肩が痛すぎてマウス操作ができない50代男性
「何もしていないのに急に痛みが...」
心的ストレスで痛みが出ることがあります。
中でも『 責任感ストレス 』は、ストレスと自覚されていないことが多いのですが、痛みにかかわりやすいので注意が必要です。
肩が痛すぎてマウス操作ができない50代男性の施術
3回までの挙上の改善経過を動画にまとめました。
「3日前に急に肩に痛みが出て」
「今日は、会社には行ったんですけど、痛すぎてマウス動かせなくて休みにしたんです」
50代男性。
右腕が上がらなく、五十肩と分類される状態。
普段、肩こりなど不調はほとんど感じたことがないとのこと。
2週間前にはショックな出来事と、長距離の車の運転があったみたいです。
施術経過
整体チェック法でチェックしながら、自律神経がかけている緊張の解放を促し、溜まった緊張を一つずつ減らしていきます。マッサージやストレッチなど、不要な刺激は入れません。
心的ストレスの緊張?
2週間前のショックな出来事との関わりというよりは、責任感ストレスが影響していることが整体チェック法の反応からわかってきました。
ヒアリングしながらポイントを絞っていくと、お仕事の段取り的なストレスが影響してそうです。
あるていど緊張が減ったところで動いていただくと、
「ちょっと軽くなってきました」
再調整で、
「さっきより減っています」
再調整で、
「今度は痛み無いです」
まだ腕の上げにくさは残りますが、痛み無くなり終了。
心的ストレスが自律神経を乱すわけですが、普段のセルフメンテナンスをお伝えしました。
2回目施術 前回から3日後
「だいぶいい。まだ痛いんですけど、普通の生活はできるようになりました。」
「パソコンの操作も大丈夫になりました。」
「服を着るときに痛みを感じます。」
3回目施術 前回から2週間後
「調子よいです。」
問題なさそうです。これで一つの区切りになりました。
整体所感
ストレスがないかヒアリングで伺うと、普段、不快に感じていることがあがってきやすいです。
当然、それはストレスなっているのですが、普段、当たり前になっていることで、強いストレスとして影響していることがあります。
それは、『 責任感ストレス 』です。
○○しなければ。
期限までにきっちりこなせるだろうか? など。
責任感ストレスは普通にあることですが、ここに不確定要素が関わってしまうと、予測がつかない状況で責任を果たさなければならなくなります。
より自律神経的には影響が出てきます。
そして、このような状況では、考えすぎで『 脳過労 』に至っている場合もあるため、痛みで動きや考えを阻止する(体や脳を休ませようとする)現象が起きる場合があることが確認できています。
この度のお客様の事例では、
ご本人の意識は「仕事をしたい」ですが、
- 2週間前の突然の出来事
- 仕事の段取りに対する責任感
これらで脳が過労状態になったと思われます。
すると、脳は身体を休ませようとしてきます。
今回は、「マウス操作ができないレベルに痛みを出せば休んでくれるだろう。」
と、作業を妨げる形で脳が痛みを右腕に出してきた可能性が考えられます。
よくある他の事例としては、スマートフォンサムと言われていますが、スマホを持つ指や手首や肘、もしくはスマホを操作する指や手首や肘が痛くなる現象。
医療では、炎症と処理されていることが多いですが、溜まった緊張に対して自然な解放を促す技術で、その場で痛みが減るケースが大半です。
- 目から入る刺激
- 動画など情報量が多く脳に負荷がかかる
- なぜ返信がないのだろう的な相手とのストレス
- デジタルマルチタスク
などで脳が脳過労になり、操作をやめさせよう(身体を休ませよう)と、同様の理屈で指や手首や肘に痛みを出していると施術経過から解釈しています。
普段、脳を休ませるセルフメンテナンスを取り入れることで、このような痛みは防ぐことができるといわれています。
マインドフルネスなど効果的です。
一番簡単にできることとしては、「ぼーっとする」時間を意図的につくると良いらしいです。