スポーツの後に口が開かなくなる不調に悩む高校1年生女子

2024年11月14日

上記、『スポーツの後に口が開かなくなる』高校1年生女子の改善経過動画を以下に解説します。

スポーツの後に口が開かなくなる不調に悩む高校1年生女子の施術

お身体の状態

バスケットボールの部活の後に、口が途中で開かなくなる不調に悩む高校1年生女子。

この不調は、中学生からバスケットボールを始めてから出始めました。

施術ポイント

主に下腹部内臓系周囲に溜まった緊張が整体チェック法に反応しました。

自律神経がかけている緊張に対し自然な解放を促す施術

からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図
からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図

自律神経が起こす筋反射を利用した整体チェック法で、からだに溜まった緊張を一つ一つ捉え解放を促していきます。

マッサージやストレッチなど刺激は入れない施術です。

改善経過

バスケットボールの部活の後に口が開かなくなる症状は2回の施術で改善。

小学校からあった顎の鳴りは、5回の施術で安定傾向が見えてきました。

初回施術

開口施術前
初回施術前開口
部活の後ではないので、開口はましな状態。しかし、開口は十分でなく制限がかかっている
部活の後は引っかかりの手前で口が止まる
部活の後の開口
部活の後の開口(引っかかりの手前で口が止まる)
顎関節症以外の不調
  • 右腕の回しにくさ
  • 肩の強いこり
施術後の開口
施術前後の開口比較
初回前後開口比較_開口アップしています

開口アップ。顎の鳴りも減った。

右腕の回しにくさ、肩のこりは解消。

3回目施術前ヒアリング

部活後に口が開かなくなるのは無くなった

「顎の鳴りは大きく鳴る」

6回目施術前ヒアリング(部活直後のご来院)

音鳴らなくなって、開きにくさも出ていない

「部活後だからか、上向くと肩にくる(コリ)」

6回目施術前の開口
6回目施術前の開口_初回と比較すると十分な開口の改善が確認できています

初回と比較すると十分な開口を確保できています。

Googleマップの口コミに施術の感想を書いてくださいました。

昔からあった顎関節症の施術をしてもらいました。歯医者などでは直るか分からないと言われました。

ですが、ほぐし庵さんに何度か通ううちに音が小さくなって他の不調も通ううちに解消されました🙌🏻感謝しています。

GoogleMAPクチコミより

スポーツ(部活)の後に口が開かなくなる現象の考察

6回目が部活直後のご来院であったことから、

  • 部活後に口が開かない現象はでていないことが確認できた
  • 部活の疲労による影響が6回目施術前後で測れる

緊張の減りは前後屈の可動域にも現れていたので、それで考察していきます。

部活によって体にかかった緊張量を測る

5回目で安定が確認できた後、6回目は部活直後の来院。

つまり、6回目の施術前後の可動域の変化から、部活によりかかってくる緊張の量が測れます。

後屈比較(初回-6回目施術前-6回目施術後)

背中上部の柔軟が向上

初回の後屈と6回目の施術前後の後屈の比較図
6回目前後で背中の柔軟が明確にアップ

前屈比較(初回-6回目施術前-6回目施術後)

前屈が向上。手首が着いている。

初回の前屈と6回目の施術前後の前屈の比較図
6回目前後で前屈の柔軟が明確にアップ

部活では緊張が結構かかっていて、ハードなトレーニングと言えると思います。

乳酸理論より自律神経理論

昔は筋肉に乳酸が溜まって動けなくなるという理論が通っていました。

今は、自律神経が、呼吸器系など体の状態を検知して、筋肉に緊張を入れて制限をかけてくると言われています。

つまり、筋肉で起きている現象ではなくて、自律神経系(脳)が異常事態を検知して、筋肉に緊張を入れて制限をかけてくるわけです。

スポーツ(部活)の後に口が開かなくなった現象について

緊張の蓄積と許容範囲の図
緊張の蓄積と許容範囲の図

初回、徐々に溜まって抜けにくくなっている緊張(残緊張)の蓄積が、許容範囲に対して余裕がない状態だった。

部活で脳が制限をかけてくる緊張で許容範囲を超えてしまう=口が開かないという症状が出る

3回目以降、

徐々に溜まった残緊張を施術で減らすことで、部活による緊張がかかっても許容範囲を超えなくなった=口が開かないという症状が出なくなった。

このように考えています。

からだに溜まった緊張をきっちり取っていくということはとても大切です。

緊張の自然な解放を妨げないようにするためには、自律神経の特性を理解することが大切で、つらい箇所を揉んだり刺激を入れるとその時は気持ちよいし、一時的に楽になるのですが、刺激に対して自律神経が2時間後くらいに刺激箇所に緊張を入れてくることが証明されています。

39℃くらいのぬるいお湯にゆっくり浸かったり、睡眠を増やしたり、刺激を入れない自律神経に着目したセルフメンテナンスがよいです。