坐骨神経痛の痛みでトイレに座れない状態
「トイレに座れない状態なんです。」
「なんとかお願いします。」
30代女性。
左のお尻から足首にかけて強い痛み。
一年前にも同様の症状で病院にかかり、ヘルニアの診断。
今回は行きつけの整体院に2回通ったが変化がなくご来院。
坐骨神経痛のよくあるケースと思われます。
チェック法でチェックしながら無痛の技をかけていきます。
カラダの緊張解除と股関節、背骨4ヶ所のズレを調和。
緊張バランスの調整を行い確認。
「座るのが楽です。」
「半分以下の痛みです。」
簡単なケースと思い調整を続けましたが、
「さっきより痛みが少し増してきました。」
一番つらい太ももからは強いストレス系の反応が出ています。
「マッサージとかされていませんでしたか?」
「はい。一生懸命揉んでいました。」
「こうやって太ももをグーッと押さえていると楽なんです。」
筋骨格系の問題だけでなく、ご自身がおこなった強い刺激によって複雑化していますね。
カラダの防御反応が出ていますから、反応の再チェックと解除をして、痛み半分のまま終了。
(2回目 1週間後)
「あれから薬を飲まなくても眠れるようになりました。」
「歩くときの痛み、座った時はお尻はマシで、太ももの裏の痛みだけになりました。」
「あと、立ち上がったらカラダを伸ばせない感じがあります。」
チェックしていくと、ふともものストレス系の反応が主で、カラダの防御反応に対しての施術を繰り返しました。
主の腰掛時の太ももの痛みは10→3レベル、その他も改善して終了。
「 ”うらじゃ” の付添に参加してもいいですか?」
え!?
楽になってきたってことですね。
(3回目 8日後)
「だいぶ楽に座れます。歩くのも楽です。」
「ただ、くしゃみでお尻からふくらはぎまでがズキンと痛みます。」
カラダ内部も含めて緊張バランスを調和させて、くしゃみ対策。
後は、前回同様のストレス系対処を、反応が消えるまでおこない終了。
まだ、痛みゼロではないですが、刺激をいれたことでの障害と思われ、整体の範疇外のため自然治癒を待たなければいけません。
ご本人も、これでご卒業を意識されていて、生活習慣の質問をたくさんいただきました。
一番大切なのは、辛くなっても ”揉まない” ”叩かない” ”押さない”
お辛くなったら病院で検査。そして、自律神経に着目した整体などで、刺激を入れない対処をすることが改善の早道になります。