長く座ると腰から背中にかけて痛みが出てきます 大学生男子

2022年3月4日2024年3月26日

分離症と整形外科で診断されていたみたいですが、スポーツをされている方はけっこう脊椎や腰椎に起きていることが多いです。

結果的に、痛みとの相関は少ないことが多いです。

今回は、お母さまからいただいたメモがあったおかげで、長い慢性痛をうまく紐解いていけました。

長く座ると腰から背中にかけて痛みが出てきます大学生男子の施術

からだの状態

「高校の部活で、腰が痛いのに無理に試合に出さされて。」

「それ以来、腰痛や背中の痛みに悩まされています。」

「整形外科では、分離症と言われました。」

「今は、長く座った時が一番つらくて、腰から背中にかけて痛くなります。」

20代男性。ご紹介でご来院。

施術経過

整体チェック法でチェックしながら、自律神経がかけている緊張の解放を促し、溜まった緊張を一つずつ減らしていきます。マッサージやストレッチなど、不要な刺激は入れません。

チェック法では、首、肩、背、腰のいづれも内部筋膜に溜まった緊張との連動が反応します。

お母さま経由なので、小さいころからの事故・怪我・手術などの履歴をメモでいただいています。

反応する小さい頃のマスキングによる残緊張に対し自然な開放を促し、内部筋膜に溜まった緊張との連動を減らしていきます。

ある程度、緊張が減った状態で立っていただき動きの確認。

挙上は、

「上げやすい！」

頭前後で、

「痛みだいぶ取れました。」

前後屈で、

「起こすときの痛みまだあります。」

「前屈の張りもあります。」

さらに、緊張の開放を促して、

「肩がだいぶ楽です。首も。すげー。」

「腰と背中はまだありますね。」

なかなか良くならないからと、県内外の整体や鍼に行かれていたらしく、その防御反応で腰回りの緊張の引き合いが複雑になっています。

それらを紐解いて確認。

「あ、痛み出ません。大丈夫です。」

よかった。

お辛さ、なんとか消えて終了できました。

２回目以降、施術前ヒアリングで経過をみる

４回目に施術した感じとしては、かかりぱなしの残緊張はほぼ少なくなっていました。

ゴルフに関係した新たな緊張に対しての開放が中心でした。

一旦、これで区切りになると思います。

Googleマップの口コミに施術の感想を書いてくださいました。

高校生の時部活動の影響で重度の腰痛を患っていました。しかし母の紹介でここに通う事になり私の場合は3回ほど行きほとんど腰痛は感じなくなりました。その他に体が重い時や体に異変が起きた時等に行く事が多くあり、1回でも症状が軽くなるのを感じます。是非1度行って欲しい整体院です。

GoogleMAPクチコミより

整体所感

再度、引用いたしますが、

体は体とだけ連動しているのではなく、心とも連動しているといえるのです。つまり、一つの心の方向性が、体をある形に方向づけてしまうという連動があるのです。

その大きなものが「心の打撲」の問題です。

人は、まさしく精神性の動物です。心の痛手・精神的ショックというものは、いつの間にか体を硬直させ、そして、それが抜けない状態になってしまうのです。

『整体学』宮川眞人（健昴会代表） 著

当院では、事故・怪我・手術・心的ショック・物理的刺激の履歴をヒアリングいたします。

詳しい内容までは必要なく、その『 時系列 』さえつかむことができれば施術は大丈夫です。

過去にかかった緊張がかかりぱばしで（残緊張）、今起きている不調とリンクしていることはよくあることなのです。

今は入れていなくてもよいはずの緊張が入れっぱなしになっているので、自律神経（脳）に気づかせて自然な開放を促していく施術を行っています。

今回は、

• 生後間もなくアレルギー
• １歳前の事故
• ３歳前の手術
• ５歳の怪我

これらの時系列の残緊張がからだ内部の一か所の筋膜に溜まっていて、そこと他部位との引き合いが起きていました。

初回から３回までこのマスキング中心のアプローチで、お母さまから履歴のメモをいただけたので、ご本人の記憶にない情報も得られて、施術がスムーズにすすみました。

高校時代に発生した腰痛。

通常は、治癒力が解決してくれて長期化しないのが普通です。

当時発生した緊張が、それまでに体に付帯していた残緊張とつながり、抜けにくい状態になり長期化していた事例でした。

その後、良かれと体に入れていた刺激も連動を複雑にする場合があるので、治癒をより妨げてしまいます。

不調を感じた時の対処は大切です。