荷物を持って降ろすときにぎっくり腰になりました

「何年かぶりにぎっくり腰になりました。」

「3日前、荷物を持って降ろすときにグキッとなりました。」

「ほかには腕が上がりにくくて、首がまわりにくいです。」

 

病院で異常無くご来院。

50代男性。

 

痛み止めで痛みは少なくなっていますが、仕事には差し支える状態で上司のご紹介です。

 

動きでは、腰の可動域が少ない。

腕を上げていただくと水平で止まってしまいます。

 

整体要因リレーション:

(腰痛)

  • 内部の緊張との連動 40%
  • ストレス系緊張 20%
  • 肩の緊張との連動 20%
  • 股関節の緊張との連動 15%

(肩甲骨の機能障害)

  • 内部の緊張との連動 40%
  • ストレス系緊張 20%
  • 肩自体の蓄積 20%
  • 股関節の緊張との連動 20%

良くあるタイプの緊張連動で、肩も腰も同時に改善しないと安定しません。

 

整体チェック法でチェックしながら、部位の緊張や部位間の連動を相対解除の間接手法を使って解放していきます。

怪我のマスキングもかかわっていて蓄積も多いです。

 

チェック法の反応が消えて動作の確認。

手をあげていただくと、

「腕が上がってきた。」

 

頭を動かすと、

「首の突っ張りが消えてきました。」

 

前屈と後屈、

「楽じゃ。」

「何これ?」

 

再調整を数回繰り返し、挙上の可動域と前屈・後屈の可動域が徐々に増えて楽になり終了。

 

腰よりは肩のほうに課題が残っている感じです。

 

(2回目 2日後)

「薬はもう飲んでいません。コルセットも着けなくてよくなりました。」

「腰は突っ張り感と、ちょっと動作で不安定な感じがでてきました。」

 

動きの確認では、腕の挙上は少しもどって45度くらいの角度ですが初回ほどではないです。

同様の施術で楽になって、可動域もさらに増えて終了。

 

【部位の連動現象】

整体の範疇の不調すべてに共通なのは、緊張の連動現象が必ず起きているということ。

 

これは、筋膜によって全身が包まれているからです。

したがって、痛みを感じている箇所だけにアプローチしても意味が無いわけです。

 

緊張の連動現象で一番多いのは、内臓系との緊張連動です。

内臓も筋膜で全身と繋がっているからです。

 

つまり、内部との緊張連動を解放させる技術はカラダを整える上でとても大切になります。