長く口を開けていると後で痛くなる

「歯科にかかっているんですが、長く開けるのがしんどいんです。」

「後で痛くなったり、開かなくなったことも2回あります。」

「腰も痛くなることがあります。」

 

20代女性。

 

開口は十分ですが、

アゴに触れてみると関節円盤のズレがあり、左右の形状と動きのアンバランスが生じています。

 

良くあるケースです。

動画ではわかりにくいので、左右差をお客様にも触って確認していただいてスタート。

 

整体チェック法でチェックしながら無痛の技をいれていきます。

チェック法でリレーションをとると、

アゴは、

  • 下腹部内部の緊張との連動 70%
  • 肩の影響 20%

肩は、

  • 股関節からの緊張連動 100%

腰と股関節は、

  • 下腹部内部の緊張との連動 100%

 

下腹部内部の緊張が元になっていて、その要因は冷え(体内の温度差)です。

マスキングに合わせて解除して確認。

 

アゴに触れて確認すると左側の突起が少なくなっています。

「あ、消えてます。」

 

まだ、アンバランスがあるので再調整。

確認で、

「揃ってきています。」

 

数回微調整を繰り返して、満足していただいて終了。

冷え取りのアドバイスをお伝えしました。

 

(2回目 5日後)

「あの後、歯科治療に行ったんです。」

「全然辛くなかった。後で痛くもならなかった。」

 

よかった。

「今日は仕事の終わりなので背中が痛いです。」

 

アゴに触れてみると戻っている感じではないです。

今日の施術で、メンテナンス間隔に持って行けると思います。

 

チェックすると、まだ冷えからの内部緊張は反応します。

マスキングもまだ出てきます。

でも、さほどの量ではなく、複雑さもありません。

 

解除して確認で、

「背中楽です。」

 

冷え取りを続ければ、一か月ごとのメンテナンスで大丈夫でしよう。

 

食事中の片噛みで一時的に関節円盤がズレたとしても、本来は自然に元に戻ります。

カラダに戻す力があるからです。

 

なぜ、戻らなくなる場合があるのか?

  • 冷えなど継続的な要因が緊張の元になっている
  • 各部位の緊張連動は末端に向けて解放される

よって、

  • 緊張連動から、アゴ周囲にアンバランスが生じやすい
  • 顎関節周囲がカラダの影響で緊張している

つまり、歪みのテンションがカラダからかかった形で、アゴ周囲にも緊張が加わった状態なので、

関節円盤にとってはズレた位置のほうが居心地が良いのです。

 

カラダ内部の緊張や各部位のバランスを順序良く取っていくと、関節円盤は自然に元に戻っていきます。

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