側弯症のお客様の股関節の痛みと首の痛み

整体的不調と姿勢は必ずしも比例関係にありません。

側弯症を発症している方の側弯自体は遺伝なので変化はしません。

しかし、痛みについては出にくく改善することを施術を通じて感じるところです。

12歳で側弯症が発症 40代女性の首痛と股関節痛の改善経緯

「首の痛みと股関節の痛みが強くて、ずいぶん前からです。」

「首と股関節の痛みが連動している感じがあります。」

「整形外科に行っても、側弯症だから仕方ないねって感じで。」

40代女性。

動いていただくと、首は後ろと横全体に張りと痛みがあり頭を動かしにくい、股関節は開いたり抱えたりで痛み、腰の痛みもあります。

股関節は車の乗り降りなどの動きで特に辛さを感じる。

改善経過

全身に渡り緊張の蓄積が多く回数がかかるケースでした。

特にお辛さが集中している首と股関節について経過を記します。

首痛

1~6回まで

  • 施術で痛みはほぼ消えるが、次回ご来院時には痛みが出てきている
  • 痛みの出る範囲は施術毎に減る方向に変化している
  • 6回目の施術後しばらくして強い痛みが出てきた

7回目の施術終了以降

  • 頭が動きやすく、普段、首の痛みはほぼ気にならなくなった

股関節痛

1~6回目まで

  • 毎回の施術で痛みと可動域が少しずつ変化するが、根幹の痛みは残る
  • 5回目の施術後しばらくして足の不安定な状態が強く出てきた
  • 6回目の施術後、車の乗り降りで足を持ち上げないといけないような痛みと力の入りにくさが出た

7回目以降

  • 7回目の施術後、手で足を持ち上げなくても車に乗れるようになった
  • 8回目の施術後、膝の外れそうな感覚が出てきた
  • 9回目の施術後、足が横に開きやすく体操がしやすい
  • 10回目の施術後、普段の動きで、股関節の辛さ感じない様になった

仰向けで膝をぐっと抱えると痛みは少し出るが普段の動きで痛みを感じないレベルになった。

施術ポイント 7回目の施術がキーポイント

緊張の蓄積が多く、回数がかかってしましました。

蓄積層は、整体チェック法で捉えて相対解除の間接手法で順序良く解放させていきます。

今回、7回目の施術が改善を早めるキーポイントになりました。

  1. 6回目の施術後しばらくして強い痛みが出てきた
  2. 少し前にあった心的ショックが影響していることがわかった
  3. その場で痛みが消えたことで痛みとストレスの関係をご理解いただけた
  4. 過去のストレス的出来事や我慢してきたことなどを自主的に話していただけた
  5. マスキングや根幹の蓄積層が明確になり根幹へのアプローチが可能になった

6回目まで、痛みの変化はあり、徐々に良い方向には変化していましたが、根幹の蓄積層に辿り着けていない感がありました。

7回目の施術がきっかけでお客様の施術に対する理解が深まり、根幹の蓄積にアプローチできる情報を得ることができたわけです。

過去の緊張層が抜けずに残っていることが多い

整体的不調は緊張の蓄積で起きているわけですが、昔の事でも蓄積の一部として関わっていることがよくあります。

  • 事故
  • 怪我
  • 手術

の経験は初回にご記入いただきますが、昔の事で、医学的には完治していても緊張層の蓄積という意味ではカラダに残ったままになっている場合があるわけです。

追突事故の後に、検査では異常無いけど首が痛くなったりするムチウチ。これもこの原理やマスキング現象がかかわって起きているのです。

心的ストレスも同様にカラダに残っていることが多いです。

しかし、ヒアリングはしにくく、お客様のご協力が必要になります。

心的ストレスの具体的内容は施術には必要ありません。(内容を詮索することはありません。)

心的ストレスがいつごろ有ったかなど、時系列がわかれば整体チェック法で捉えて施術が可能になります。

整体所感

今回の事例だけでなく、ほとんどの方共通の気を付けるべき内容があります。

それは、無理をして行う健康情報によって悪化しているということです。

  • 痛い箇所を揉んだ
  • 筋肉を付けましょうと痛みを我慢して運動した
  • 痛みを我慢しながら矯正やストレッチをおこなった

これらに対して、必ずカラダの防御反応が起きますから、蓄積という意味では厄介な緊張層がカラダに残ってしまって痛みに関与していることがあるのです。

初期段階での痛みは、冷えやストレスや使い疲れだけで起きていることがほとんどなので、その時に行う適切な対処法は、揉んだり伸ばしたり運動したりでは無い訳です。

- About Us -

岡山市 自律神経に着目した整体院 ほぐし庵

完全無痛の技術

技術的特徴
●不調の原因(緊張)を捉える技術(整体チェック法)
●緊張の開放を促す技術
この2つが一体化していることが特徴。
緊張の解放に比例した、不調やバランスの改善をその場で確認できます。
  病院の検査で異常無い全身のお辛さが対象範囲です。
お辛さには必ず原因が存在しています。
医療機関で手だて無く悩んでおられる方へ、意外と整体的要因が原因である場合があります。ご相談ください。