20歳からの頭痛に加え、めまいと息苦しさを頻繁に繰り返す。30代サーファー

2023年10月18日

「1年半前から、寝起きにめまいや倦怠感が出るようになって、内科で漢方をもらって飲み始めました。」

「さらにひどく悪化した時期を経て、今も、波がある形で不定愁訴が続いています。」

「目の周りのモヤモヤしためまい、頭痛、息苦しさ、だるさ。」

「頭痛については20歳から頻発しています。」

30代男性。

サーフィンをされていて体格の良い方です。

病院も何軒か試されています。

動いていただくと、

肩のコリで手が上げにくく、頭の上で手がつかない。

前後屈で腰はOK。

今のめまいは少し。息は吸いにくい。頭痛は今は治まっている。

整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

整体要因リレーション:

(めまい)

  • 冷えによる内部の緊張との連動 30%
  • ストレス系の影響 20%
  • 太ももや脛の緊張からの影響 40%

(頭痛)

  • 冷えによる内部の緊張との連動 45%
  • ストレス系の影響 25%
  • 肩や首の緊張からの影響 30%

(息苦しさ)

  • 冷えによる内部の緊張との連動 30%
  • ストレス系の影響 20%
  • 太ももの緊張からの影響 20%
  • 股関節の緊張からの影響 20%
  • 首の緊張からの影響 10%

内部の緊張、部位間リレーションなど、整体チェック法に反応する緊張を順序よく解放していきます。

蓄積層が多いです。

チェック法の反応が止まったところで起き上がっていただいて確認。

「あれ?なんですかこれ。軽く手があがる。」

「息は受けている途中でふっと楽になってきたんですよ。」

「後頭部に痛みが出てきました。」

再調整で、

「目のまわりの違和感が少し。頭は大丈夫です。」

「首に痛みが出てきました。」

「あ、うつぶせで頭に痛みが出ます。」

溜まった緊張を順序良く解放していくと、下に潜んだ緊張層が表面化するので、最初に出ていなかった箇所に痛みが出ることはよくあることです。

複数回、確認と調整を繰り返して、

頭下げた時の首の付け根の違和感が少し残る。

間際に腰に痛みが出て少し残る。

他は気にならない状態で終了。

筋力トレーニングはしばらくやめていただくことと、

冷え(体内の温度差で自律神経が乱れる)の影響が強いケースでしたので、冷え取りの最適条件をお伝えして終了。

(2回目 2日後)

「最後に出た腰痛は、あの後自然と消えていきました。」

一週間後くらいでよかったのですが、不安から詰めてのご来院。

他のお辛さの経過確認はタイミングから不明確。

動きの確認では、肩は楽で腕は楽に挙がる状態が維持できています。

同様の施術でお辛さなく終了。

筋トレは徐々に開始していただきます。

(3回目 9日後)

「息苦しさ、だいぶ楽です。」

「気にならんかった。」

「めまいも今のところましです。」

「頭痛は昨日おこりました。」

「トレーニングした後も特に問題ないです。」

動きの確認では、首のこり感が出てきています。

同様の施術でお辛さなくなり終了。

(4回目 23日後)

「調子よかったんですけど、千葉にサーフィンにいってきまして。」

冬もされるのですね。

「その後は問題なかったのですけど、仕事が始まったら不調が出てきて。」

「めまいがひどくてフワフワしてだるいし重い感じです。」

「昨日ジムに行って、特にその後強まった感じです。」

「しかし、頭痛は減りました。あと、息苦しさも前より楽なんです。」

冬のサーフィンによる冷えと会社のストレス。

筋トレ自体は良いことですが、お身体に余裕がないときには追い打ちをかけてしまう場合があります。

息苦しさと、20代からの頭痛も減ってきていますから、

今回のめまいの悪化は、要因が重なったことによる一時的なものと考えられます。

(5回目 1ヶ月後)

「あの後ずっと調子よい状態が続いています。」

「めまいが気にならない。」

「息苦しさも無くなって、昔からの頭痛も出なくなってきました。」

「サーフィンも週一で行っています。」

「筋トレは週三ですね。」

「今日は筋肉痛くらいです。」

一ヶ月あいてこれならもう大丈夫ですね。

今後は1ヶ月半から2ヶ月くらいの間隔でメンテナンスをおこなっていただけたらと思います。

でも、一番大切なのは温度差ストレスの解消ですよ。

【整体的不調要因としての温度差ストレス】

整体的不調は自律神経の乱れにより体に緊張が入り、その緊張の蓄積が許容範囲を超えて痛みやしびれなどの不調として現れてくると言われています。

自律神経が乱れる要因の一つに冷えがあります。

  • 冷たいものを飲む、食べる
  • 手足など末端を冷やしている

これらによる体内の温度差によって自律神経が乱れて起きる緊張が溜まってきます。

溜まった緊張が限度を超えると不調が起きるのです。

対策としては、

  • 半身浴、足湯などの冷え取り
  • 靴下の重ね履き

などが有効です。

温度差なので、夏場などに気付かないうちに溜まっていることが多いです。