肩の痛みで目が覚める

「肩が痛くて夜中に目が覚めるんです。」

「腰もいつも痛いですけど、肩をなんとかしたい。」

「昨日、ストレッチのような整体で余計に痛くなって。」

 

20代女性。

 

緊張箇所に刺激が入っているので、防御反応が施術の邪魔にならなけばいいのですが。

 

 

整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

冷えによる下腹部カラダ内部の緊張が何度も反応します。

胸骨、腰仙関節、肩鎖関節、仙腸関節のズレ。

ストレス系の緊張も目立ちます。

 

解除して確認。

「腕が前より上がりやすくなりました。」

「腰は?変化なし。」

 

この後、複数回微調整と確認を繰り返すことになります。

冷え障害とストレスから自律神経が乱れて起きる緊張層が交錯している状態です。

 

冷え関連の緊張層が反応しなくなり、

「肩まわりが楽になりました。まだ少し違和感が左にあります。」

「カラダが良く反るようになりました。でも、まだ腰は痛いです。」

 

痛む位置も確認のたびに変わります。

明らかにストレス痛が残った状態です。

想定解除では対処できない、現在進行形のストレスでしょう。

 

チェック法で反応する技の種類がストレス系であることをお伝えすると、

「最近、以前の大きな失敗のことを夢で見るんです。」

「はっと目が覚めるくらいの夢で...。」

 

これかもしれない。

チェック法で反応を取ると反応してきます。

ストレス系緊張消去法で相対解除を行い確認。

 

「あれ?治った。肩も腰も痛みません。楽です!不思議!」

 

よかった。

自律神経に着目した整体では、ストレスによる痛みにも対処していきます。

ストレスの元をヒアリングでつかんでいなくても弱めることは可能ですが、それが現在進行形で強い場合、その内容を具体的に把握できると解除しやすくなる場合があります。