首から背、脇にかけての強い痛み
「長いこと続いているんですけど、首から肩甲骨の間、そして、脇にかけて痛みが出たままなんです。」
「昨日は左の肘から先にも普通じゃない痛みが出て、今は左腕は弱まっています。」
5ヶ月前、奥様のご紹介で尾骨痛でお越しくださった30代男性。
今度は違う箇所にお辛さがでています。
動いていただくと、腕が突っ張って上に挙げにくい、頭を動かすと上向きや横に倒すとき首肩に強い痛み。
頭を動かすときの痛みの出方が、使い疲れ的でなく不自然な出方です。
医療で異常無いので、ストレス系がかかわっていそうです。
整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。
要因リレーションは80%ストレス系緊張層が反応します。
マスキングなどで複雑化しています。
間接手法の自律神経系の技を使い一つずつ解放して確認。
「手が挙げやすい。」
「でも、痛みは首から脇まで強く残っています。」
具体的ストレス事象と緊張層との連動が強いケースです。
ご本人に協力してもらいながらおこなう、ストレス系の相対解除の手法をかけていきます。
「脇が減ってきました。」
「頭を動かすと痛みが残っています。」
あとは量の問題ですね。
再調整で、
「ぐっと痛みが減りました。」
最終、全体の痛みが消えた状態で終了。
ストレスのかかわりが強かったので、まだ出てくる可能性はありますが、術前のような出方にはならないと思います。
【ストレス痛】
ストレスにより自律神経が乱れて内臓や筋肉(筋膜)に緊張がかかります。
特に自律神経が乱れやすいストレス要因は、
- 責任感
- 感情の抑圧
と、施術を通じて感じています。
日常の慣れた事象であっても、責任感を感じているとカラダのどこかに緊張が入ったりするわけです。
複数の事象が重なると、緊張の蓄積現象が起きて、そのことが終わっても緊張が抜けにくい状態になる場合があるわけです。
ストレス痛のお客様は、年末などに増える傾向があります。