肩が痛くて仰向けで寝れない腕も上がらない五十肩の40代女性

40代女性の五十肩の改善経過動画です。

強い施術を受けて、肩が痛くて仰向けで寝れない、肩だけでなく腰にまで痛みが広がりご来院。

刺激に対する防御反応で、挙上の変化に回数がかかりました。

以下、この動画の解説です。

肩が痛くて仰向けで寝れない腕も上がらない五十肩の40代女性の施術

お身体の状態

「半年前に、右肩に痛みが出始めて腕が上がらなくなりました」

「整形外科では、五十肩と診断され、経過が変わらず整体に行きました」

「整体は強い施術で、腰の方まで痛みが広がり、腰が硬く腕が引っ張られています」

「肩が痛くて仰向けに寝られないです」

40代女性。

整体チェック法でみた施術ポイント

整体チェック法による緊張のチェックで、履歴のヒアリング内容と照らし合わせると、

過去にあった心的ストレスと思われる緊張が、元々の痛みの要因と思われる。

悪化については、ご来院前に受けた強い刺激に対して防御反応を起こしている。

防御反応による緊張を減らすことと、刺激により複雑化した緊張リレーションをひも解くのに回数がかかると思われる。

自律神経がかけている緊張に対し自然な解放を促す施術

からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図
からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図

自律神経が起こす筋反射を利用した整体チェック法で、からだに溜まった緊張を一つ一つ捉え解放を促していきます。

マッサージやストレッチなど刺激は入れない施術です。

施術経過

初回施術前

「肩が痛くて仰向けで寝れない」

「腕が上がらない」

初回施術前の挙上状態

初回施術後

初回施術後の挙上状態
腕が僅かに上がった

肩や腰など痛みは減る方向に変化して終了。

刺激に対する防御反応が強いケースです。

2回目施術前

「肩痛いが眠りが変わった」

「朝スッキリ」

2回目施術前の挙上状態
水平よりわずかに上に上がっているが少し戻りも見られる

3回目施術前

「肩痛いが寝れるようになった」

「朝が楽です」

3回目施術前の挙上状態
挙上可動域は変化とは言えないレベル10°くらい

4回目施術前

「寝る時、肩が気にならなくなってきた」

「あまり起きない」

4回目施術前の挙上状態
挙上に関しては変化が停滞している

5回目施術前

「夜が痛くない」

「動かしてもビリッとならない」

挙上角度が45度くらいになってきました。

5回目施術前の挙上状態
挙上が45°くらいになってきた

6回目施術前

「肩の痛み無くなった」

肩の痛みが無くなったのに、挙上可動域は45度くらいしか上がっていない。

これは、刺激に対する防御反応がまだ関わっているからです。

6回目施術前の挙上状態
肩の痛みが無くなったのに、挙上可動域は45度くらいしか上がっていない

7回目施術前

「右を下にして寝ても肩は痛くない」

7回目施術前の挙上状態
まだ挙上角度は45°くらい

8回目施術前

「普段も気にならない」

挙上角度が70度位になりました。

8回目施術前の挙上状態
挙上角度が70°くらいに変化してきた

9回施術前

良い状態が維持できていて、腕の可動域も80度位に少しアップ。

刺激に対する防御反応が少なくなってきた。

9回目施術前の挙上状態
挙上可動域が80°くらいになってきた

9回目施術後

9回目施術後の挙上状態
まだねじれの課題があるが可動域は両手が着くようになった

体のねじれがありますが、可動域は本来の状態に近づいてきた。

治癒力も活性化してきているので、この施術で一つの区切りと判断しました。

以降はメンテナンス間隔でも更なる改善が期待できます。

2カ月後にご予約を入れていただけました。

整体所感

強い施術を受けて来られて、その防御反応による緊張を差し引いて考えると、

元々はストレスの積み重ねで痛みが出始めたと思われ、それに関する過去の残緊張の量もボリュームがありました。

毎回のヒアリングにとても協力的で、対象となるポイントは早期に明確になってきましたが、防御反応による緊張がリレーションを複雑化していました。

刺激に対して自律神経の仕組みが緊張をかけてくるということは、

単純に言えば、本来取るべき緊張が奥に隠れてしまうわけです。

体の色々な箇所に不要な刺激が入ると、緊張どうしのリレーションも複雑化しながら奥に奥に隠れていくわけです。

防御反応のご参考

筋肉なので、物理的に施した直後は柔らかくなりますが、刺激に反応して自律神経(脳)が刺激箇所に緊張をかけてくるため、最初より硬くなることが実験で証明されています。

肩たたきの実験結果グラフ:

肩たたき前後の肩の硬さの推移
肩たたき前後の肩の硬さの推移(肩の硬さを計測機で測って、肩を叩いた後、硬さがどの様に推移するかの実験)
2013/2/19放映 カスペ『間違いだらけの健康ジョーシキ』より抜粋【肩こりは揉んでも治らない】東京女子医科大学東医療センター 神戸克明先生(整形外科医)

左肩:初期硬度 35 → 2時間後の硬度 46

右肩:初期硬度 30 → 2時間後の硬度 34

肩回しの実験結果:

肩こりの人が肩回しをした後の肩の硬さの推移グラフ
肩こりの人が肩回しをした後の肩の硬さの推移グラフ(肩の硬さを計測機で測って、肩を回した後、硬さがどの様に推移するかの実験)
2013/2/19放映 カスペ『間違いだらけの健康ジョーシキ』より抜粋【肩こりは揉んでも治らない】東京女子医科大学東医療センター 神戸克明先生(整形外科医)

左肩:初期硬度 30 → 2時間後の硬度 38

右肩:初期硬度 29 → 2時間後の硬度 33

自律神経が刺激箇所を守ろうと緊張をかけてくるわけで、結果的に緊張の蓄積が増えて緊張が高まることになります。

施術では、解放すべき緊張の量が増え、守ろうと入れてくる厄介な緊張の解放が必要となるわけです。

私の体験

強い施術で痛みが消えたりすることはあります。

私もそういう施術を過去に習得していますから、

目の前で痛みが消える光景を何度も見てきました。

しかし、『取るべき緊張が解放されているわけではない』ことが、今の緊張に直接アプローチする施術を通じてわかっています。

取るべき緊張が奥に隠れると、痛点がぼやけるので和らいだ気になると解釈しています。

自律神経の仕組みは、生きている人間に共通の仕組みです。

今は、昔と違って自律神経の緊張を解放する技術があります。

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岡山市 整体院 ほぐし庵

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