「股関節の痛みは病気の影響ではないから」パーキンソン病60代女性
パーキンソン病は整体では改善しません。
しかし、パーキンソン病と診断がついたことで将来への不安が生まれ、その不安ストレスによる影響は、自律神経を通じて緊張という形で筋肉にかかり動きの制限が生まれる。
さらに、緊張が溜まることで痛みに至る場合があります。
お電話いただいた時は、病気による影響が大きいのではないか?と、お断りを意識しましたが、「股関節は病気の影響ではない痛みです」とおっしゃられたので施術をお受けいたしました。
「股関節の痛みは病気の影響ではないから」パーキンソン病60代女性の施術
改善ビフォーアフター動画
初回ヒアリング:お体の状態
- 股関節の痛み(一番つらい)
- 口が開かない(食事がつらい)
- 右手の動き(小さい動きがしにくい)
- 右足が重い(太もも・ふくらはぎの張り)
- ベッドから起きにくい(補助が必要)
経緯
3年くらい前から、右手と右足の調子が悪くなった。
- 字が小さくなってくる
- 右足が重い
1年半前にパーキンソン病と診断された。
5ヶ月前から、
- 股関節の痛み
- 太ももとふくらはぎの張り
が出るようになり、右足に強く感じる。
股関節痛が鍼治療で改善無くご来院。
60代女性。
検査手法【整体チェック法】でみた施術ポイント
自律神経の特性を利用した『整体チェック法』による緊張のチェックで、不調について緊張リレーションをチェックすると。
- 股関節の痛み:右脛に溜まった緊張と頭部緊張との連動
- 口が開かない:頭部に溜まった緊張の影響
- 右手の動き:病気の影響が強いかもしれない
- 右足が重い:頭部に溜まった緊張との連動(病気の影響もありそう)
他、
- 首のつっぱり:頭部緊張との連動
- 腕の上げにくさ:頭部緊張との連動
- 後屈がこわい:頭部緊張との連動
頭部に溜まった緊張が主となって、他部位と連動している緊張リレーションでした。
立位で後ろに反る後屈は、「反るのが不安で怖い。これは病気の影響です」とおっしゃられています。
自律神経がかけている緊張に対し自然な解放を促す施術

自律神経が起こす筋反射を利用した整体チェック法で、からだに溜まった緊張を一つ一つ捉え解放を促していきます。
マッサージやストレッチなど刺激は入れない施術です。
施術経過
初回施術
仰向けになっていただいて、検査手法である整体チェック法の反応を利用しながら、緊張の解放をおこなっていきます。
ある程度、緊張が減ったところで、
動いていただき不調の確認
ベッドから起き上がる時に手助けが必要な状態。
足の開きで股関節の痛みは、
「右はましになりました。左は少し痛い」
挙上は、
「上げやすくなっています」
後屈の怖さ、
「さっきよりましです」
足の張り
「張りが減っています」
再ヒアリング追加
整体チェック法の反応から、緊張が溜まった主となる要因(ストレス)を、ある程度明確に絞らないと核となる緊張の解放が進まないと判断して、再ヒアリングをおこなう。
- パーキンソン病と診断されて将来に対する不安
- 打ち込んでいる趣味が継続できるかどうかの不安
これらが明確になった。
再施術
数回、緊張の解放と確認を繰り返して、
- 股関節の痛み:消えた
- 開口は少し楽に
- 右足の重さ:半分以下に減った
- ふくらはぎの張り:わずかに残る
- 後屈の怖さ減った
- 首や挙上しにくさは消えた
状態で終了。
今後の改善スケジュールと習慣改善をお伝えしました。
2回目ヒアリング
「足が軽く感じる。股関節の痛みは戻りがある」
「後屈は前よりこわくない」
「病院の検査があって、ベッドから起きる時にスッと起きれて、付き添いの姉がびっくりしていました」
3回目ヒアリング
「股関節の痛み無くなりました」
「太ももとふくらはぎの張りはまだ気になる」
「開口は前より良い」
4回目ヒアリング
