していましたが、尾てい骨はなんとも無かったです。」
「それ以来、尾てい骨の痛みは消えなくて。」
「尾てい骨の右を触ると痛いし、イスにすぐには座れないです。」
50代女性。
よくある打った箇所に整体要因が集中するタイプの尾てい骨痛でしょう。
動いていただくと、挙上で肩に張り、後屈で背骨に痛み、右背中の張り感、首の張り感。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
整体要因リレーション:
(尾てい骨)
- 冷えによる内部の緊張との連動 20%
- ストレス系の影響 20%
- 腹部の緊張からの影響 20%
- 肩の緊張からの影響 20%
- 太ももの緊張からの影響 20%
部位間連動と冷え・ストレスによる緊張の蓄積が尾てい骨に影響しています。
過去の怪我の影響も残っていてチェック法に反応してきます。
マスキングに合わせて、相対解除の間接手法を使い、内部や部位間の緊張の蓄積を解放。
ストレス系の緊張で解放しにくいものも出てきました、関連解除の手法で解放。
確認で座っていただくと、
「痛み変わっています...。無いかもしれない。今まで痛かった感覚だけがボッと残っている感じ。」
尾てい骨を触って確認、
「痛くない。」
他の動きでは、
「腰が前で痛みが出てきました。」
微調整を繰り返し、全身のお辛さを感じない状態で終了。
冷え取りの最適条件をお伝えしました。
(2回目 7日後)
「背中や腰がすごくすっきりした。」
「仕事で重いもの持っても大丈夫でした。」
「2日前から少し、背や腰に出てきたのと、尾てい骨にも出てきました。」
「尾てい骨の痛みはセンターに変わって出てきました。」
前回の施術と経過から、過去にあった不調の影響がカラダに残ってしまっている場合があることをご理解いただけたみたいで、前回のヒアリング以外の不調経緯も自主的にお話いただけました。
その件との関連もチェックしながら、前回同様、緊張の蓄積を解放させて整った状態で終了。
右首筋に少し違和感が残った状態で、他の痛みは無くなりました。
(3回目 14日後)
「尾てい骨は座ったり立ったりでなんともなくなりました。」
「すごく楽ですが、上部に重だるさは残っています。」
「腰と背は、受けた後3日ほど辛いのが出て、その後びっくりするくらい楽になって。」
「カラダはすごく軽いですけど、奥の方に何か残っている感じ。」
順調です。
同様の施術で痛み無い状態で終了。
この後は、2回間隔をあけてご来院。
過去に出ていた箇所など、他の箇所の痛みが出てきたりしましたが、メンテナンス的施術となりました。
尾てい骨の痛みは出ていません。
次のメンテナンスは9週間後の予定です。
【打ち身の痛みがなかなか抜けない】
通常、打ち身は一週間もあれば消えていくと思います。
病院で異常無いのに何故痛みが続くのか?
それは、『整体的要因が打ち身の箇所に集中してしまった』と考えています。
整体的要因は、
- 使い疲れ
- 冷え(体内の温度差)
- ストレス
主に、上記3要因により自律神経が乱れて、筋肉(筋膜)や内臓系に緊張が入る、そして、蓄積現象が起きて痛みにつながる。
神経を通じた緊張なので、何かのイベントがきっかけになって、カラダ(脳)が緊張を入れる場所を変えてくる場合がある。
- ギックリ腰になりました。今は、いつもの肩の痛みは感じません。
- ネットで見てアゴのマッサージをすると、腰の慢性痛が半分になりました。でも、アゴに痛みが出てきました。
- 治療院で腰の施術を受けました。腰痛は減りましたが、太ももが痛くなりました。
実際にヒアリングであった事例ですが、
マッサージなどで真の要因が消えたわけでなく、
刺激や負荷などのイベントに反応して、他の部位にかかっていた緊張がイベントのあった箇所に移動する現象。
移動した分、元の箇所は痛みが軽減する。
今回、尾てい骨の打ち身は早期に自然治癒しているのですが、上記メカニズムで、慢性的に付帯している整体要因が尾てい骨に集中してしまっていた事例でした。
岡山市の整体院ほぐし庵
完全無痛の技術
- 技術的特徴
- ●不調の原因(緊張)を捉える技術(整体チェック法)
- ●緊張の開放を促す技術
- この2つが一体化していることが特徴。
- 緊張の開放に比例した、不調やバランスの改善をその場で確認できます。
お辛さには必ず原因が存在しています。
医療機関で手だて無く悩んでおられる方へ、意外と整体的要因が原因である場合があります。ご相談ください。