3週間前からの顎の痛みと腰痛 50代男性の改善経過
つらい箇所に原因はない。
これは、整体で扱う不調の大半で言えることで、他部位からの影響、からだ全体で影響し合うことで結果的にその箇所に不調が出ているということです。
今回、からだに付帯した緊張を減らすことで、開口・腰痛・手首の痛み・股関節の可動域が変化していきました。
動画公開の許可をいただけたので、開口は動画を貼り付けております。
3週間前からの顎の痛みと腰痛 50代男性の改善経過
5回までの開口の変化を動画でまとめました。
からだの状態
「3週間前に顎の痛みと腰痛が同時にきて」
「仕事柄、3年前から右手首の痛みにも悩んでいます」
紹介でご来院。50代男性。
動きの確認で、
- 口が開きにくい
- 肩首のこり
- 右手首は今は違和感
- 左股関節の可動障害
腰痛は仕事中に出るみたいです。
施術経過
整体チェック法でチェックしながら、自律神経がかけている緊張の解放を促し、溜まった緊張を一つずつ減らしていきます。マッサージやストレッチなど、不要な刺激は入れません。
自律神経による緊張は主に下腹部内部の筋膜に溜まっています。
緊張リレーション:
- 開口⇔下腹部内部の筋膜
- 右手首の不調⇔左股関節の緊張(可動障害)
- 左股関節の緊張⇔下腹部内部の筋膜
このような連動(引き合い)が発生していました。
ヒアリングから、緊張を生むストレスの一つとして、3週間前に明確な不安ストレスがあったことがわかりました。
ある程度緊張が減ったところで動きの確認。
「肩大丈夫です。」
「首のツッパリやこり感なくなってきました。」
「前屈、楽に曲がります」
「股関節動きやすいです。」
さらに緊張の開放を促し確認。
「挙上スムーズです。」
「上向きさらに楽です。」
「肩はさらにこりが減っている」
「前屈、さらに楽です」
「股関節、真横まで開いてますね」
「顎も開いている気がします」
2回目以降、施術前ヒアリングで経過をみる
術前ヒアリング | |
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2回目ヒアリング (前回から11日後) |
手首は痛くならなかったです。3年間も痛かったのに。 顎の痛みは、食べるものによっては痛みが出るけど、そんなに食べるのに差し支えない。 腰は仕事中、地味に痛いのがでます。 動きの確認で、左股関節の可動域は良い状態を維持、かえって右の股関節のほうが制限がかかっています。 |
3回目ヒアリング (前回から3週間後) |
手首は痛まないです。多少の違和感を感じることはありますが。 顎は、全くなんにも感じないことがあります。ふとした時に痛みを感じるくらい。 仕事中に中腰で左腰に痛みを感じることがあります。 |
4回目ヒアリング (前回から2週間後) |
調子いいです。ほとんど顎気にならない。引っかかりも小さくなってきた。 肩が痛いのが出てきましたけど、手首は問題ないです。 仕事中の腰も気にならなくなってきました。 |
5回目ヒアリング (前回から一か月後) |
もう顎はほとんど何の違和感もなくなりました。 肩が、腕に近いところに痛みが出るようになりました。下の作業の時です。 腰も手首も何ともなくなりました。 |
これで一つの区切りになると思います。
この後は、一か月のメンテナンスで更なる開口の余裕とお身体の余裕につなげていきます。
整体所感
病院で異常がない、整体の範疇の不調に対して、絶対に刺激系の行為でごまかさないほうが良いです。
揉んだりストレッチをかければ、一時的には柔らかくなるし、筋膜も伸びるので楽になったと感じます。
しかし、刺激に対して自律神経の仕組みが反応してしまうので、結果的にその箇所の緊張が解放されにくい状況になってしまうのです。
慢性化していくということです。
私たちは、自分のカラダは自分が一番知っていると考えがちですが、自分で意識して動かせるのはその一部で、大半は、無意識に働いている器官によって管理され、守られています。
つまり、自律神経の特性に逆らわずに改善を進めるということが大切です。
岡山市 整体院 ほぐし庵
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