膨満感で内臓が重たい

「背中周りと内臓系が重たいんです。」

「膨満感というんですか。おなか張るような感じで。」

「今もおなかの辺りに感じています。」

「5ヶ月前にピロリ菌は退治したんですけど。」

 

50代男性。

ピロリ菌除去以後も病院にかかっているが、変化があまりない状態。

 

整体要因リレーションのチェック:

(膨満感)

  • 冷えによる内部の緊張との連動 50%
  • ストレス系の影響 20%
  • 背中の緊張からの影響 20%

 

整体要因を取るだけで変化するかどうか?

整体チェック法でチェックしながら無痛の技を入れていきます。

 

マスキング現象が起きています。

奥から内部の緊張が何度も反応してきます。

相対解除の間接手法を使ってそれらを解放。

部位間の連動も解放して確認。

 

「さっきよりお腹がへこんだ感じです。」

「背中は抜けたです。」

 

変化している。

よかった。

 

再調整で、再度マスキングが反応。

関連の緊張層を解放させて確認。

 

「大丈夫です。お腹の張りが消えました。」

 

(2回目 9日後)

「今日は肩首だけに意識が行く感じで、膨満感はだいぶ減りました。」

「ちょっとだけ残っている感じです。」

「ご飯食べても消化している感じです。」

 

肩首と少し残ったお腹の張りが楽になり終了。

 

【整体的要因で起きる膨満感】

膨満感は整体施術だけで消えるとは限りませんが、医療の治療で変化しない場合は整体的要因がかかわって起きているケースもあります。

 

今回は、マスキング現象といいまして、広い範囲で緊張層が覆ってしまう現象がかかわっていました。

それにより、本来、自然に抜けるべき緊張が抜けにくくなる場合があります。

 

マスキング現象は、事故などショックや我慢など無理をした時などに反応して起きることがあります。

 

今回は、ピロリ菌除去治療が反応していて、

治療中に何らかの負担がかかったのかもしれません。

 

マスキング現象も緊張の蓄積現象も、緊張のかかり方で不調の出る場所が変わります。

メカニズム的には、肩こり、坐骨神経痛、腰痛など一般的な整体的不調と同様です。