「動きは全体的に前より良い」
「足の重さや張りは、前ほどではなくなった」
「右手の動きはそんなに悪くないです」
股関節の可動域比較図

股関節の可動域は改善方向に開き、足首を余裕で持てる方向に上体の引き寄せができている。
肩の高さの左右差もチェックすべきポイントで、体全体の硬さと捻じれが改善に向かっている。
まだ、ゆがみや傾きに課題が見られる。
整体所感
パーキンソン病による影響で、3年くらい前から、右手で文字を書いたりの細かい作業がしにくくなったり、右足が重く動かしにくいという症状が初期症状としてでていた。
診断がおりて症状が悪化していき、股関節の痛みでご来院。
体に溜まった自律神経の緊張を減らしていくと、
- 施術ベッドでの寝起きに手を貸さなくてよくなった
- 院内で歩いたり動きのスピードが速くなった
- 開口は食事で困らなくなった(開口にはまだ課題あり)
- 股関節の痛みは2回の施術で出なくなった
- 意外と手の動きの不自由さにも変化が見られた
意外と自律神経の緊張の蓄積の影響の割合が多かった。
不安ストレスと自律神経の緊張の蓄積
今回は、病気の診断からくる不安ストレスが鍵となり、それによる緊張の蓄積が、各部位の筋肉の動きや痛みに大きく関わっていた事例でした。
- パーキンソン病と診断されて将来に対する不安
- 打ち込んでいる趣味が継続できるかどうかの不安
常に意識しているストレスなので、緊張が体にかかったまま残りやすく、溜まっていったものと思われます。
自律神経の緊張の蓄積が動きに制限をかけたり、痛みを発したりにつながります。
整体で病気は治りませんが、緊張を減らす施術が、おつらさ軽減の一助になった事例でした。
刺激による体の防御反応も関わっていた
体が硬くなるのでご自身で揉んでらしたみたいで、その防御反応による緊張もたくさん整体チェック法に反応していました。
筋肉なので、物理的に施した直後は柔らかくなりますが、刺激に反応して自律神経(脳)が刺激箇所に緊張をかけてくるため(防御反応)、最初より硬くなることが実験で証明されています。
肩たたきの実験結果グラフ:
2013/2/19放映 カスペ『間違いだらけの健康ジョーシキ』より抜粋【肩こりは揉んでも治らない】東京女子医科大学東医療センター 神戸克明先生(整形外科医) 肩たたき前後の肩の硬さの推移(肩の硬さを計測機で測って、肩を叩いた後、硬さがどの様に推移するかの実験)
左肩:初期硬度 35 → 2時間後の硬度 46
右肩:初期硬度 30 → 2時間後の硬度 34
自律神経の特性は生きている人間共通なので気を付けたほうが良いです。
私も過去に経験がありますが、症状が慢性化する要因は、この防御反応がかかわって起きていることが多いです。
肩回しの実験結果:
2013/2/19放映 カスペ『間違いだらけの健康ジョーシキ』より抜粋【肩こりは揉んでも治らない】東京女子医科大学東医療センター 神戸克明先生(整形外科医) 肩こりの人が肩回しをした後の肩の硬さの推移グラフ(肩の硬さを計測機で測って、肩を回した後、硬さがどの様に推移するかの実験)
左肩:初期硬度 30 → 2時間後の硬度 38
右肩:初期硬度 29 → 2時間後の硬度 33
無理に動かすことも同様に防御反応が起きることがわかっています。
調子悪い箇所を過剰に動かさないことが大切と考えています。
自律神経の緊張を減らす健康法
不調があったほうが変化がわかりやすいこともあり、おつらさ改善系の整体として営業していますが、
自律神経の緊張を減らす技術は、体のパフォーマンスアップを図ることができる健康法です。
お辛さが出てなくても、メンテナンスを通じて機能改善をしていきます。
岡山市 整体院 ほぐし庵
Address : 岡山市南区築港新町2丁目11-10
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