消防士さんの足底の痛み

「4ヶ月前からですが、足底は朝一番が痛いです。」

「あと、かかとを浮かした時も痛いです。」

「仕事中は背中全体が痛たくて、運転でも痛みます。」

 

消防士をされている20代男性。

 

足底は動きだけでなく、押さえても痛い。

背中は後屈で強まります。

 

整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

足底は下腹部の緊張の影響が主です。冷えによるものです。

背中は、マスキング現象とサンドされる形で使い疲れ的緊張層が堆積しています。

解除して確認。

 

反ると、

「あ。腰!楽? いや、まだ少し痛い。」

かかとを浮かすと、

「あれ?だいぶ痛みが減っている。でも、押さえると痛い。」

 

再度、調整。

足底はうつ伏せのまま押さえて確認と解除を繰り返しました。

 

「あ。だいぶ減ってきました。」

「ちょっと起きて押さえてみます。」

「大丈夫です。痛くないです。」

 

腰は?

「腰大丈夫です。けど、背中が痛い!」

 

肩甲骨周辺に残る痛みが目立ってきました。

再度調整で、

 

「すごく反れるようになった。痛み無くなりました。」

「足底も大丈夫です。」

 

今回、冷えによる影響が大きかったです。

そのことと、冷え取りの説明をし始めると、

 

「防火服でものすごく暑くなるんですけど、冷えているんですか?」

 

意外でしょうね。

体内に温度差が生まれると自律神経が乱れて下腹部に緊張が溜まっていきます。

そして、その緊張の連動が今回は足底に出ていたわけです。

 

体内の温度差で考えると、

水分補給時に大量に冷たい飲み物を飲んだり、業務後の解放的なスタイルで、体表と内臓や足など末端との温度差が生まれて自律神経が乱れた可能性があります。

 

実際、スポーツをされている方に整体で言う冷え障害が起きている方が多いですよ。