坐骨神経痛の痛みでトイレに座れない状態

2016年12月13日

「トイレに座れない状態なんです。」

「なんとかお願いします。」

30代女性。

 

左のお尻から足首にかけて強い痛み。

一年前にも同様の症状で病院にかかり、ヘルニアの診断。

 

今回は行きつけの整体院に2回通ったが変化がなくご来院。

坐骨神経痛のよくあるケースと思われます。

 

チェック法でチェックしながら無痛の技をかけていきます。

カラダの緊張解除と股関節、背骨4ヶ所のズレを調和。

緊張バランスの調整を行い確認。

 

「座るのが楽です。」

「半分以下の痛みです。」

 

簡単なケースと思い調整を続けましたが、

「さっきより痛みが少し増してきました。」

 

一番つらい太ももからは強いストレス系の反応が出ています。

「マッサージとかされていませんでしたか?」

「はい。一生懸命揉んでいました。」

「こうやって太ももをグーッと押さえていると楽なんです。」

 

筋骨格系の問題だけでなく、ご自身がおこなった強い刺激によって複雑化していますね。

カラダの防御反応が出ていますから、反応の再チェックと解除をして、痛み半分のまま終了。

 

 

(2回目 1週間後)

「あれから薬を飲まなくても眠れるようになりました。」

「歩くときの痛み、座った時はお尻はマシで、太ももの裏の痛みだけになりました。」

「あと、立ち上がったらカラダを伸ばせない感じがあります。」

 

チェックしていくと、ふともものストレス系の反応が主で、カラダの防御反応に対しての施術を繰り返しました。

主の腰掛時の太ももの痛みは10→3レベル、その他も改善して終了。

 

「 ”うらじゃ” の付添に参加してもいいですか?」

え!?

楽になってきたってことですね。

 

(3回目 8日後)

「だいぶ楽に座れます。歩くのも楽です。」

「ただ、くしゃみでお尻からふくらはぎまでがズキンと痛みます。」

 

カラダ内部も含めて緊張バランスを調和させて、くしゃみ対策。

後は、前回同様のストレス系対処を、反応が消えるまでおこない終了。

 

まだ、痛みゼロではないですが、刺激をいれたことでの障害と思われ、整体の範疇外のため自然治癒を待たなければいけません。

ご本人も、これでご卒業を意識されていて、生活習慣の質問をたくさんいただきました。

 

一番大切なのは、辛くなっても ”揉まない” ”叩かない” ”押さない”

お辛くなったら病院で検査。そして、自律神経に着目した整体などで、刺激を入れない対処をすることが改善の早道になります。