意識が変わっていくこと
アゴの整体で来られた20代女性。
噛む時左右の奥歯が痛い、口周りの緊張、口の辛さに連動する頭痛、腰痛、そして、夜も眠れないくらいの冷え。
歯科を受診されていて、レントゲン問題なし、来院前の一週間が特に痛さが激しくなり、マウスピースを勧められたが、ネットで当院を知りご来院。
顎関節症とは少し違うが、顎関節症同様でカラダの緊張がアゴや歯に影響していると感じた。
おカラダの状態のヒヤリングを行いながら、気になるのは、カラダ全体のつらさからか目が伏目がちなこと、「早くなんとかして」と訴えているかの様。
1回目の施術でカラダの緊張が取れ、アゴも奥歯も少し楽になった。
しかし、次の日には戻り、頭痛が発生。腰も辛い。
2回目の施術後は3日ほど楽な状態が続いたらしい。頭痛なし、噛んだ時の痛みは少しましな程度、腰痛は無くなったが、首から背中が痛い。
3回目の施術後。
前回同様、術後は少し楽になる。
同伴のお母様も一緒に、今後の施術方向をお話しする。
すると、娘さんがカラダを曲げて机に伏している。
「大丈夫ですか?しんどいのですか?」
「今の良い状態を保っているんです。」
......。
依存しすぎか?。
5回目。
院に入ってこられるときの目が変わった。
「冷えが酷くなってきました。」
(え?痛みのことを言われない。)
「噛んだ時の痛みは?」
「なくなりました。口周りの疲労感は残っていますが。頭痛も出ていません。」
話の合間。浸かっているフットバスの蓋をずらしてメーカー名を確認されている。
(動き始めた)
施術後、「できるだけ離していきますよ」と、今度は2週間後の予約にしていただいた。
ここまでは、一週間以下の間隔できましたが、娘さんは表情を変えずに了解。
「2週間後でいいの?」とお母様。
娘さんの目はかわっていない。
お母様からお電話があり、2週間後は少し延期になった。
さらに変更があり、伺うと、
「カラダのしんどさはまだありますけど、歯の痛みは再発していません。」
「様子をみながら、またお願いします。」
自律されました。
意識が変わっていくこと、大事ですね。