数値に出ないこと
私は、マラソンや武道をかじっていた関係で、自分の体重をコントロールすることはよくありました。
以前、会社員をしていた頃、職場の女性とダイエットの話になり、
「簡単だよ」
と言ってしまったことがきっかけで、その方に、私が組んだダイエットプログラムを提供したことがあります。
その時、お勧めしたのが "サーキットトレーニング" 。
きついというイメージがあるかもしれませんが、心拍数を意識しながらセットを徐々に増やせば無理なく行うことができます。
もう一人、同じグループの女性に入ってもらい、ポイントとなる寸法を測っていただき開始。
場所をとらないので、自宅で2畳ほどのスペースがあればできます。
一ヵ月後、二の腕の数値がセンチ単位で変わっていて、測定していた女性が驚いていました。
ただ、ご本人は不満そうで、
「体重が1kgほど増えているの」
とのこと。
毎日行うことで、筋肉がパンプした状態がつづき、そこに、開始以前より体液が多く存在することになるので、脂肪類の燃焼を差し引いても体重増加という現象が一時的におきます。
筋肉が活性化された状態になるだけで、筋肉量が極端に増えてムキムキになることはありません。
むしろ、長期的には、余計な筋肉は取れていく傾向がでてきます。
そのことを説明しても理解してもらえず、この方はプログラムを中止してしまいました。
もったいないですね。
目的は何だったのでしょう?
魅力的になること? or 自己満足?
最近、近くのフィットネスからのご来院が増えてきました。
時間内で、みんなで周りながらサーキットトレーニングをするらしいです。
年齢層も幅広いみたいで、各自の体力に合わせて無理なく行えるようになっていることがわかります。
ダイエットは色々ありますけど、汗をかくことも大切ですね。
“体力" がついて動きが若返り、
“我慢" ではなく、"がんばろう" という気持ちから生まれる魅力。
数値にはなりませんが。
そういえば、私は最近、運動不足。
近くにいいところがあるなと思ったが、"女性専用"
残念!