左腕を長く上げられない

「左肩を上げる時間が長いと肩に痛みが出るんです。」

「半年前からで、物を持つのが辛い。」

 

ご紹介でご来院。50代男性。

 

今は完治していますが、9ヶ月前に右足を事故で傷めてられます。

サポーターをされているので、まだ、右足をかばってられるのでしょう。

 

挙上で左肩に痛み。

後ろに腕を引くと痛み。

 

整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

筋骨格系50%、冷えによる内部の緊張との連動が50%。

筋骨格系は、左足、左股関節、左背部が反応。

 

右足の事故以来、右足をかばってきた影響でしょうか?

左下半身の緊張の影響が、結果的に左肩に影響しています。

 

左下半身の使い疲れは、他の緊張のマスキングで覆われています。

他の緊張とは、冷えによる内部の緊張との連動で起きているものです。

 

解除して確認。

 

挙上が動きやすくなっています。

後ろに引いていただくと可動域があがっています。

 

「まだ、左肩に突っ張りがあって、左肩甲骨の中に違和感があります。」

 

数回、確認と解除で微調整をおこなって、動きの痛みは無くなり、物を持つ確認。

椅子はいかがですか?

 

「あ、大丈夫です。前は、こんくらいの重さだったら絶対無理だったから。」

 

右足をかばってきた左下半身の使い疲れ、本来は休めば自然に消えます。

しかし、使い疲れを覆うように緊張がかかっていたため、自然に抜けずに溜まっていった。

結果、左肩が吹き出し口になっていたケースです。

 

(2回目 1週間後)

「肩、調子いいです。」

よかった。

 

今回は、使い疲れは反応してきていません。

冷えの関係を解除して違和感なく終了。

 

事故がきっかけではありましたが、冷えが根本要因だったことになります。

 

疲れても休めば元に戻る。

この自然な体調を維持するために、

冷え取りはとても有効な習慣となります。