ピアスの影響

「痛みはありません。アゴが左に歪んできたんです。」

「気づいたのは、高校1年くらいだと記憶しています。」

 

高校3年生 男子。

 

やや下あごが左に寄っています。

口を開けていただくと、関節部分のバランスは酷くはありません。

男子の高1って結構伸びる時期です。

成長時期に何らかの力に順応して歪んだ感を受けます。

 

成長期に何かに順応して歪んだ箇所は短期的には変化しないでしょう。

事前に過度に期待していただかないことをお伝えして施術開始。

 

 

整体チェック法でチェックしながら無痛の技をかけていきます。

歪みの要因として、右のピアスが反応。

いつからつけてられますか?

「高校1年くらいです。」

ピアスを外していただきます。

 

右のピアスの影響を整体チェック法でサーチすると、右の胸鎖乳突筋が反応(首の前面に斜めについている筋肉です)。

仰向けで胸鎖乳突筋の触診をすると、右だけキンキンに張っています。

 

胸鎖乳突筋が片側だけ緊張していると、カラダをねじる動きで可動域の左右差が出ます。

カラダは左右差を避ける方向で動きますから、そのしわ寄せはアゴの方に行くわけですね。

 

全身の緊張バランス、アゴの微調整をして終了。

一緒にビデオで確認します。

顔全体の歪み感は消えていますが、下あごの歪みは予想通り明確な変化はありません。

 

胸鎖乳突筋と右のピアスのことをお伝えして終了。

「ピアスが悪いことがわかってよかった。」

 

納得していただけてよかった。

アクセサリーの影響は今までブログに度々書いてきましたが、

冷え、ストレスに次ぐ要因と言っていいくらい沢山ありますから気を付けたほうがいいです。

 

 

 

顎関節症

Posted by 院長