顎が痛くて口が開かない・頭がボーッとする40代女性
顎関節症と頭がぼーっとするみたいな不定愁訴を主張される方がおられます。
当院での実績では、顎関節症だから不定愁訴が出ているわけではなくて、
顎関節症も不定愁訴も体に緊張が溜まった結果の症状で、双方とも原因はストレスと自律神経が関わる緊張、主に他の部位に溜まった緊張からの影響が多いです。
※2013年3月25日にアップしたこの記事を2023年11月10日に見やすく編集しました。(改善経過の動画をわかりやすく一つにまとめトップに掲載、解説の追記)
顎が痛くて口が開かない・頭がボーッとする40代女性の施術
初回から3回目までの改善経過を動画にまとめました↓
お身体の状態
「一ヶ月前から、口が開かなくて右アゴに痛みがあります。」
「同時に、頭もボーッとして元気が出ない。暇があったら寝ていたい状態です。」
40代女性。
専門学校の発表会のお疲れとカゼが重なり、お辛さが一気に出たみたいです。
施術ポイント
口が開かない・頭がぼーっとする
- 全身を覆うストレス系緊張(部分的に強いのは、肩・胸・腹部)
- 下腹部内部(内臓系周り)に溜まった緊張と頭部の連動
自律神経がかけている緊張に対し自然な解放を促す施術
自律神経が起こす筋反射を利用した整体チェック法で、からだに溜まった緊張を一つ一つ捉え解放を促していきます。
マッサージやストレッチなど刺激は入れない施術です。
改善経過
初回施術
初回施術前開口動画↓
良くあるケースの顎の不調ですが、緊張が重度で頭がボーッとして全くお元気がありません。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
ストレス系の緊張が全身を覆っていますが、特に肩や胸やおなかに反応してきます。
温度差ストレスからくる下腹部内部の緊張の影響が頭までかかっていて、これがボーッとする感覚の主因みたいです。
複数出てくるマスキングにひもつく緊張の解放と確認を繰り返して。
初回施術後開口動画↓
口が開いてきました。
最終的に、
頭のボーッと感は、10分の2まで減り、
顎の痛みは、10分の3くらいまで減りました。
2回目施術(前回から1週間後)
2回目施術前開口動画↓
前回の状態を維持しています。
「痛みは、あくびの時だけ初回の半分くらいの痛みが出ます。」
「頭のボーッと感はなくなりました。でも、眠いのはあります。」
「動作がまだ鈍くて、下のものを取る時とか、小走りしにくい。」
初回に比べるとかなりお元気になられて安心しました。
しかし、まだ、お辛い方レベルの緊張層が潜んでいる感じで、歪み感が伝わってきます。
前回同様の施術で、気にならないレベルで終了。
3回目施術(前回から3日後)
用事のご都合で早いご来院になりました。
3回目施術前開口動画↓
さらに開口が楽になっています。
「アゴ楽です。頭も完全に取れたし、全身の不調がだいぶ無くなりました。」
お元気そうです。
よかった。
「痛みとしては、正座で右ひざが痛いんです。正座から立つときも痛くて。」
前回同様の施術を行います。
ストレスの反応がかなり減っています。
途中、顎の痛みも少し出てきましたが、
工数少なく、緊張調整、三軸調整で、
「膝楽です。正座で痛くない!」
気になるところが無くなって終了。
3回の施術を通じて、戻りが無く、これで一つの区切りになると思います。
確認用ビデオの公開許可をお願いしたら、お客様の声まで進んで書いてくださいました。
ゆうこ様 ありがとうございました。
ゆうこ様はかなり重度の緊張の重なりがありましたが、パターン的にはよくある顎関節症の緊張リレーションでした。
他の顎関節症で悩まれている方も9割以上の方が同様です。
つまりは、温度差ストレスや心的ストレスの影響で全身に緊張が溜まり、体がねじれ、腰周りや頭部の連動から、顎の関節円板のズレが戻りにくくなっていたわけです。