足裏が痛い
「両方の足裏が痛いです。」
「特に右が強く出ている。」
70代男性。
1年前から発症していて、腰部、頭部、首のMRIで異常無くご来院。
- 足の指が全部痛い
- 豆ができる位置(中足)が痛む
- 踵の外側の痛み
- アーチの痛み
- 足の甲とスネにシビレ
痛点が奥の方にある感覚もうったえられていて、マスキングの影響が考えられます。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
ストレス系の緊張が強く、それを解除しながらマスキングに絡むカラダ内部からの連動を解除していきます。
肩首からの緊張リレーションも度々反応してきます。
確認で、
「甲とスネの痺れが無くなってきた。」
「足裏は痛い。」
再度、解除を繰り返し、
「ちょっと減ってきたかなあ。」
確認と調整を繰り返し、
足裏の痛みが半分程度減った状態で終了。
カラダ内部の緊張が冷えによるものなので、冷え取りのアドバイスをお伝えしました。
(2回目 3日後)
「左はだいぶ楽になってきました。」
「右は点々で痛い感じに変わりました。」
奥にある感じの痛みが少し前に出てきた感じで、前回より痛みが明確になってきたみたいです。
今日あたり本来のポイントにアプローチできるかもしれません。
前回同様、緊張層の解除を繰り返します。
マスキングが前回以上に大量に反応してきます。
解除して確認。
「豆が出てきた。豆が。」
周囲の痛みが取れ、中足の痛みがはっきりしてきました。
再度チェックすると、踵の骨と指の骨の間にズレが2箇所反応してきました。
調整して確認。
「楽!だいぶ楽。」
「もう、10分の1くらいの違和感しか残ってない。」
よかった。
これで、もう大丈夫です。
本来、骨と骨の間のズレは自然にすぐ戻るものなのですが、
緊張層が複雑に覆った状態になっていたので、戻りにくくなっていたわけです。
今回、入れた技の種類と経緯から、
根底には冷えによる機能障害があったと思います。
ですから、痛い箇所に刺激を入れても改善しませんし、
むしろ、カラダの防御反応から緊張層が増えて深刻化してしまう場合があるわけです。