顎の鳴りの改善経過 20代男性

2023年12月3日

顎の鳴りは関節円板のズレによって発生します。

関節円板のズレはボディ側に溜まった緊張の左右差によって、筋膜のテンションバランスにねじれが生じて発生します。

体に溜まった緊張を減らすことで顎の鳴りは解消されます。

※2010年4月10日にアップしたこの記事を2023年12月3日に見やすく編集しました。(改善経過の動画をわかりやすく一つにまとめトップに掲載、解説の追記、4回目と5回目の施術経過追加)

顎の鳴りの改善経過 20代男性の施術

初回から5回までの改善経過をまとめています↓

お身体の状態

「7年前から顎の鳴りが出始めました」

開口ごとに音が鳴る状態。

20代男性。

施術ポイント

  • ボディ内部(内臓系周囲)に溜まった緊張による筋膜を通じた関節円板のズレ

自律神経がかけている緊張に対し自然な解放を促す施術

からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図
からだに溜まった緊張で不調が発生し緊張の解放で不調が改善するイメージ図

自律神経が起こす筋反射を利用した整体チェック法で、からだに溜まった緊張を一つ一つ捉え解放を促していきます。

マッサージやストレッチなど入れない施術です。

施術経過

初回施術

初回施術前開口動画↓

顎が開口に合わせて右にズレて音が鳴っています。右耳付近の顎関節の出っ張りを見ていただけたらわかりやすいです。この方は軽いケースですね。

初回施術後開口動画↓

初回施術後、開口時の顎関節の左右差は少し改善したが、まだ、安定感は少ない。音も鳴っているが鳴りの頻度は減った。

2日目施術(前回から7日後)

2回目施術前開口動画↓

2回目、施術前での比較。一週間経ちましたが、顎が右にズレることなく良い位置におさまっています。

ご本人も、「前より調子よい」と、経過がよいので、次回は間隔を開けました。

3回目施術(前回から20日後)

3回目施術前開口動画↓

3週間経つと、開閉タイミングによっては、少し右の出っ張りがでるようになりました。それに合わせて音も鳴ります。

間は開きましたけど、初回ほどのズレは発生していないですよね。

施術後は、また、良い状態で落ち着いています。

4回目施術(前回から23日後)

4回目施術前開口動画↓

「普段、鳴りが少なくなってきた」

確認でも顎の鳴りが確認できませんでした。

5回目施術(前回から一カ月後)

5回目施術前開口動画↓

    普段の顎の鳴りが無くなってきた。

    整体所感

    冒頭に書きましたが、顎の鳴りの大半は、ボディ側に溜まった緊張の左右差によって、上顎と下顎の間にある関節円板がズレることで発生しています。

    そこには、筋膜のねじれが関わっています。

    筋膜が全身を覆っているため溜まった緊張の偏りによりねじれや引き合いが起きる
    緊張の蓄積の左右差は斜めのテンションを生む
    緊張のアンバランスで関節円板がズレる

    体に溜まった緊張を減らすと、その場で顎の鳴りに変化が起きるケースが大半です。

    緊張は、筋肉の筋膜よりは、主に内臓周囲にかかることが主なので、自律神経の仕組み(脳)に緊張の解放を促す技術で緊張を減らしていきます。